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おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ログハウスは甘くない

2006年04月11日 | Weblog
ログハウスというのは、けっこうメンドイ建物じゃ。
きっちりメンテナンスしないと丸太はドンドン乾燥し縮んでいく。
だから、おぢの小屋のように直径20センチ前後の貧乏くさいログの場合、しこしことボルトを締めないと隙間が開いてエライことになる。
おぢは10年近くシコシコ締め続けた。

今日夕方、STV(札幌テレビ)の夕方ワイドで「欠陥住宅」特集をしておった。
道東のあるログハウスのお話だ。
見ておったら、退職金をはたいて買ったログハウスは隙間だらけで。呆れたことにガムテープでそこを塞いておった。

元々、こういうお方は、ログハウスに暮らす資格がない。
キチンとメンテナンスできなければ、業者にお願いするか、自分で上から下に通っておるボルトを3ヵ月か4ヵ月ごとに締めなければならん。

最近は、ラミネート加工のログハウスも流行っておるが、基本は同じ。
きっちり自分で管理せねばならん。
もっとも、今回取材で取り上げておった家は、その肝心かなめのボルトが入っておらんかった。
施工したのはトンでも業者じゃ。

だが、もっと早く隙間に気づいて、自前でボルトを通し、きっちり締め上げれば問題なしじゃ。
でもって、その請求書を弁護士と共に業者に持っていけば、隙間だらけの家にはならんかった。
だがね、実態は、ガムテープで塞いだチンケな家になっちゃった。
ありゃ寒いわなぁ~

この家の持ち主、結局裁判に勝って1500万円の損害賠償を認められたが、業者は支払い能力がないという。
アジャパーだ。

ログハウスに住むには、しっかり自分で管理する心構えがなければならん。
てなわけで、この住宅の持ち主にも問題ありじゃ。
気づかんったのか、知らんかったのか、わからんけどもアホウである。
ログハウスに住む資格がないね。

世間では、おぢのようにある種の方々にとって、ログハウスは憬れじゃ。
だけどもね、ログハウスは生き物じゃ。
ちゃんとメンテナンスをしなけりゃならん。

それができない人にログハウスはお勧めできないね。
直径20~30センチ程度のログを使ったお家を建てた皆々様。
半年、いや3ヵ月ごとにボルトのチェックはお忘れないようにね。
って余計なお世話でスンマソン!!

ラムネート加工の建物でもチェックは怠りなくね。
隙間だらけじゃ売るにも売れんでようぉ…