どでかい冷蔵庫、2リットルは入りそうな牛乳瓶、大きなワゴン車。
子どもの頃、テレビドラマで見たアメリカ中産階級は、眩しいほど豊かでござった。
なんて幸せそうな生活だろうと憬れたもんじゃった。
ところが今のアメリカはというと、とんでもないことになっておるのだという。
週刊文春の「私の読書日記」に「超・格差社会アメリカの真実」という本について、フランス文学者の鹿島茂氏が書いておった。
おぢはまだ読んでおらんけど、ちょいと抜粋。
「超・格差社会アメリカの真実」によると、アメリカは「特権階級」「プロフェッショナル階級」「貧困層」「落ちこぼれ」の4つの階層に分かれておるのだそうだ。
でもって、「特権階級」「プロフェッショナル階級」の上位2階層、5%に全米の60%の富が集中しているのだそうだ。
残りの95%のうち、65%が「貧困層」で、30%が「落ちこぼれ」だという。
つまりは、中産階級などというものが、消滅したのだという。
驚くじゃないのぉ。
いったい憬れのアメリカはいつからこんなことになったのか。
こんな状態でも革命が起きないのは、「金持ちは正しい」という強烈なメンタリティーがあるからだそうだ。
これでは良くわからんね。
あしたこの本買って読まねばならぬ。
それにしても、これが本当だとしたら、極めて異常な国じゃね。
日本人が、5%の富裕層と95%の貧困層にならないとも限らない。
この国の政治を見ておったら、そうなりかねん気がしちゃう。
自民がボケなら、民主もカス。
一国の首相が統一教会との関係を噂され、野党議員は美人アナと不倫とか。
末期じゃねぇ、この国も。