土曜日はセミナーを少し早く切り上げて、
急いで名古屋へ戻り、
SKITの会の食事会に出席。
その時、Tさんにもらった招待券で、
http://www.boston-nippon.jp/
昨日はこれを観に行った。
世界初公開の曽我蕭白の「運龍図」はすごい迫力!
東京国立博物館のブログに
「おそらくは播州(現在の兵庫県)か伊勢あたりの
寺院だったと思うけれど、はっきりとは分かっていない。
寺院にあったときには、顔の面としっぽの面とが向き合うように
堂内に設置され、部屋の中をぐるっと龍が取り囲むような配置
だったのではと考えています。が、そういう配置だと仮定した場合、
一番右側の襖に引手があってしかるべきなんです。
が、引手の跡が無かったことが今回の修復で判明してしまった…。
ますます疑問がわいてきたね。
顔のある左四面と尾の右四面がつながらないため、
間に胴体部分が数枚あると推測されているが、行方不明らしい。」
とのこと。
観終えて、多くの国宝級の作品が海外に流失して
残念に思ったけど、
破壊されずに大切に保管され、今、こうして観れる。
フェノロサの功績は大きい。
http://kajipon.sakura.ne.jp/kt/haka-topic36.html
今回、狩野派の作品も多くあったけど、
「悲母観音像」で有名な狩野芳崖の作品がないなと、
調べていたら、フェノロサと深く関係があり、
山口県下関の出身で、
長府藩のお抱え絵師であったことを知った。
また、毛利氏の御用絵師だった
雲谷等顔という人がいたことも知った。
日曜日とあって、混雑して、ゆっくり見れなかった。
美術館は平日に一人で行くに限る。