おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

信頼の翼?

2006年10月04日 | Weblog


「信頼の翼」がややこしいことになっておるという。
JALが「隠れ破たん」だと週刊現代が伝えておる。
さもありなんじゃ。

怖くて乗れんもんね。
どんだけ事故が多かったか。
そんなこんなで、いまJALのマイレージがとりにくいのだそうだ。

これって今はなき、かのパンナム並みの危機なんだそうだ。
パンナムも末期は利用者が競ってマイレージを消化しようと殺到した。
だけど、お金を払う時は別の航空会社を使っちゃたもんだから、日銭がなくなり業績が奈落の底に落ちたのだという。

JALもこのパターンだという。
いやはや。
元々のお役所体質に加え、労働組合があっちにもこっちにもあって、どう考えても収拾つかない状態。

でもって、過日の公募増資じゃ。
7億株も増資したのよ。
それも、その増資の2日前に開かれた株主総会では何の説明もなかった。

増資で株数が増えれば、当然株価は下がる。
それを株主総会で一言も説明しなかったってんだから、こりゃもう犯罪。
300円の株価は一時200円を割っておる。

「信頼の翼」が聞いて呆れるねぇ。
しかも、巨大な簿外債務があって、事実上の経営破たん状態。
2兆円もの負債、巨額な退職金の引き当てもできておらんのだそうだ。

現代も触れておらんかったけど、ここまで落ちた背景には役人の天下り、役所とのずるずるの関係があったことは想像に難くない。
利用者不在の航空会社に明るいものはないわなぁ~