午前6時の気温はマイナス14度。厳しい冷え込みです。
今シーズンは雪も多くて、寒くて、ホンに厳しい冬なのです。これって、地球温暖化なのでしょう。
季節感もだんだん無くなってきたような気もします。長い冬のあといきなり夏になり、暑さが終わったと思ったらいきなり冬。
「四季を楽しむ美しいニッポン」は、味気なく季節が移ろうように変わってきた気がしますけど…
写真は午前7時前のニセコアンヌプリ。山頂付近が朝焼けに染まっておってまことに美しい。
さて、
東京新聞が共同発で伝えたところによると、NHKの籾井会長が就任初日に理事らに辞表を預けるよう求め、会長の人事権を強調していたことが21日、複数のNHK関係者への取材で分かったそうな。
籾井会長は「あなた方は前の会長が選んだ。今後の人事は私のやり方でやる」という趣旨の発言をし、辞表を預けるよう出席者に求めたというから、穏やかでない。
株を買い占めて、その会社に株主が経営者として乗り込んだのなら、こういうのもよくわかる。
今回のは、これまでのNHKを全否定して、「NHKは俺が牛耳る!!」と言ってるわけで、まことに不愉快。
籾井のようにバランス感覚の欠如した思想の持ち主が、こんなやり方をしておるとは気味が悪い。
こういうのを「強権的」といいうんではないのか。良識が求められるNHKにあっては異常事態でござる。
こんな酷いありさま、昭和20年の敗戦から今に至るまであったろかと、あ然といたします。
さらに日経新聞によると、米ウォール・ストリート・ジャーナル電子版は19日、経済ブレーンの本田悦朗内閣官房参与が首相の靖国神社参拝について「誰かがしなければならなかった。首相の勇気を高く評価する」などと発言したと報じたそうな。
おまけに、首相の経済政策のアベノミクスを巡っては「強い経済を必要としているのは、より強力な軍隊を持って中国に対峙できるようにするためだと(本田氏が)語った」とも伝えた。
異例なのは、米ウォール・ストリート・ジャーナルがこういうことを、記事にして伝えるということ。
アメリカの経済界では、アベノミクスが懐疑的になるにつれて、こうした報道が出てきておる。
つまり、英エコノミクスの元編集長ビル・エモット氏が以下のように解説しておる通りに物事が進んでおるのです。
「安倍氏が首相になった時、多くの外国政府や海外投資家は彼の国粋主義的な態度を黙認した。アベノミクスに必要となる自由化改革に役立つと考えたからだ。しかしその黙認にも限界がある」
このあたり、良識ある多くのニッポン国民も、そろそろ気づき始めておるのではないのかね?
「右も左も蹴っ飛ばせ!!」と思っているおぢだけど、安倍内閣の極右路線にはたいそう危険な匂いを感じておる。
こんなことで大丈夫か? ニッポン国!!