午前6時半になるところ。
しとしと雨が降ったり止んだりしております。
気温は10度、室温20度ですが、肌寒いので薪ストーブを焚いております。
ところで、
過日、おぢは73歳の誕生日を迎えた。
これを義母が祝ってくれるというので、いそいそ実家に赴いた。
93歳の義母、お得意のお赤飯をつくるというのだ。
せいろで蒸した義母の赤飯は実に美味で、焚いたものとは一味も二味も違う。
でもってビックリだったのは、それが一升五合も蒸かしてあり、「誰が食べるのよ?」といきなり驚いた。
結局、ほぼ我が家に持ってきて冷凍庫に収まった。
大量の赤飯にあ然とはしたけれど、おいしく食べ始めた。
「お義母さん塩気が欲しいけど…」と言ったところ、登場したのが写真の「丸美屋のごましお」
ふりかけたら、どうにも妙な味がする。
袋を見たら、値段は78円とチョー安い。
そしてその袋の裏を見たら、な、な、なんと「63.11.11製造B」とあるではないですか!!
もしかして、昭和63年製ってこともあるか知らんけど、フツーは1963年製ってこと。
おぢが1951年生まれですから、おぢ12歳の時の製造品。
おかしな味がするはずだ。
たぶん、丸美屋本社にも残っていないであろう貴重な「ごましお」だった。
「香ばしいいりごま…」とあるけど、香ばしいわけがない。
封を切っていなかったら、テレ東のお宝発見番組「開運!なんでも鑑定団」で、高額取引されたか知らん…
そんなこんな、義母宅にある調味料は歴史的遺物があるので要注意なのだった。
その後、体調不良はないけどね。
新プロジェクトX風に言えば「これは、61年の時を経て、おぢの口に入った歴史的なごましおの実話なのだった」。
そんなこんな、おぢが言うのもなんですが、年寄りは物持ちがいい。
気を付けないと、国宝級の貴重な調味料を食べてしまう。
嬉しいけど、ちょっと怖い93歳ババの赤飯なのでした。
生きてると、色々ありますです、ハイ!!