おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

知床観光船の遭難で判ったローカルルールの必要性

2022年04月27日 | Weblog

まもなく午前6時になるところ。

しとしと雨が降ったり止んだりしております。

ただいまの気温はプラス8度。

きょう日中の最高気温は13度の予想だ。

写真は先日も掲載しておりますが、今月9日にお近くの清流、尻別川でスタートしたラフティングだ。

ご当地ではラフティング御先駆けとして知られるセコアドベンチャーセンター(NAC)が運航するもの。

他社より一足早くスタートしたのです。

お客の乗ったボートは写真左で乗客は3人、右のボートは万一に備えたサポート用のボートなのだ。

ボート1隻で運行しない決まりらしい。

乗客3人に対してスタッフ計3人。

安全の確保とはこういうことだ。

ご当地スキー場には「ローカル・ルール」がある。

コース外の非圧雪斜面で滑るためには、設置されたゲートからしか出ることができない。

周りにはロープが張り巡らせされており、これをくぐってコース外に出ることは禁止されている。

発見されるとリフト券は没収される。

ほかにもあれこれ細かなルールがありますが、安全確保のためのローカル・ルールとして運用されておる。

おかげんさんで、コース外での事故は激減した。

こうしてみると今回の知床遊覧船の事故は、あまりに無謀だ。

同業他社はおろか漁師まで出漁をひかえる中、単独で出航して事故を起こしたのだ。

サポート体制もなにもない。

せめて同業他社と一緒ならソッコー救助もできたでしょう。

ずさんな管理体制だったことは間違いない。

そこで、どこぞのテレビでも放送しておりましたが、ここでもローカル・ルールが必要だってこと。

水温がかろうじてプラスの寒い知床で海中転落したら、ライフジャケットを着用したところで、あっという間に命の危機だ。

夏はともかく春先、現在の体制ではライフジャケットはほぼ意味がない。

観光船に救助用ボートを設置したり、1隻では出航しないなどのルールづくりが必要ってことだ。

まだ見つかっていない皆さんの発見が急がれるとともに、これを契機に「ローカル・ルール」を設けるなど、安全対策は必須と思った朝なのでした。

 

 


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