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「下天は夢か(津本陽)」

2006年05月12日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

下天は夢か(1)(津本陽)」
下天は夢か(2)(津本陽)」
下天は夢か(3)(津本陽)」
下天は夢か(4)(津本陽)」


 「下天は夢か(津本陽)」は、織田信長の一生を書いたものです。私の息子の名前に、「信長」から一文字入れることとなった本でもあります^^)

 1986年12月1日~1989年7月30日まで日本経済新聞で連載されていたもので、信長が家督を引き継ぐ頃の話から本能寺の変まで、当時はその他の信長本よりはかなり真実味がある内容でした。

 また、特に前半は血なまぐさい描写が多く、また言葉は「尾張?訛り」で書かれるという特色を持っています。

 信長に興味がある方は、まずこの本から読まれることをお勧めします。

私は現在また読み返していますが、面白いです。


 「下天は夢か(1)」では、信長の父である信秀が、尾張半国を従えて国守大名に成り上る寸前に病死します。内外に敵ばかりの家督を継いだ信長は、骨肉争う内戦を勝ち抜き、勇猛果断な進退と、徹底した諜報調略で、凄絶な乱世を切り開き、遂に強敵今川義元を、桶狭間で討ち取ります。また、吉野との愛情が、唯一の心のやすらぎである日々でもあります。

 「下天は夢か(2)」では、織田軍は、鉄砲と集団戦法によって近代化して尾張全土を平定し、積年の難敵美濃の斎藤家を討滅します。諸国の地侍を結集し、画期的経済策の楽市楽座を成功させ、上洛を果たした信長は、越後の上杉家、甲斐の武田家、中国の毛利家等の戦国大名群から抜きん出ることになり、天下統一の野望をもつようになります。

 「下天は夢か(3)」では、新しい封建支配確立のために真の敵である一向一揆掃討に腐心する信長は、足利将軍義昭の画策する陰謀に危険が絶えません。しかし敵対する比叡山延暦寺を焼き打ちし、浅井・朝倉勢を攻め落し、伊勢長島の一向宗徒を殲滅します。魔王の如き武威を振う信長の心は、次第に疲労してゆきます。

 「下天は夢か(4)」では、天下政権を打ち立ててきた、比類ない明晰な信長は、新しい世を開いた生ける神、不気味な独裁者としての一面も現わしてきます。最強の敵である石山本願寺を征服して、日本全土を支配する「夢」の実現を目前に、予期せぬ奇襲を受けて、本能寺で信長は自刃します。勇将織田信長の人間像を確立した、歴史大作の完結となります。


 なお、続編として豊臣秀吉の「夢のまた夢」、徳川家康の「乾坤の夢」があり、これらもお勧めです!

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<目次>
下天は夢か(1)
 五つ木瓜
 戦鼓
 利刃
 桶狭間
 美濃

下天は夢か(2)
 美濃
 上洛
 風浪
 六天魔王

下天は夢か(3)
 狂瀾
 叡山焼討
 三方ケ原
 幕府滅亡
 疾風枯葉
 極楽幻想

下天は夢か(4)
 長篠
 安土の天主
 地上の神
 武者道
 鷹帰らず
 本能寺


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<今日の独り言>
 2歳1ヶ月の息子は、高熱でママの体調が悪いと、おとなしくしくれたのにはうれしかったです。おまけに、「よしよし」と頭を撫でてくれるのには感涙です・・・^_^)

コメント (1)
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