おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

どうにもおかしいなNHK

2006年10月17日 | Weblog


ここんとこ、NHKニュースがなんだか変だ。
北朝鮮が地下核実験をしてから特に顕著じゃ。
どこがどうかってぇと、例えば夜9時からの「ニュースウォッチ9」だ。

昨夜は、1時間番組に占める北朝鮮関連ユースは約15分、4分の1だった。
NHKラジオニュースも同様にかなりの時間を割いておる。
そりゃ、大ニュースには違いないがあまりにもバランスが悪い。
しかもこれに絡んで、安倍総理が必ず出てくる都合のよさ。

安倍政権の唯一にして最大の公約は、北朝鮮拉致問題の解決だ。
妙に符合しておるではないのぉ。
と思ったら、総務省がNHKの短波ラジオ放送に対して「拉致問題を重点的に扱うよう」命令書を出すという。

短波ラジオ放送は、年間経費85億円のうち国から22億円の交付金を受けているそうだ。
放送法ではこの範囲で放送事項を命令できるという。
この場合、想定されているのは災害、有事などだ。

これを拡大解釈しちゃおうということらしい。
放送法では「放送番組は何人からも干渉されない」とされているのにじゃ。
どうにも変じゃ。
もっとも、びっくらこいたのは短波ラジオ放送の経費が年間85億円もかかってるってことだけどね。

今夜の「ニュースウォッチ9」でも、12分が北朝鮮がらみだ。
安倍首相は、官房副長官時代の01年、従軍慰安婦問題を扱ったNHKの番組に「政治介入」した「過去」がある。
で、今夜もこのニュースの〆は、安倍総理のインタビュー。
おまけに今夜は、NHKのカメラ目線じゃ。
こんな「公平な放送」をしておるところに受信料払うのは、いかがなもんじゃろ?

総理就任直後、TV朝日は「安倍晋三物語」を放送した。
どっからどう出した金か知らんけど、あっちもこっちもテレビは大キャンペーン。
なんだか変じゃ。

過日、週刊現代は、「安倍晋三と統一教会」「安倍晋三と勝共連合」についてたっぷり書いておった。
先週号は、「安倍晋三は拉致問題を食いものにしている」じゃった。
この記事では、8人の拉致被害者家族を帰国させた件で、安倍官房副長官は、「金正日に謝罪した」という。
密かに北朝鮮にすり寄っていたというのだ。
いくら週刊誌といえど、根も葉もなくて、こうは書けん。

しばらくはお手並み拝見で、黙って見てようと思ったけど、どうにもこうにも胡散臭い政権じゃ。