おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

野中広務さん、逝く…

2018年01月27日 | Weblog

寝坊して、すっかり朝食も終えた午前9時です。

気温はマイナス6度。

きょうも20センチを超える大量の積雪です。

ご当地倶知安町、豪雪地帯と知ってはおりますが、それにしても今年の雪の量はハンパない。

きょうも仕事の合間を縫って、雪かきと除雪作業をせねばなりません。

しんどいけど、がんばるぅ~

さて、

元衆議院議員にして、官房長官や自民党幹事長を務めた野中広務さんが亡くなった。

自民党にありながら、反戦や反差別を訴えた人でもありました。

権力者の側に居ながら、一貫して社会的弱者へ共感を示すという不思議な人でもありました。

とはいえ、竹下派に所属し加藤紘一さんを「加藤の乱」で葬る側になった人でもあった。

また、戦争当時は軍国少年だったそうで、「戦前の私たちは知らないうちに教育され、戦争に突入した。私はこうした民族性に恐怖を感じる」とも著書に書いたそうだ。

昨今の「きな臭ささ」を感じる日々、おぢも大いに同感いたします。

極右の皆さんが恫喝でもするように、大きな声でばっこする今日この頃は、この先の暗い時代を予感させて薄気味悪い。

朝日新聞のインタビューでは「最近の新聞の中には政府の都合の悪い報道はせず、かばうところも出てきた。安倍首相に意見する人が党内にも少ないんだ」

また「一番まずかったのは集団的自衛権の行使を認める安保法制をつくり、戦争をできる国にしたこと。他国の人を傷つけ殺すことは、自分たちも殺されることになる」と語ったそうだ。

安保法制で「他国の人を傷つけ殺すことは、自分たちも殺されることになる」となって、安倍政権はここからさらに憲法改正だそうな。

73年間平和を維持してきたいまのニッポン国を、「戦前」にしてはいけません。