<金曜は本の紹介>
「なぜか、人とお金がついてくる50の習慣(たかの友梨)」の購入はコチラ
この「なぜか、人とお金がついてくる50の習慣」という本は、エステティックサロンを設立した「たかの友梨(ゆり)」さんが、その人生経験を基に、人生や事業を成功させる秘訣について50の習慣にまとめ、分かりやすく説明したものです。
特に以下のことについて書かれています。
・感謝することが大切
・照れずにゴマをすりまくれ
・わかりやすい説明ができる人は仕事ができる人
・ウソをつかず信頼を高めること
・たくさん遊び、面白い人間になること
・お金は貯めるものではなく使うもの
・夢を持ち本気で頑張れば応援される
・面白そうだと感じたら掘り進めてみること
・即決して、走りながら考えること
・有能な人は人に教えることを厭わない
・電話やメールのレスポンスは最優先すべき
・1000日を越える繰り返しがあって成長を実感できる
・笑顔が肝心
・はじめてのことにいつも挑戦すること
・夢や目標は遠慮せずにどんどん口にすること
・ハングリーな人には最初に甘い言葉をかけないほうがぐんぐん伸びる
・苦境を乗り越えたところは以前より高い場所である
・中途半端はダメ
また、たかの友梨さんも、矢沢永吉さんの「成りあがり」を読んで育ったということに嬉しく思いましたね^_^)
この「なぜか、人とお金がついてくる50の習慣」という本は、とてもオススメです!
以下はこの本のポイント等です。
・ビジネスを成功させるために絶対に欠かせない要素を、たった一つ挙げろと言われたら、「感謝」と答えます。つまり、どんなビジネスも、一人の力だけでは成し得ないと認識するということです。
・私は、ビジネスを成功させるうえでも、偉大なるイエスマン、大いに結構だと思っています。あなたにアドバイスしたいのは、「照れずにゴマをすりまくれ」ということ。ゴマすりというのは、営業ノウハウそのものであり、営業能力が高い人が市場を制するのですから。
・わかりやすい説明ができるということは、仕事ができる人の証明です。お客様や取引先、上司や部下に対して、自分がどういう話し方をしているか、いま一度振り返ってみましょう。あなただけの専門知識を基準に話してはいませんか?
・ウソをつくことで、一時的に何かがうまく回るかもしれません。しかし、ウソをついたという事実は、人々と自分自身の記憶の中に残ります。その記憶は、想像以上にあなたのビジネスをやっかいなものにします。苦しいときにもウソをつかずいやっていると、いつの間にか「信頼貯金」が増えていきます。そして、その貯金は、いざというときにとても役立つのです。
・理想のリーダーになるにはどしたらいいのでしょうか。・一口に言えば、たくさん遊んで、面白い人間になることです。部下たちが、一人のリーダーに本気でついていくとしたら、そのリーダーについていけば、自分の知らない世界に連れて行ってくれると感じるからです。そんな魅力的なリーダーでなければ、もはや人は引っ張れません。
・お金は貯めるものではなくて使うもの。私が、20代の頃に衣食住を節約してまで貯金をしたのは、使う目的があったからです。当時は「日本一の理容師になること」を目的としていましたから、そのために使うお金を準備していたのです。結果的には、フランスでエステティック技術を学ぶために使うことになるのですが、全額使い果たして、ちっとも惜しいと思いませんでした。
・いま私は、当時とは逆に、夢を追う若い人たちを応援する立場になりました。その立場になってわかるのは、夢を持ち本気で頑張っている人のことは、多くの人が損得抜きで応援するのだということ。あなたが、ビジネスの資本金に恵まれていなくても、そんなことで挫ける必要などちっともありません。あなたに熱意さえあれば、動いてくれる器の大きい人が必ず出てきます。
・信頼回復のためにエステティック業界が行ったことは、倒産した会社のお客様を分担して引き受けるということでした。このとき私は、どこの社よりも多くのお客様を引き受ける決意をしました。サロンそのものも数店引き継ぎ、そこでは、前売りチケットの払い戻しにはすべて、理由は一切聞かずに応えました。つまり、よその会社がつくった借金を黙って返すということをしたのです。その金額は数十億円に上りました。しかも、業界の将来性に不安を持った銀行からは担保を凍結され、預金を引き出すことができません。ただでさえ売り上げが激減する中で、いったいどうやってお客様の払い戻し希望に応えたかといったら、会社の資産のみならず、私の個人的な財産も持ち出したのです。それらは、私が懸命に築いてきたものです。他社の失敗によって自分の財産が吸い取られていくことは言葉にできぬ痛みがありましたが、あのときに「お客様を裏切ってはいけない」という信念を曲げずによかったと思っています。それからの数年はエステティック業界にとって厳しいものでしたが、一人ひとりのお客様に誠意をもって対応しているうちに、やがて、去ったお客様が少しずつ戻ってきてくれました。そして、倒産した会社から引き受けたお客様の多くが、いまでは私のところの常連になってくれています。「あのときの、たかの友梨の対応には感激したわ。今後エステに行くとしたら、たかの友梨しかないと思ったもの」こう言ってくれるお客様がいたと知ったとき、私は涙が止まりませんでした。やはり、わかってくれている人はいるのだと。どんな業界でもそうですが、同業他社はライバル。負けるわけにはいきません。しかし一方で、業界そのものの繁栄や信頼はさらに大事です。そうした大きな視野でお金を使うことも、ときには必要。そして、そのときは、並大抵でない覚悟も必要なのです。
・好きな人がいるなら、玉砕覚悟でアタックすべき。「すごく素敵な人がいるけれど、きっと彼もいるだろうし、僕には不釣り合い」こんなふうに思って、自分の気持ちを伝えることにストップをかけたら、実際につき合うことになった人に納得できず、結婚してからも引きずることでしょう。「本当に自分がつき合いたかったのは、この人ではない・・・」自分が傷つくのが恐くてアタックできなかったという記憶は、アタックして玉砕した記憶よりも、実はずっと後を引きます。いつまでも未練たらしくグジグジするしかないところで、人は自分を磨くことができません。あなたは何にアタックしたいのですか?本業さえ大事にしていれば、何だって気の済むまでチャレンジしていいのです。普通の会社員が歌手を目指したって、全然おかしくありません。その代わり、本気でアタックして玉砕したらあきらめる。これこそ人生の醍醐味です。自分の強みを発見したいなら、まずは、本当に自分が切り開きたいと思う道にアタックすること。玉砕を恐れずにアタックすること。そして、玉砕せずに手にすることができたなら、本気でぶつかった分だけ、すごい強みになります。もし、玉砕したならば、その道よりももっといい道があると知ることです。それは、玉砕した者だけが得られる、最高の道標なのです
・私自身のビジネスにおいても、これまで、たくさんの決断をしてきましたが、どれもじっくり考えている時間などありませんでした。エステティックサロンの一号店をオープンするときも、事業拡大するときも、いつも即決してきました。いまも、新しいことを始めるときはまず走り出して、走りながら考えるような状況。立ちどまって考えていては、そのチャンスはあっという間に私の目の前を過ぎ去ってしまいます。いいと思ったことは、すぐにやって、そして走りながら考える。
・本当に有能な人は、人に教えることを厭いません。なぜならば、下の人間が何もわからずグズグズ悩んでいたり、間違った行動をするよりも、正しくさっさと動いてくれたほうが、ずっと自分に得だということをわかっているのです。私は、スタッフからの質問は大歓迎。どんどん質問してくる人は、成長意欲のある証拠だと思っています。彼らはハングリー精神を持っていて、わからないことは一刻も早く解決して、次のステップに登ろうとしているのです。
・予定にはないけれど突発的に入ってくるものの代表格に、電話やメールがあります。これらに対するレスポンスは、どんなときにおいても最優先すべきです。
・どんな分野においてもそうですが、自分が成長できたという手応えは、少なくとも3年は続けないと得られません。1000日を越える繰り返しがあって、成長を実感できる。この時間は大変な財産であり、その後、何をやっていくにも、ブレない拠り所となってくれます。成功を焦ると、つい基礎を疎かにして何か突飛なことをやりたくなりますが、基礎のできていない人に大きな成功はありません。
・「この人についていったら楽しそうだし、いいことありそうだ」こう思ってもらえる人になりましょう。なれなくても、装いましょう。装っているうちに、本当にそういう人になっていきますから。それには、まずは外見から。単純なことですが、笑顔が肝心。笑顔を絶やさずに幸せそうな表情を演出してください。
・小さなことに幸せを感じられる幸福グセのある人には、大きな幸せもついてきます。逆に、小さなことにいちいち不運を感じていたら、大きな不運がついてきます。だから、不運を感じるクセは徹底して排除していく必要があります。
・当時はまだ日本ではめずらしかったクレー射撃や、ダンスクラブ、会員制バーなどに連れて行ってくれました。こうした、高級な大人の遊びを知ることで、私のレベルはワンランクアップしたと思っています。自分よりもお金を持っていたり、自分よりものを知っている人と接するときには、素直に甘えるのが一番。必ず自分の血肉になるのですから、何でも経験させてもらえばいいのです。卑屈になってはいけません。
・ビジネスにはルーティンワークが多いため、気づかぬうちにワンパターンに陥ってしまい、ロングセラー頼みになっていきます。それを避けるためにも、ビジネスが忙しいときほど、未知の世界にチャレンジしましょう。私は「ファーストな体験」と称して、スタッフにも日頃から意識的に新しい経験を積むようすすめています。スカイダイビング、クルージング、グリーン車に乗る、ふぐを食べる、カジノに行く・・・何でもいいけれど、ワクワクドキドキするようなはじめてのことに挑戦するのです。
・あなたも、夢や目標は、遠慮せずにどんどん口にしていきましょう。言葉にすれば、自分が変わり、周囲が変わり、人生が変わります。どんな内容でも、口にした瞬間から自分に現実事としての覚悟ができる。そして、周りの人は、あなたがやりたいことを理解し、情報をくれます。人生は、あなたが口にした小さな一言から大きく変わっていくのです。
・ハングリーな人たちにとっては、どんな重労働も苦労もすべて学びの場。いちいちへこまず、自分の成長材料にできるようです。面白いことに、ハングリーな人たちは、最初に甘い言葉をかけないほうがぐんぐん伸びるという特徴を持っています。だから私は、ハングリーな人には、あえて甘い言葉をかけずに遠くから見守っています。そして、高いところに登ってきたときにはじめて褒める。すると、さらに高いところを目指して頑張ってくれます。
・「ニキビの方、集まれ!タダで治してさしあげます」すると、翌朝早い時間から、店の前に長蛇の列ができました。その日から、私とスタッフは明けても暮れてもお客様のニキビと格闘。潰したニキビから飛び散る血と膿で、白衣が染まる毎日を送ることになりました。しかも、そこまでやっても、キャンペーン期間中は無料ですから、ほとんど売り上げは伸びません。しかし、私は確信することができました。「いま、できる限りのことをすれば、このお客様は必ずまた来てくれる」そして、実際に、その通りになったのです。ビジネスが袋小路に入ってしまうと、単純なことがわからなくなりまs。自分がお客様だったら何をしてほしいのか。ビジネスの答えは、すべてここにあります。その答えを見いだせないままにマス広告などを打っても、空振りに終わる危険性大なのです。
・「世の中には、平気な顔をして、こんなひどいことをする人がいるんだ」それは悔しい思いをしました。けれども、その経験によって、私は同じ騙しの手口には乗らなくなりました。そしてこうも思うことができました。「私は、あんなことは絶対にやらない。反面教師にしよう」つらい経験をするたびに、私は、経営者としても人間としても、一つステージを上げることができたと思っています。実際に苦境にある最中には、なかなか私の言うことは信じられないかもしれません。しかし、あなたが苦境を乗り越えたところは、以前よりも高い場所であることは間違いありません。だから、その結果を楽しみに、苦しいときほど笑顔でいてください。
・社内で企画が潰されたり、取引先との交渉が契約にいたらず頓挫したりするのは、そのやり方が中途半端だからです。何事も中途半端はダメ。中途半端にやるくらいなら、何もしないほうがましです。
・私にとって「座右の書」とも言えるのが、矢沢永吉さんの「成りあがり」と、藤田田さんの「ユダヤの商法」。どちらも、30年以上前に出版された本で、いまでも何かあると手にとって開くためボロボロになっています。「成りあがり」は矢沢さんが28歳のときに書いたもの。暴走族からビッグスターになり、道をはずしそうになった人たちの希望の星であり続ける矢沢さんは、いまも私の心の支えです。私自身、成りあがりと言われることはちっともイヤじゃない。むしろ誇りに思っています。「ユダヤの商法」には、「女と口を狙え」という一文があり、美容の道を歩む決意を固いものにしてくれました。化粧品販売員をしているときに、一ヶ月分のお給料に値するような高価なクリームを買っていく女性たちを目にしていて、これからは女性が消費の中心になると私も感じていたからです。
・本から何かを学ぼうとする人とそうでない人がいますが、学ぼうとする人になったほうが絶対に得です。本を読むには、自分で字面を追い、理解するという作業が必要になります。そうした面倒な作業を経て得たものは深く身につくはず。また、何度でも読み返すことができ、そのときの自分の成長度合いによって、理解に違いがあるから面白いのです。それに、本を通してなら、どんな大人物とも好きなときに対峙できます。私は、中村天風さんからも、藤田田さんからも、矢沢永吉さんからも、そのほか、数多くの成功者たちからも、本を通して勝手に教えを請うています。自分が気に入った箇所に線を引き、気に入った言葉を口にして、迷ったときにはまた読み返す。こんな都合のいいことにつき合ってくれるコーチは、なかなかいません。
<目次>
はじめに
第1章 優秀であるより面白くあれ~人間関係がうまくいく10の習慣~
習慣1 何はともあれ、まずは感謝の心
習慣2 人に執着せずに、でも縁は大事に
習慣3 ゴマすり、イエスマン、大いに結構!
習慣4 誰についていくかは好き嫌いで決める
習慣5 人に好かれるのは、人生の基本
習慣6 話がわかりやすい人を信用する
習慣7 信頼を貯金する方法
習慣8 好き嫌いはしない。好かれる努力をするほうが得
習慣9 リーダーは遊べ!
習慣10 上手な褒め方、叱り方
第2章 「オール・イン」せよ~お金に悩まない9の習慣~
習慣11 「お金がない、ない」という人たちの共通点
習慣12 お金を貯める以前に必要なこと
習慣13 背伸びをすれば背が伸びる
習慣14 ときには「オール・イン」せよ
習慣15 仕事は他人の金でやれ
習慣16 お金を出してもらえる人とは?
習慣17 お金、人脈、何もない人が成功する
習慣18 大きな視野でお金を使う
習慣19 帳尻は必ず合う
第3章 会社にしがみつかない働き方~仕事で稼ぐ13の習慣~
習慣20 「帰属しない強み」を持つ
習慣21 語学は学ぶな
習慣22 自分の強みの見つけ方
習慣23 戦うには「きび団子」がいる
習慣24 昼と夜、二つの顔を持て
習慣25 スピード!走りながら考えろ
習慣26 10年先と今日の夕飯を一緒に考える
習慣27 考え込まずに成功者に聞く
習慣28 逃げずに結果と向き合う
習慣29 手帳から自由になる
習慣30 ひと言だけでも、とにかくレスポンスする
習慣31 自分の「選択」に執着しない
習慣32 基礎が肝心、そこで粘れ
第4章 一生、”初体験”し続ける~思考で現状を変える9つの習慣~
習慣33 楽しそう、幸せそうな「顔」をする
習慣34 数珠は隠せ
習慣35 自分の幸運度をかさ上げする
習慣36 卑屈になると人生はストップする
習慣37 失敗は生活習慣病
習慣38 「ファーストな体験」を楽しむ
習慣39 願いは口に出せば叶う
習慣40 苦しいときほど贅沢が必要な理由
習慣41 「美・華・鬼」の三要素を持つ
第5章 苦しいときをどう生きるかで人生は変わる~挫折で人生を飛躍させる9の習慣~
習慣42 注目されていないときがチャンス
習慣43 自分を追い込んで強くする
習慣44 打開策は自分の体験にある
習慣45 なぜ、私は逆境に強いのか?
習慣46 中途半端が勝つことはない
習慣47 「100匹目の猿」を待て
習慣48 いつでもつき合ってくれるコーチを作る
習慣49 何があってもパニクらない
習慣50 人生はかけ算。自分を大きく
おわりに
面白かった本まとめ(2012年上半期)
<今日の独り言>
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この「なぜか、人とお金がついてくる50の習慣」という本は、エステティックサロンを設立した「たかの友梨(ゆり)」さんが、その人生経験を基に、人生や事業を成功させる秘訣について50の習慣にまとめ、分かりやすく説明したものです。
特に以下のことについて書かれています。
・感謝することが大切
・照れずにゴマをすりまくれ
・わかりやすい説明ができる人は仕事ができる人
・ウソをつかず信頼を高めること
・たくさん遊び、面白い人間になること
・お金は貯めるものではなく使うもの
・夢を持ち本気で頑張れば応援される
・面白そうだと感じたら掘り進めてみること
・即決して、走りながら考えること
・有能な人は人に教えることを厭わない
・電話やメールのレスポンスは最優先すべき
・1000日を越える繰り返しがあって成長を実感できる
・笑顔が肝心
・はじめてのことにいつも挑戦すること
・夢や目標は遠慮せずにどんどん口にすること
・ハングリーな人には最初に甘い言葉をかけないほうがぐんぐん伸びる
・苦境を乗り越えたところは以前より高い場所である
・中途半端はダメ
また、たかの友梨さんも、矢沢永吉さんの「成りあがり」を読んで育ったということに嬉しく思いましたね^_^)
この「なぜか、人とお金がついてくる50の習慣」という本は、とてもオススメです!
以下はこの本のポイント等です。
・ビジネスを成功させるために絶対に欠かせない要素を、たった一つ挙げろと言われたら、「感謝」と答えます。つまり、どんなビジネスも、一人の力だけでは成し得ないと認識するということです。
・私は、ビジネスを成功させるうえでも、偉大なるイエスマン、大いに結構だと思っています。あなたにアドバイスしたいのは、「照れずにゴマをすりまくれ」ということ。ゴマすりというのは、営業ノウハウそのものであり、営業能力が高い人が市場を制するのですから。
・わかりやすい説明ができるということは、仕事ができる人の証明です。お客様や取引先、上司や部下に対して、自分がどういう話し方をしているか、いま一度振り返ってみましょう。あなただけの専門知識を基準に話してはいませんか?
・ウソをつくことで、一時的に何かがうまく回るかもしれません。しかし、ウソをついたという事実は、人々と自分自身の記憶の中に残ります。その記憶は、想像以上にあなたのビジネスをやっかいなものにします。苦しいときにもウソをつかずいやっていると、いつの間にか「信頼貯金」が増えていきます。そして、その貯金は、いざというときにとても役立つのです。
・理想のリーダーになるにはどしたらいいのでしょうか。・一口に言えば、たくさん遊んで、面白い人間になることです。部下たちが、一人のリーダーに本気でついていくとしたら、そのリーダーについていけば、自分の知らない世界に連れて行ってくれると感じるからです。そんな魅力的なリーダーでなければ、もはや人は引っ張れません。
・お金は貯めるものではなくて使うもの。私が、20代の頃に衣食住を節約してまで貯金をしたのは、使う目的があったからです。当時は「日本一の理容師になること」を目的としていましたから、そのために使うお金を準備していたのです。結果的には、フランスでエステティック技術を学ぶために使うことになるのですが、全額使い果たして、ちっとも惜しいと思いませんでした。
・いま私は、当時とは逆に、夢を追う若い人たちを応援する立場になりました。その立場になってわかるのは、夢を持ち本気で頑張っている人のことは、多くの人が損得抜きで応援するのだということ。あなたが、ビジネスの資本金に恵まれていなくても、そんなことで挫ける必要などちっともありません。あなたに熱意さえあれば、動いてくれる器の大きい人が必ず出てきます。
・信頼回復のためにエステティック業界が行ったことは、倒産した会社のお客様を分担して引き受けるということでした。このとき私は、どこの社よりも多くのお客様を引き受ける決意をしました。サロンそのものも数店引き継ぎ、そこでは、前売りチケットの払い戻しにはすべて、理由は一切聞かずに応えました。つまり、よその会社がつくった借金を黙って返すということをしたのです。その金額は数十億円に上りました。しかも、業界の将来性に不安を持った銀行からは担保を凍結され、預金を引き出すことができません。ただでさえ売り上げが激減する中で、いったいどうやってお客様の払い戻し希望に応えたかといったら、会社の資産のみならず、私の個人的な財産も持ち出したのです。それらは、私が懸命に築いてきたものです。他社の失敗によって自分の財産が吸い取られていくことは言葉にできぬ痛みがありましたが、あのときに「お客様を裏切ってはいけない」という信念を曲げずによかったと思っています。それからの数年はエステティック業界にとって厳しいものでしたが、一人ひとりのお客様に誠意をもって対応しているうちに、やがて、去ったお客様が少しずつ戻ってきてくれました。そして、倒産した会社から引き受けたお客様の多くが、いまでは私のところの常連になってくれています。「あのときの、たかの友梨の対応には感激したわ。今後エステに行くとしたら、たかの友梨しかないと思ったもの」こう言ってくれるお客様がいたと知ったとき、私は涙が止まりませんでした。やはり、わかってくれている人はいるのだと。どんな業界でもそうですが、同業他社はライバル。負けるわけにはいきません。しかし一方で、業界そのものの繁栄や信頼はさらに大事です。そうした大きな視野でお金を使うことも、ときには必要。そして、そのときは、並大抵でない覚悟も必要なのです。
・好きな人がいるなら、玉砕覚悟でアタックすべき。「すごく素敵な人がいるけれど、きっと彼もいるだろうし、僕には不釣り合い」こんなふうに思って、自分の気持ちを伝えることにストップをかけたら、実際につき合うことになった人に納得できず、結婚してからも引きずることでしょう。「本当に自分がつき合いたかったのは、この人ではない・・・」自分が傷つくのが恐くてアタックできなかったという記憶は、アタックして玉砕した記憶よりも、実はずっと後を引きます。いつまでも未練たらしくグジグジするしかないところで、人は自分を磨くことができません。あなたは何にアタックしたいのですか?本業さえ大事にしていれば、何だって気の済むまでチャレンジしていいのです。普通の会社員が歌手を目指したって、全然おかしくありません。その代わり、本気でアタックして玉砕したらあきらめる。これこそ人生の醍醐味です。自分の強みを発見したいなら、まずは、本当に自分が切り開きたいと思う道にアタックすること。玉砕を恐れずにアタックすること。そして、玉砕せずに手にすることができたなら、本気でぶつかった分だけ、すごい強みになります。もし、玉砕したならば、その道よりももっといい道があると知ることです。それは、玉砕した者だけが得られる、最高の道標なのです
・私自身のビジネスにおいても、これまで、たくさんの決断をしてきましたが、どれもじっくり考えている時間などありませんでした。エステティックサロンの一号店をオープンするときも、事業拡大するときも、いつも即決してきました。いまも、新しいことを始めるときはまず走り出して、走りながら考えるような状況。立ちどまって考えていては、そのチャンスはあっという間に私の目の前を過ぎ去ってしまいます。いいと思ったことは、すぐにやって、そして走りながら考える。
・本当に有能な人は、人に教えることを厭いません。なぜならば、下の人間が何もわからずグズグズ悩んでいたり、間違った行動をするよりも、正しくさっさと動いてくれたほうが、ずっと自分に得だということをわかっているのです。私は、スタッフからの質問は大歓迎。どんどん質問してくる人は、成長意欲のある証拠だと思っています。彼らはハングリー精神を持っていて、わからないことは一刻も早く解決して、次のステップに登ろうとしているのです。
・予定にはないけれど突発的に入ってくるものの代表格に、電話やメールがあります。これらに対するレスポンスは、どんなときにおいても最優先すべきです。
・どんな分野においてもそうですが、自分が成長できたという手応えは、少なくとも3年は続けないと得られません。1000日を越える繰り返しがあって、成長を実感できる。この時間は大変な財産であり、その後、何をやっていくにも、ブレない拠り所となってくれます。成功を焦ると、つい基礎を疎かにして何か突飛なことをやりたくなりますが、基礎のできていない人に大きな成功はありません。
・「この人についていったら楽しそうだし、いいことありそうだ」こう思ってもらえる人になりましょう。なれなくても、装いましょう。装っているうちに、本当にそういう人になっていきますから。それには、まずは外見から。単純なことですが、笑顔が肝心。笑顔を絶やさずに幸せそうな表情を演出してください。
・小さなことに幸せを感じられる幸福グセのある人には、大きな幸せもついてきます。逆に、小さなことにいちいち不運を感じていたら、大きな不運がついてきます。だから、不運を感じるクセは徹底して排除していく必要があります。
・当時はまだ日本ではめずらしかったクレー射撃や、ダンスクラブ、会員制バーなどに連れて行ってくれました。こうした、高級な大人の遊びを知ることで、私のレベルはワンランクアップしたと思っています。自分よりもお金を持っていたり、自分よりものを知っている人と接するときには、素直に甘えるのが一番。必ず自分の血肉になるのですから、何でも経験させてもらえばいいのです。卑屈になってはいけません。
・ビジネスにはルーティンワークが多いため、気づかぬうちにワンパターンに陥ってしまい、ロングセラー頼みになっていきます。それを避けるためにも、ビジネスが忙しいときほど、未知の世界にチャレンジしましょう。私は「ファーストな体験」と称して、スタッフにも日頃から意識的に新しい経験を積むようすすめています。スカイダイビング、クルージング、グリーン車に乗る、ふぐを食べる、カジノに行く・・・何でもいいけれど、ワクワクドキドキするようなはじめてのことに挑戦するのです。
・あなたも、夢や目標は、遠慮せずにどんどん口にしていきましょう。言葉にすれば、自分が変わり、周囲が変わり、人生が変わります。どんな内容でも、口にした瞬間から自分に現実事としての覚悟ができる。そして、周りの人は、あなたがやりたいことを理解し、情報をくれます。人生は、あなたが口にした小さな一言から大きく変わっていくのです。
・ハングリーな人たちにとっては、どんな重労働も苦労もすべて学びの場。いちいちへこまず、自分の成長材料にできるようです。面白いことに、ハングリーな人たちは、最初に甘い言葉をかけないほうがぐんぐん伸びるという特徴を持っています。だから私は、ハングリーな人には、あえて甘い言葉をかけずに遠くから見守っています。そして、高いところに登ってきたときにはじめて褒める。すると、さらに高いところを目指して頑張ってくれます。
・「ニキビの方、集まれ!タダで治してさしあげます」すると、翌朝早い時間から、店の前に長蛇の列ができました。その日から、私とスタッフは明けても暮れてもお客様のニキビと格闘。潰したニキビから飛び散る血と膿で、白衣が染まる毎日を送ることになりました。しかも、そこまでやっても、キャンペーン期間中は無料ですから、ほとんど売り上げは伸びません。しかし、私は確信することができました。「いま、できる限りのことをすれば、このお客様は必ずまた来てくれる」そして、実際に、その通りになったのです。ビジネスが袋小路に入ってしまうと、単純なことがわからなくなりまs。自分がお客様だったら何をしてほしいのか。ビジネスの答えは、すべてここにあります。その答えを見いだせないままにマス広告などを打っても、空振りに終わる危険性大なのです。
・「世の中には、平気な顔をして、こんなひどいことをする人がいるんだ」それは悔しい思いをしました。けれども、その経験によって、私は同じ騙しの手口には乗らなくなりました。そしてこうも思うことができました。「私は、あんなことは絶対にやらない。反面教師にしよう」つらい経験をするたびに、私は、経営者としても人間としても、一つステージを上げることができたと思っています。実際に苦境にある最中には、なかなか私の言うことは信じられないかもしれません。しかし、あなたが苦境を乗り越えたところは、以前よりも高い場所であることは間違いありません。だから、その結果を楽しみに、苦しいときほど笑顔でいてください。
・社内で企画が潰されたり、取引先との交渉が契約にいたらず頓挫したりするのは、そのやり方が中途半端だからです。何事も中途半端はダメ。中途半端にやるくらいなら、何もしないほうがましです。
・私にとって「座右の書」とも言えるのが、矢沢永吉さんの「成りあがり」と、藤田田さんの「ユダヤの商法」。どちらも、30年以上前に出版された本で、いまでも何かあると手にとって開くためボロボロになっています。「成りあがり」は矢沢さんが28歳のときに書いたもの。暴走族からビッグスターになり、道をはずしそうになった人たちの希望の星であり続ける矢沢さんは、いまも私の心の支えです。私自身、成りあがりと言われることはちっともイヤじゃない。むしろ誇りに思っています。「ユダヤの商法」には、「女と口を狙え」という一文があり、美容の道を歩む決意を固いものにしてくれました。化粧品販売員をしているときに、一ヶ月分のお給料に値するような高価なクリームを買っていく女性たちを目にしていて、これからは女性が消費の中心になると私も感じていたからです。
・本から何かを学ぼうとする人とそうでない人がいますが、学ぼうとする人になったほうが絶対に得です。本を読むには、自分で字面を追い、理解するという作業が必要になります。そうした面倒な作業を経て得たものは深く身につくはず。また、何度でも読み返すことができ、そのときの自分の成長度合いによって、理解に違いがあるから面白いのです。それに、本を通してなら、どんな大人物とも好きなときに対峙できます。私は、中村天風さんからも、藤田田さんからも、矢沢永吉さんからも、そのほか、数多くの成功者たちからも、本を通して勝手に教えを請うています。自分が気に入った箇所に線を引き、気に入った言葉を口にして、迷ったときにはまた読み返す。こんな都合のいいことにつき合ってくれるコーチは、なかなかいません。
<目次>
はじめに
第1章 優秀であるより面白くあれ~人間関係がうまくいく10の習慣~
習慣1 何はともあれ、まずは感謝の心
習慣2 人に執着せずに、でも縁は大事に
習慣3 ゴマすり、イエスマン、大いに結構!
習慣4 誰についていくかは好き嫌いで決める
習慣5 人に好かれるのは、人生の基本
習慣6 話がわかりやすい人を信用する
習慣7 信頼を貯金する方法
習慣8 好き嫌いはしない。好かれる努力をするほうが得
習慣9 リーダーは遊べ!
習慣10 上手な褒め方、叱り方
第2章 「オール・イン」せよ~お金に悩まない9の習慣~
習慣11 「お金がない、ない」という人たちの共通点
習慣12 お金を貯める以前に必要なこと
習慣13 背伸びをすれば背が伸びる
習慣14 ときには「オール・イン」せよ
習慣15 仕事は他人の金でやれ
習慣16 お金を出してもらえる人とは?
習慣17 お金、人脈、何もない人が成功する
習慣18 大きな視野でお金を使う
習慣19 帳尻は必ず合う
第3章 会社にしがみつかない働き方~仕事で稼ぐ13の習慣~
習慣20 「帰属しない強み」を持つ
習慣21 語学は学ぶな
習慣22 自分の強みの見つけ方
習慣23 戦うには「きび団子」がいる
習慣24 昼と夜、二つの顔を持て
習慣25 スピード!走りながら考えろ
習慣26 10年先と今日の夕飯を一緒に考える
習慣27 考え込まずに成功者に聞く
習慣28 逃げずに結果と向き合う
習慣29 手帳から自由になる
習慣30 ひと言だけでも、とにかくレスポンスする
習慣31 自分の「選択」に執着しない
習慣32 基礎が肝心、そこで粘れ
第4章 一生、”初体験”し続ける~思考で現状を変える9つの習慣~
習慣33 楽しそう、幸せそうな「顔」をする
習慣34 数珠は隠せ
習慣35 自分の幸運度をかさ上げする
習慣36 卑屈になると人生はストップする
習慣37 失敗は生活習慣病
習慣38 「ファーストな体験」を楽しむ
習慣39 願いは口に出せば叶う
習慣40 苦しいときほど贅沢が必要な理由
習慣41 「美・華・鬼」の三要素を持つ
第5章 苦しいときをどう生きるかで人生は変わる~挫折で人生を飛躍させる9の習慣~
習慣42 注目されていないときがチャンス
習慣43 自分を追い込んで強くする
習慣44 打開策は自分の体験にある
習慣45 なぜ、私は逆境に強いのか?
習慣46 中途半端が勝つことはない
習慣47 「100匹目の猿」を待て
習慣48 いつでもつき合ってくれるコーチを作る
習慣49 何があってもパニクらない
習慣50 人生はかけ算。自分を大きく
おわりに
面白かった本まとめ(2012年上半期)
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