喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

日本美術の至宝

2012-07-02 | 美術館・博物館

土曜日はセミナーを少し早く切り上げて、
急いで名古屋へ戻り、
SKITの会の食事会に出席。
その時、Tさんにもらった招待券で、


http://www.boston-nippon.jp/

昨日はこれを観に行った。



世界初公開の曽我蕭白の「運龍図」はすごい迫力!

東京国立博物館のブログに
「おそらくは播州(現在の兵庫県)か伊勢あたりの
 寺院だったと思うけれど、はっきりとは分かっていない。
 寺院にあったときには、顔の面としっぽの面とが向き合うように
 堂内に設置され、部屋の中をぐるっと龍が取り囲むような配置
 だったのではと考えています。が、そういう配置だと仮定した場合、
 一番右側の襖に引手があってしかるべきなんです。
 が、引手の跡が無かったことが今回の修復で判明してしまった…。
 ますます疑問がわいてきたね。
 顔のある左四面と尾の右四面がつながらないため、

 間に胴体部分が数枚あると推測されているが、行方不明らしい。」
 とのこと。

観終えて、多くの国宝級の作品が海外に流失して
残念に思ったけど、

破壊されずに大切に保管され、今、こうして観れる。
フェノロサの功績は大きい。
http://kajipon.sakura.ne.jp/kt/haka-topic36.html

今回、狩野派の作品も多くあったけど、
「悲母観音像」で有名な狩野芳崖の作品がないなと、
調べていたら、フェノロサと深く関係があり、
山口県下関の出身で、
長府藩のお抱え絵師であったことを知った。
また、毛利氏の御用絵師だった
雲谷等顔という人がいたことも知った。

日曜日とあって、混雑して、ゆっくり見れなかった。
美術館は平日に一人で行くに限る。

コメント
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