午前8時の気温はマイナス17度。ほぼ快晴の良い天気でござる。
そんな気持ちのよい朝に、ニッポンスノボ界に朗報でござる。中学生の平野選手、高校生の平岡選手が、銀、銅のメダルに輝きましたです。
なんといってもこの二人、見た目からなにから「チャラくない」のがとてもよろしい。
ニッポンの真面目な中高生がメダルを取ったわけでまことに喜ばしいのです。
「五輪には魔物」といいますが、スキージャンプ女子の高梨紗羅さん、この魔物にすっかりやられました。
実力は他を圧倒しているに、4年に一度の大舞台、何が起きるかわかなんないって話でござる。
平野、平岡両選手がメダルを取ったスノボハーフパイプだって、アメリカのショーンなんちゃらさんが圧倒的にNo1といわれておったのに、この方も結果は4位でござる。
国の威信と周囲の期待、今までにないほどの観客の数と、とんでもない歓声、こんな中「平常心でやれ!」って言われてもおぢなんか到底ムリ!!
そこで突然思い出したのは、若いころ「ストリップ小屋」というものに行ったときのこと。
当時は「まな板ショー」というのがありましたです。ようはお客を舞台上にあげて、そこでいわゆる本番をして見せるわけ。
で、あるとき(といっても、ストリップは人生で数えるほどしか行ってませんけどね)、そのまな板ショーで、「誰かいませんかー?」とダンサーのおねーさんが会場に声をかけた。
そうすると、けっこうわれ先にという強者がいるのです。ようするにタダですから、「この際!!」っていうアホで助平な男がけっこういる。
でもってふとその強者を見てみると、それがな、な、なんと会社の同僚同期のN。
いやはやビックリいたしました。でもって、しっかり舞台の上で、衆人環視の元、ストリップのねーちゃんと本番を厳かに成し遂げたのでした。
翻っておぢの場合、そういうのはとても繊細なわけで、ちょいとしたことで、「もっこり感」はただちに胡散霧消するわけ。
なのに、大勢の観客が固唾をのんで見守る中、同期のNはしっかりしてしまうわけで、当時二十代のおぢ、大いにたまげたのでした。
かつてメダリストのお話をどこぞで放送しておりましたけど、最高の状態のときは「大歓声が聞こえなくなるほどとんでもない集中力に」なったりすると申しておりました。
同期のNは、その集中力をそのとき発揮したのでしょう。
そういう集中力、もっと別の場所で発揮すべきと思いますけど…
平野、平岡選手の快挙を、まな板ショーに出演したアホバカ同僚と比較してはまことに申し訳ないのですけど、そんなことを思い出したのでした。
「そんなこと思い出す方がおかしいだろう!!」と突っ込まれても、返す言葉もございませんが、思い出しちゃったもんはしょうがない。
関係者の皆さんには深くお詫びいたします。
それにしても、平野、平岡選手の度胸の良さはたいしたものです。
って書いてて、なんか変な感じもいたします。
返す返すもスマンこってす!!
追伸
いまTV朝日でジャンプの舟木選手が、こう解説しておりました。
「選手はワードルカップで生活をかけてくる。オリンピックは人生をかけてくる」
なるほどねぇ。