六盛から歩いて十数分の所に、
私が行きたかったお寺、檀王法林寺がある。
「主夜神」という夜を守る神様が祀られている。
主夜神は闇夜に眼を光らせる黒猫と結びつき
黒猫が使いであるとされ、
また、古い招き猫が厨子の中からも見つかり
寺社関連の招き猫としては最古のものだそう。
毎年12月の第1土曜日に招福猫・主夜神大祭が行われ、
秘仏である主夜神像が御開帳される。
また参拝者には主夜神のお札と、
厨子の中から見つかった古い招き猫の復刻像が
授けられるようだ。
檀王法林寺行かれるなら、この日がおすすめ。
檀王法林寺、“神通力を持つ黒い招き猫”と“袋中上人”を訪ねて。|そうだ 京都、行こう。 (souda-kyoto.jp)
檀王法林寺を後に、
神宮道バス停まで歩いていると、
こんな石碑が。
ここには当時、青蓮院門跡の塔頭である金蔵寺があり、
幕末、お龍の父は青蓮院の門主を務めた
青蓮院宮(久邇宮朝彦親王)の侍医であったそう。
その縁で、ここで祝言をあげのではないかと。
歩いたおかげで、こんな石碑を見つけて感激。
神宮道バス停まで歩いて
予想外のことが・・・・次の記事で。
二ヵ所巡ったあとは、
久しぶりの京都
娘が見たいという
空也上人像のある六波羅蜜寺。
しばらく行かないうちに、
ここも変わっていた。
お寺の文化財を収蔵・展示する
令和館という建物ができていた。
それまでは、本堂に上がって
展示されている建物へ移動していたが、
本堂に上がらず、行くことができるようになっていた。
空也上人像。
今、「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンの
ポスターにもなっているので、
JRの駅でご覧になったことがあると思います。
醍醐天皇の皇子で、
尾張国分寺で出家したのだそう。
愛知県と縁があるなぁ。
京に流行した悪疫退散のため、
お茶に小梅干と結昆布を入れ、
念仏をとなえながら、
病者に授けて回ったそう。
このお茶、現在も皇服茶として伝わり、
お寺の売店で売られている。
正月三が日にはお参りした人に
無料でふるまわれる。
口から6体の阿弥陀仏をだすことで、
「南・無・阿・弥・陀・仏」と
念仏をとなえている声の視覚化だそう。
発想が現在の感覚だな。
運慶の四男の康勝作。
ここには運慶と長男湛慶の座像もある。
当時、寺内には十輪院という
運慶一族の菩提寺があったそう。
その関係で、運慶父子の像も祀られていたようだ。
この観光コースの定番になっているランチといえば・・・・
次の記事で。
娘が空也上人の像を見たいというので、
青春18きっぷを使って、数年ぶりに京都へ。
あまり京都へ行ったことのない娘だから
いろいろ連れて行ってあげようと、
まず、三十三間堂。
お堂もご本尊を入れて1001体の仏像も
国宝になったんだそう。
写真を撮れないので、外に貼ってあったポスターをパチリ。
よくもまあこんなに並んだものだと度肝を抜かす。
三十三間堂はかなり前に行ったきりで、
その時は土足で入れたような・・・・
次に、「清水道」下車して六波羅蜜寺の手前にある
冥土に通じるという井戸がある六道珍皇寺へ。
その井戸、本堂右横の格子窓から覗けるようになっている。
境内に迎え鐘と呼ばれる鐘楼があり
音が冥土まで届くといわれ、
その響きに応じて精霊が
この世に呼び寄せられるといわれているそう。
窓の下の綱の結び目を手前に引いて鐘をつくという、
変わったつき方の鐘。
行かれたら是非お試しあれ。
この鐘楼も以前っ来たときあったかなと思ったら、
2017年に建て直されたのだそう。
しかし、娘の響きが小さかったので、
私、勢いよく綱を引いて大きな響きをさせてしまった。
だれか精霊を呼び寄せたかなぁ・・・・(・_・;)
六道の迎え鐘:六道珍皇寺 | kojiroの京散歩 (ameblo.jp)
六波羅蜜寺は次の記事で。
平成30年の4月23日から3年間
本尊の十一面観音立像の御開帳で、あと数か月。
雪が降ると行けなくなるぞと。
ガーン、山の上まで歩くの
本堂までの登り、しんどかったけど、
山のてっぺんにあると思っていたので、ホッ。
温泉寺副住職さんのブログより拝借
2メートルを超える桧の
一木彫の鉈彫りの十一面観音立像、
奈良の長谷寺の観音像、鎌倉の長谷寺の観音像と
同じ一本の木から彫られているのだそう。
奈良の長谷寺の像は木の一番下、
鎌倉の長谷寺の像は真ん中、
温泉寺の像は先をつかって。
このことが、城崎(木の先)の謂れとなり、
城崎温泉守護の観音さまとして
広く知られ信仰を集めるているのだそう。
持仏堂のご本尊の、
千手観音立像もよかった。
空海作らしい。
千手といっても
手は42臂といって42本が一般的。
ここの千手観音は実際に千手あったようで、
現在は834臂で、こんなにあるのは珍しい。
この後、温泉にも入らず、
温泉街のお土産屋さんにも目もくれず、
お昼も摂らず、
牡丹鍋を食べに丹波笹山へ。