船上でサプライズを計画したという青年も彼女も行方不明 なんとも切ない…

寝坊しております。

まもなく午前７時、曇り空でただいまの気温プラス１０度。

きょうは日中の最高気温が１８度だ。

函館や札幌はサクラが咲き誇っており、ご当地もつぼみがほころんでまいりました。

本格的な春の訪れです。

ところで、

知床で沈没した観光船です。

船上で彼女の誕生日にサプライズを企画したという青年がいたそうです。

これは切ない。

父親がインタビューに応じておった。

ふたりはまだ見つかっていないそうだ。

ウトロ漁港を出発して、どのタイミングで指輪を渡す予定だったのか…

おぢなら、出航して間もないカムイワッカの滝のあたりで彼女に指輪を渡し「結婚しよう」とか言っただろう。

彼女がニッコリ承諾して、周りの観光客にも拍手で祝福されたかもしれません。

そしてあれやこれや、楽しく将来を語って、その後まもなく悲劇がやってくる。

水温は３、４度。

ライフジャケットがあったところで、海水中で１時間も意識があるだろか？

これからの長いであろう人生を語り合ったであろう若いカップルは一転、海中に放り出されるのです。

ほかの観光客だって、森繁久彌の知床旅情が館内放送で流れる中、秘境ツアーを楽しみに乗船したに違いない。

戦場ならいざしらず、そこは楽しい観光船の船上です。

これからの運命を予感した人などいません。

酷い話だ。

船首に亀裂があったという同業他社の証言もあった。

当該観光船の会社はブラック企業だった可能性もある。

他社が２９日の大型連休からスタートするというのに、なんで危険を顧みず、いち早く観光船の運航を始めたこの会社、どうなんだ？？？

見つかっていない観光客は、ロシアが実効支配する歯舞、色丹両島方面に流されていった可能性もある。

１日でも早く見つかることを願うばかりです。

いずれにせよ切ない話でクラクラします…