クリント・イーストウッド監督の映画、「父親たちの星条旗」を見て来ました。
これが、なかなか良い。
おぢの世代は、クリント・イーストウッドといえば、TV映画「ローハイド」のあんちゃん役が最初だね。
そして中学時代、マカロニウエスタンと呼ばれたイタリア製ウエスタン「荒野の用心棒」だ。
これ、「黒澤明の用心棒」のパクリだったけど、エンニオ・モリコーネの音楽と共に忘れられない作品じゃった。
で、あれこれシリーズの後、出ました!!アメリカ映画の「マグナム刑事」。
だけども、いまはアメリカを代表するたいへんな映画監督じゃね。
前作の「ミリオンダラー・ベイビー」も良かったのだけれど、今回は「アメリカ人もこんな映画が作れるんだぁ」とちょいと驚いた。
映画は、第二次大戦で日本軍と熾烈な戦いを繰り広げた硫黄島が舞台。
すり鉢山に、あの有名な星条旗を立てた写真が縦軸。
その星条旗を立てた兵士を横軸に、彼らが「英雄」に祭り上げられていくお話じゃ。
この映画は二部作で、12月には同じ硫黄島の戦闘を日本軍の視点で、同じくクリント・イーストウッドが監督して撮った「硫黄島からの手紙」が公開されるのだそうだ。
出演は、渡辺謙に中村獅童ら。
渡辺謙が演ずるのは、アンポンタンな日本軍の指導者が多い中で、いまも高く評価されておる、栗林中将。
こちらの映画も楽しみじゃ。
いま写真の「超・格差社会アメリカの真実」を読んでおるけれど、クリント・イーストウッドさん、たいそうまともなお方だなぁ~とシミジミしております。
それにしても、北朝鮮もアメリカも、おかしなことになっておるねぇ。
わけわからん北朝鮮、どもこもならんアメリカ。
しつこいようだけど、ヨーロッパに学ばんと、ニッポンはダメになるんじゃないかと、本気で思っておる今日この頃でござりまする。