おぢのニセコ山暮らし

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兵庫県知事選、デマで大混乱 これは既存メディアの大敗北だ

2024年11月17日 | Weblog

午前7時を回っております。

気温はプラス10度で雨、きょう1日こんなお天気、最高気温12度です。

さて、

けさは申し訳ないけど、怒りに震える長文でスマンです。

きょう投開票の兵庫県知事選がハチャメチャな様相を呈していて、ニセコのおぢはプンプン腹を立てている。

結論からいえば今回の出来事、「既存マスコミが沈黙した大罪と大敗北、デマをばら撒いたネットメディアの大勝利」だ。

今後あらゆる選挙で「誹謗中傷」「デマ拡散」があちこちで起きるゾッとする構図が浮上した。

この知事選、根っから怪しいNHK党の立花孝志を筆頭に、ジャーナリストを標榜するテレビでおなじみ須田慎一郎までがデマに乗っかり、ネット民から一般市民まで巻き込んで大混乱になっている。

そもそも立花孝志が「既得権益と戦って、罠にはめられた悲劇の元知事」とネットでデマを振り撒いたのが始まり。

「ネット情報だけを信じる」という、これまた奇妙奇天烈なネット民はすっかり「斎藤元彦ブーム」に乗せられている。

そんなことで、ついこの間までボコボコに叩かれていた斎藤前知事の株が爆上がりという、異常事態だ。

そこで、兵庫県内の22人の市長が「デマ情報に振り回されるな」と記者会見。

対立候補の元尼崎市長の稲村和美さんの支持まで表明した。

思想信条がそれぞれ異なる市長さんが集まって、稲村さん支持を表明するきわめて異例なことだ。

立花孝志はこれについても「既得権益の市長たちが斎藤さんを追い詰めている」と言い出す。

稲村さんについては「当選すると外国人の地方参政権が成立する」「外国人参政権推進派」「外国人参政権を与えようとしている」と根も葉もないデマまで立花孝志は拡散。

さらに1000億円かけて県庁を建て直すというデマまで発信している。

こんな怪しい立花孝志のネット情報を真に受ける世間の皆さんの「ITリテラシー」、一体全体どうなってんだ???

例えば「自死した県民局長は10年で10人以上と不倫していた」さらに「性犯罪も犯した」と立花。

これは彼の単なる憶測にすぎないし、仮に不倫があったとしても、そもそもの「内部告発」とは無関係だ。

遺族の心境はいかばかりか…

また立花は「斎藤氏にパワハラやおねだりはなかった」という。

バカ言ってもらっては困ります。

兵庫県職員約9700人へのアンケートでは、パワハラを見聞きした人は4割を超えているのだよ。

あれもこれも、まったく事実ではない。

今回の問題は「知事とその取り巻きによる違法行為を、県民局長が公益通報したにもかかわらず、本来保護されるべきなのに、不利益な取り扱いを受けて自殺した」ということ。

プロ野球オリックスの優勝パレードのカネ集めに「補助金を金融機関からキックバックさせた」問題もある。

そもそも当選を目指さないで「誹謗中傷」や「デマ拡散」をふりまくために立候補した立花孝志の選挙手法ってどうなのよ???

立候補すれば、デマもウソも言いたい放題でいいのかニッポン国?

こんなトンデモ手法を見逃して、選挙期間中ネット上でやりたい放題、言いたい放題させた責任の一端は既存のマスコミにもある。

立花のやりたい放題を放置し、ほぼ沈黙した既存マスコミの罪はそうとう重い。

これで元知事が当選でもしたら、ニッポン国はいよいよおかしなことになる。

結果次第では今後のニッポン国の選挙、ネットのデマと誹謗中傷でおかしくなりかねないのだと申しておきましょう。