おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ケチのつきはじめ?

2014年02月18日 | Weblog

 

午前7時の気温はマイナス7度。久々にジャンジャン雪が降ってます。

きのうから続いておる荒れ模様の天気は、道東方面が中心だそうで、道央に位置するご当地、あまり関係ないのかとも思いましたが、そうでもないらしい。

今日は午前中、落雷や吹雪だそうな。ありゃりゃ!!

2月もそろそろ下旬になろうというのに、春はまだまだ遠いのです、、、

ところで、

日経平均株価が不調でござる。

きのうの日経平均の終値は14393円。

昨年12月には年初来高値を付けて16291円だったのに、いまは14000円台に下落しておりまする。

「経済最優先」を掲げておる安倍政権どうしてくれる!!

野村証券によると、外国人投資家は1月に現物と先物の合計で2.5兆円弱を売り越したのだとか。

これについて野村証券は「2002年以降、過去最大でリーマンショック直後の2008年10月の2.2兆円も上回る規模だった」としておる。

外国人が空前絶後の「売りモノ」を出して、とんでもない売り越しになったのだそうな。

マネックス証券のきのう大引けの「速報!マーケット&銘柄概況」によると、

「外国人投資家が1月に大幅に売り越したことについて、みずほ証券では安倍首相が12月26日に靖国参拝する前の日経平均は16,000円を超えていたので、米国政府に失望と言わせた靖国参拝がケチの付き始めだったという指摘もあると述べてい」るのだそうな。

みずほ証券は、総理の「靖国参拝がケチの付き初め」と申しておる!!

さらに「安倍首相が経済より、政治・外交問題を重視しているように見えてしまうことも影響していますが、3月末に予算が成立した後はカジノ解禁や会社法改正など経済関連法案の審議が始まり、安倍政権の経済重視の姿勢が再確認されるだろうと見ている」のだだそうな。

ほらね、みずほ証券ですら、安倍総理は経済より政治・外交を重視しておるとみておる。

ちゃんと公約通り、経済重視してくれないことには、どもこもならんではないの!!

安倍総理が大嫌いな日刊ゲンダイによると、アメリカのウオールストリートジャーナルが社説でアベノミクス批判だそうな。

1月28日には「貿易赤字の教訓-現実から乖離するアベノミクス」と題して<円安は輸出を促進し、これが企業の設備投資と賃金を促し、それによって国内消費が活性化されるはずだった。だが、この連鎖は実現しなかった>

今月4日にも「アベノミクスに懐疑的な見方が広がる株式市場」という見出しで、投資家が安倍総理の政策を批判的にとらえ始めたそうな。

でもって、今回は「安倍首相は韓国経済に学べ」という社説を掲載。アベノミクスについて<円安(誘導)や時代遅れの財政刺激策で構成されている>とのたまった。

まさに第1の矢と第2の矢はこれだ。で実際にはこれでいまんとこ終わり、大事な第3の矢がいつまで経っても出てこない!!

そして、決定的なのは 英誌エコノミスト元編集長のビル・エモット氏の発言でござる。

この方は日経ビジネスオンラインのコラムで、「世界が憂う『アベノミクス』の行方」と題して解説していた。

<過去1カ月ほどで、2014年に安倍首相と彼のリーダーシップの下で日本が果たすであろう役割への楽観と称賛は、懸念と苛立ちに変わった。この心変わりには、いくつかの理由があるが、決定的な要因は安倍首相による故意に挑発的な靖国神社参拝だ>

<安倍氏が首相になった時、多くの外国政府や海外投資家は彼の国粋主義的な態度を黙認した。アベノミクスに必要となる自由化改革に役立つと考えたからだ。しかしその黙認にも限界がある>

あっちでも、こっちでも、安倍総理の国粋的主義的なありように、うんざり。

欧米ではエコノミストからも、チョー右寄りの「安倍晋三にレッドカード」ってことでござる。

ロイター通信も東京発で似たりゴンベの主張をしておる。

「海外勢の一部にはアベノミクスへの関心が低下していると明確に指摘する声もある」と指摘。

華々しくぶち上げられたアベノミクスだけれど、諸外国のアナリストからみると、すっかり色あせてきたってことらしい。

この先のニッポン経済も株価も、ヤバいじゃんって話だ。

ったくもう、A戦犯を誰の了解も得ずに勝手に合祀した靖国神社を、「国士気取り」で参拝してる場合ではなかろうて。

経済はもとより、原発についても同様だ。

読売新聞が14~16日に行った全国世論調査によると「安倍内閣が安全性を確認した原子力発電所を再稼動する方針については、賛成38%、反対54%だった」そうな。

原発の再稼動に反対しない口先ばかりの升添なにがしが、都知事になった直後にもかかわらず、「多くの国民は原発再稼動をまるで望んでいない」ことが、またまた明らかになっちゃった。

大きな見出しになってもいいはずだけど、さっぱり見出しにならんのが読売新聞らしいといえば、らしいね。

政治・外交問題を重視し、国民の多数が望んでいない原発の再稼働を目指す安倍総理ってどうよ???

そんな内閣支持率が読売新聞調査ではまだ60%もあるというからわけわからん。

安倍を引きずりおろすにしても次はいないし、自民党を与党から引きずり下ろそうにも、まともな野党もない、そんなところなのだろう。

我がニッポン国の政治はいま、「選択肢のまるでない」酷い状況になっておるらしい。

トホホな国でござる、、、