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おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

介護はしんどい

2006年04月25日 | Weblog
                (大通公園の花壇は春色じゃ)


大通公園は、花壇が整備され、すっかり春の雰囲気じゃ。
北海道も本格的に春だ。

とはいえ、ニッポン国には春とは縁遠い、暗い話もある。
ぢぢ・ババの介護をしておる65歳以上の介護者の約3割が、「死んでしまいたい」と感じたことがあるのだという。
厚生労働省の研究班による全国8500人のアンケートでわかったのだそうだ。
いわゆる「老老介護」ってやつだ。

まずは、介護されてもおかしくない65歳以上の皆さんが、介護してるって現実に驚いちゃう。
介護保険を使ってヘルパーさんに来てもらう、ってことに抵抗があるんだろかねぇ。
自宅に他人を招き入れるってことを許さない風潮があるのかもしれんね。
だけど、介護を嫁さんひとりで抱えこんだら、こりゃ死にたくもなるし、殺したい気分にもなるだろう。

うちのババが脳出血で半身不随になったとき、自宅で過ごすことができたのは、介護保険のおかげ。
おぢは独り身ゆえ、介護なんかできゃしない。
昼夜にわたってヘルパーさんが来てくれたから、ババは自宅で気ままな生活を過ごすことができた。
こちらも殺したくなるほど憎らしいと思うこともなかったね。

ところがニッポン国では、嫁さんや家族がぢぢババを介護するのはあたり前、って風潮がいまだにある。
先進諸外国じゃぁ考えられん実態じゃ。
自宅で介護するとなると、負担はすべてお嫁さんの肩にかかってくる。
親父は役に立たんだろうしね。

第一、ニッポンでは掃除、洗濯、食事といった家事が、いまだ女の仕事ということになっておる。
おぢの周りでも家事をしておる男友達はほとんどいない。
奥さんを亡くしたTとか、おぢぐらいのもんだろ。
食事を作ったり、洗濯、掃除をしておるのは。

男たちの意識が変わらんと「老老介護」はなくならんような気がするね。