<日曜は出産・育児のおはなし>
「お母さんのための男の子の育て方」の購入はコチラ
この本は、母親のための男の子の育て方について書かれた本です。
子どもが女の子なら、母親は自分の子供時代を映して、その子の心、その子の成長を見つめることができますが、特に母親に男兄弟がいない場合は、男の子をどう育てればよいか不安に思うことが多々あるかと思います。
そんな母親のために、この本は、幼児時代・小学校時代・中学校時代について、それぞれ28~29項目に分けて、男の子の育て方をとても分かりやすく説明した本です。
もちろん、父親にも読ませた方が、子供をよりよく育てることになると思います!
とてもオススメな本です!
以下は、特に良いと思うポイントです!特に十分な抱っこは必要だと思います。
・まずはオムツを替えるたびに、小さなオチンチンに「コンニチハ。元気だね」と語りかけてあげてください。ちょっと勃起していたりしたら「おっ、立派、立派!」と喜んであげてくだあい。そしてついでに「せっかくいいオチンチンつけて生んであげたんだから、いい男になるんだよ、いいお父さんになるんだよ」と語りかけてあげてください。そんな積み重ねさえしていれば、我が子が男性であるという”厳粛な事実”もごく自然に受け入れられるようになります。
・少々の発熱くらい大丈夫と、ゆったり構えるのが”男の子の母”たる極意です。高熱に対処するためには、座薬の解熱剤を、いつも冷蔵庫に準備しておくことにしましょう。発熱は、体が病気と闘っている証しなのですから、解熱剤をやたらに使うのはいけません。でもあれば安心です。どんな状態のときに、どのように使うべきかを、ちゃんと小児科の先生に教えてもらっておきましょう。
・言葉の遅い子は、そのまま言葉が遅い傾向を持ったまま育つわけではありません。言葉が遅いと思っていた子が、いざしゃべり出してみたら、片言ではないちゃんとした会話になっていたという例が、特に男の子の中に多いようにも感じます。発達には個人差がある。遅い早いは当てにならない。これは成長期のすべてを通じて、男女を問わず真実なんです。
・1日に1回か2回、ちゃんとしっかり抱っこされている男の子は、とても満足してお母さんの腕から飛び出します。外に出て元気いっぱいに遊べます。オモチャだってチョコレートだって、与えられるだけを、与えるべきときにちゃんと惜しまずに与えれば、次に与えてもらえるときを待つことができます。つまり、甘えさせてもらっていてこそ、心が安定して、甘ったれる必要がなくなるということです。ちゃんと必要なだけ抱っこされて育った男の子、ちゃんと甘えさせてもらって育った男の子は強くなるんです。
・まだ小さい子は、お風呂に入るとお母さんのオッパイに触りたがるに違いありません。触らせてあげてください。そして「お前はこのオッパイを吸って大きくなったんだよ」と何回でも話してあげてください。ミルクで育った子だってオッパイを吸ったことがあるはずです。ですからウソではありません。時には吸いたがるかもしれません。そしたら「いいよ」と快く吸わせてあげてください。幼児期を過ぎて、小学生になっても吸いたがる場合があります。ちっとも変なことではありません。どうせほんのちょっとの時間です。面倒がらずに吸わせてあげてください。
・お父さんとのお風呂では、お父さんのオチンチンを触りたがることがあります。そんなときに、拒否したりさえぎったりしないお父さんなら最高です。その機能や大きさの違いや、毛の有無の理由など説明する必要はありません。質問されたときだけ、「お前のオチンチンも大人になればこうなるんだよ」と答えてあげればよいだけです。
・男の子は、お母さんとお父さんの触れ合いを見る中で、男性として女性とどう接するべきかを学ぶのです。小さいからといってみくびってはいけません。お父さんが、優しく豊かな心でお母さんに接していれば、いつしかまったく同じように女性と接する大人に育つのです。お母さんがお父さんとの触れ合いを心地よく楽しんでいれば、女性が男性をやわらかく豊かに受け入れる存在だということを、男の子は学ぶのです。
・大切なのは、転んで泣いている子に「泣き止みなさい」を言わないことです。転んで泣き声を上げたら、お母さんは間近までいってしゃがんでください。手をかけて立ち上がらせる必要はありません。でも体に手を触れて「痛かったね」といってあげます。ケガをして血が出ていたら、そこに手を当てて包んであげてください。そして「痛いの痛いの飛んでゆけ~っ」でいいんです。気をまぎらわしてあげましょう。間もなく泣き声が小さくなります。そして「抱っこ」といって立ち上がるときがきます。そしたらしゃがんだ姿勢のまま、抱っこしてあげてください。抱っこしながら「偉いね。泣き止んで偉かったね」とほめてあげてください。この方法を繰り返すうちに転んでも泣き止むのが早くなります。
・子供を勉強好きにするためには、今からでも遅くありません、お母さん自身が、そしてできればお父さんも、勉強が大好きな人になればよいだけのことです。小学校も低学年時代なら、勉強机などいりません。勉強机は、せいぜい物置くらいの役にしかたちません。小さい子にとって家庭内での場は、食卓などお母さんが視野に入るところがいちばんなんです。ではテレビを消してください。そしてあなたが本を一冊、食卓に広げて読み始めます。熱中します。するといつしか、お子さんもお母さんの脇で、何やら読み始めます。ほら、お子さんも本好きへ向かってスタートしました。子どもは大人が楽しんでいることを同じようにしたがります。
・男の子は、まず100人中100人が、心の中でお父さんに憧れています。お父さんを尊敬しています。お父さんのような大人になりたいと望んでいます。少なくとも、憧れたい、尊敬したい、お父さんのような大人になりたいと切望しているのです。お父さんは、そんな男の子ならではの気持ちを、しっかり心しておいてください。誠実で、優しくて、家族を愛し、弱い者を守り助ける存在でありさえすれば、男の子の胸は十二分に満たされるのです。お父さんは、外遊びの天才と教えてあげてください。そんな遊びを教え伝えられる中で、男の子とお父さんの間には男同士の共感と言う得難い財産が生まれ育ちます。将来、男の子が思春期から青年期になったころには、息子と父は対立するかもしれません。それでも男の子の胸には子ども時代にお父さんと2人で楽しんだ思い出は息づいています。お父さんへの憧れと信頼は、表面的にはどんなトラブルがあるにせよ、決して揺らぐことがありません。
・学校でも教えられる男女の肉体的な交わりが、お父さんとお母さんとの間にもあるということを、夫婦の日常的な触れ合いの中で示唆してあげてくだあい。お父さんが、お母さんの体をいたわりながら抱きかかえる。お母さんと一緒に、お父さんがお風呂に入る。そんな当たり前の夫婦の姿を、包み隠さず見せてあげるということも大切かもしれません。精通についても、お父さん自身の思い出にからめて伝えてあげておいてほしいものです。恥ずかしいことではない、誰もが経験することだと、少しずつ少しずつ、当たり前の会話の中で伝えられる雰囲気を作るようにしてあげてください。
・あなたのお子さんをいじめる側の子にしないためには、少なくとも次のことだけは教えてあげてください。人間はそれぞれの能力、それぞれの資質、それぞれの色合いが、本当はすごく違っているものだということ。色合いの違う個性を、それでも自分と同等の個性として受け入れる人間であってほしいということ。村八分によって自分を守ろうとする態度は許されないということ。そして、仮に勉強ができなくても、学校や世間の言うイイ子でなかったとしても、親にとってみれば、かけがえのない愛の対象であるということ。これらをちゃんと教えられるようになるためには、お母さん自身の心のあり様を見直すことも必要かもしれません。
<目次>
まえがき
幼児時代 温かさが何よりの3つ子までの魂
1 まずは、小さなオチンチンに「コンニチハ」
2 男の子は女の子よりも体が弱いから?
3 言葉の遅さも、男の子ならばこそ
4 精いっぱい甘えた男の子は強くなる
5 生まれながらに乱暴な子などいません
6 やっぱりあります、男の子と女の子の分かれ道(興味の差)
7 からかわれると傷つく心
8 お母さんとお風呂に入ると
9 お父さんとお風呂に入ると
10 両親の触れ合いに幼い心が感じること
11 活発な子にちゃんと食事をさせるには
12 転んでケガして泣き止んで
13 幼き子ども集団も男子の修行場
14 臆病(慎重)・繊細なのも男の子
15 「あなたは男の子なんだから!」の落とし穴
16 小さくたって、やっぱり通じる男(子)と男(父)
17 彼らが動物から学ぶこと
18 草花を通じて、母が伝える女性の心
19 母もまた、電車博士にするのが息子
20 オモチャの買い与え方
21 甘え上手は男の資質
22 甘ったれっ子は、甘え下手
23 上手に外遊びへ導くために
24 お母さんは上手に父親を利用して
25 男の子だって片付け上手に育ちます
26 衣服の汚れは男子の勲章
27 ボール遊びは心のやり取り
28 男らしさって何かしら?
小学校時代 親から離れて自分の線路を探し出す
1 強さを支えるのは優しさです
2 自転車の乗り方、教えましょう
3 勉強好きに育てる魔術
4 学校帰りにまず勉強? それとも遊び?
5 行動の活発な子は、傷つきやすさも活発です
6 男の子だからこそ、炊事・洗濯・火事全般
7 男の子だって、お料理好きは自立の一歩
8 男の子だっていろいろです。タイプの差を見極めましょう
9 発見のむずかしい、男の子のいじめられ
10 あなたの息子をいじめっ子にしないために
11 ”将来への期待”は、ときとして男の子をつぶします
12 ファミコンゲームはどこまで許す?
13 お父さんにお願いしたいこと①
14 お父さんにお願いしたいこと②
15 男の子の中の男性と、お母さんの中の女性
16 男の子も、歌や音楽、踊りだって大好きです
17 お母さんには見えない世界が男の子を育てます
18 女の子の生理を教えてあげましょう
19 夫に愛されるお母さんこそ、性教育の土台です
20 男の子は夢想家です
21 夢に生きるのが男の子?
22 男の子だっておしゃれです
23 犬と少年は、なぜ絵になるのでしょう
24 遊びを知っている子こそ、本当の勉強好きに
25 なぜプラモデルになんか熱中するのでしょう
26 お母さんから自立させるには
27 喜びましょうね、男の子が男性になる日
28 悪友たちを悪くいわないで
29 ”とってもイイ子”は要注意です
中学校時代 春の嵐にほんろうされる日々
1 遊びとスポーツと勉強---三立させるには
2 ふくらむ好奇心にご理解を
3 もう一度、いじめられッ子にしないために
4 もう一度、いじめっ子にしないために
5 自殺は、どうして男の子に多いのでしょうか
6 察してください、不安に揺れてる”男心”
7 ”いやらしい本”も大事な参考書です
8 マスターベーションは健全な証拠
9 かすかな恋心の扱い方
10 行動のすべてを把握するのなんて、やめましょ!
11 親や社会への批判は社会的自我の目覚めです
12 ”理解しがたい格好よさ”にほほ笑みを
13 非行は、親や学校が作るものかも
14 ”すごく悪いこと”したときの対処法
15 理解できますか、男同士(子と父)のそっけなさの訳
16 お母さんを無視したがるのも男の子
17 ババア呼ばわり、許すか否か
18 部屋の汚れも男の子の勲章?
19 どうします?もしタバコを吸ってたら
20 気をつけましょうね、受験期への導き方
21 勉強嫌いも立派な男
22 見えますか、ちゃんと生きられる子のエネルギー
23 もしも不登校傾向が見えたなら
24 不登校にはまったときの対処法
25 お母さんは学校の味方にならないで
26 この時期、お父さんにだけできる大切なこと
27 「あなたはもう大人」と「まだ子ども」を使い分けないで
28 そう!あなたの息子は、もう立派な男性です
人気blogランキングアップのためクリックをお願いします!
「出産・育児のお話し」まとめ(2006年)
絵本ランキングはコチラです!
<今日の独り言>
ピタゴラスイッチみたいな「コロジカル」を楽天で買いました。3歳0ヶ月の息子にはまだちょっと難しいようですが、なかなか面白くてはまっています。想像力向上などに良いおもちゃだと思います。お勧めです!