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子どもが壊れる家(草薙厚子)

2006年03月19日 01時00分00秒 | 
<日曜は出産・育児のおはなし>

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 この本は最近の少年少女が起した大事件について調べ、その家庭環境などについて詳しく書かれています。

 それからテレビとビデオがこどもの言葉を遅らせるようで、「内容の良し悪しではなく、テレビがついていること自体が問題で、少なくともテレビやビデオは2歳まではみるべきではない」とのことです。最近発語遅れの相談が全国各地からあり、テレビを消して親がコミュニケーションを取ろうとすれば治るようです。

 そういえば我が家でも結構テレビを見せていて、言葉もあんまりしゃべらなかったので、この本を読んですぐにテレビを付けるのをやめて、我が子と接すると、2日でかなりしゃべるようになりました。納得してしまいました。テレビは見せない方が良さそうです。

 それから、少年犯罪を生む家庭の共通項は以下の通りとのことです。気をつけた方がよいと思います。

・家庭内で、おもに母親による過干渉と、父親の存在感の無さが共通して見られる(逆の場合もある)
・過干渉によって子どもの中には「もう1人の自分」が芽生え、次第に攻撃性を強めていく。
・家庭や学校に居場所をなくした子どもは、ゲームやインターネット、ホラービデオなどの「幻想の世界」にのめり込むようになる。
・残虐な映像が頭の中を支配するようになり、現実と空想の境界線が曖昧になっていく。
・ゲームやインターネット、ホラービデオにのめり込む子どもたちを、親が黙認するうちに歯止めが効かなくなる。


 まとめると少年犯罪から得るべき教訓は以下の2点とのことです。

・過干渉しない=子どもを自分の理想にはめ込もうとしない。
・放任しない=ゲームやインターネットとのかかわりを放置しない。


 それから、子どもに対するビデオやインターネット、ゲームについては以下の点に留意すべきとのことです。

・なるべく大人になってから触れさせるようにする
・始めてしまった子どもには、他の興味も持たせるようにする
・どうしても与えざるを得ない場合は、内容を厳しくチェックし、時間制限を設ける。
・一定料金でインターネットをつなぎっ放しにできる契約にしない。→これは無理かもしれません・・・
・子供の個室にパソコン、テレビを設置しない
・携帯用ゲーム機を与えない

 この本は、小さな子どもをもつ親は是非読んだ方がよいと思います。お勧めです!

<目次>
プロローグ
第1章 「普通の家庭」で犯罪が起きた
 少女達の凶行
 平成15年の衝撃
 「普通の子」の異常な犯罪
 子どもをペットにする親
 拒否できない教師
 「本体」が浮上する子どもたち
 3割のクラスで学級崩壊
 子どもたちはお金が欲しい
 家庭の弱体化、学校教育の限界
 親が一番変わった
 知能は普通かそれ以上
 新しい非行の誕生
 携帯電話の登場
 モノを与える子育て
第2章 加害者が育った家
 少年Aの親子像
 嘘泣きを覚えたA
 「お母さんなしで生きてきた犬」
 過干渉で軽いノイローゼ
 万引き
 ホラービデオと自慰
 「何もない、しんどい」
 佐世保女児殺害事件
 育てやすい子
 「佐世保北中を目指せ」
 長崎幼児突き落とし事件
 優等生の顔
 佐賀バスジャック事件
 いじめ
第3章 過干渉とゲーム
 母乳を与える期間
 「もう1人の自分」の形成
 過干渉とは何か
 死を理解できない子どもたち
 山の上の家
 ゲームの登場
 死んだ人は生き返る
 前頭前野が働かない
 テレビとビデオが言葉を遅らせる
 2歳までなら治る
 ポケモン事件が語ること
 大人もゲームでキレる
 格闘ゲームで暴力化が起こる
 ヒーローの悪影響
 ゲームのまとめ
第4章 子どもを飼う親にならないために
 やはりゲームがきっかけになる
 金沢市夫婦殺害事件
 「グランド・セフト・オートⅢ」
 まとめと教訓
 マニュアルを書き直す時がきた
 親の死を夢見た子どもたち
 子どもと向き合う
資料編 前頭前野活性化とゲームのレーティング
 お年玉と読み書き計算
 ゲームのレーティング(格付け)について
 日本の格付け機関 CERO
主要参考文献



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コメント (2)
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