昨年11月、観菩提寺33年ぶりの御開帳に行った帰り、
アポ無しで一度来たことがあるのだけど、
拝観できなくて、
今回は前日に電話で予約をしておいた。
この屋根を「しころ(※錣)葺き」というらしい。
「しころ葺き」を調べていたら、
あの有名な玉虫厨子や
私の好きな旧閑谷学校もしころ葺きだった。
ご住職の奥様が
お堂内を丁寧に案内して下さった。
パンフレットから
開いている厨子の中に、
天平13年(741年)に
奈良東大寺の僧行基が、
諸国に流行した天然痘から人々を救うために、
ここに地蔵菩薩を安置したのだそう。
わが国最古の地蔵菩薩なのだとか。
温和な顔立ちで、
「関の地蔵に振袖着せて奈良の大仏むこにとる」
と謡われるほど親しまれているそう。
天井には狩野永敬という元禄時代の絵師が
10年かけて描いたという174枚の画が。
暗くてよく見えないけど、すごく華やかな色彩なんだろうなと。
チラッとでいいから、
一部、スポットライトを当てて、見せてくれないかなぁ。
境内には、
享徳元年(1452年)に、
里の者らが集まって、
往来のちりによごれていたお地蔵さんを、
きれいに洗い清め、
ついでに破れていたお堂も直して、
その時、たまたま通りがかったこの方に、
改めて開眼供養してもらったと。
そんなことから、ここにいらっしゃる。
関の地蔵院へ行かれる方は
予約をして行かれたほうが、
お地蔵さんを
確実に拝観できると思います。
丁寧に説明もして頂ける。
8月26日には大護摩祈願祭があって、
年に1回、この日だけ
愛染明王像が御開帳されるのだそう。
是非是非、行きたい!!
まだ、夏休みだといいな・・・・・
※「しころ」とは
兜の↓の名称だそう