おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

美しい国、「美国」

2007年01月11日 | Weblog


年賀はがき、この正月は皆さんのお宅にいつ届きましたでしょうか。
4日に出したおぢの年賀はがきは、どうやらこの一両日に届いたらしい。
というのも、きのうから「いやぁ驚いたぁ」「結婚だぁ、ざけんなぁ」などという怨嗟と嫉妬の声があちこちから電話で入ってくるのじゃ。

それにしても、年賀はがきが届くの遅くないかぁ?
4日に真狩村から出したはがきなら、札幌に届くのは翌日かせいぜい翌々日。
それが9日だの10日だのってのが、どうにも変じゃ。

こんなことは郵政民営化だのなんだの大騒ぎする以前には考えられんかった。
小泉あんちゃんの郵政民営化とは、年賀はがきがしっかりとは届きません、ってことだけのようだ。

とんでもない国費を使った選挙の結果は、年賀状の遅配だけ。
まっこと、民度に応じた政府しかできんのじゃねぇ。

ところで、奥さんにバラバラにされて殺された旦那は、モルガンスタンレーに勤めておったそうだ。
エリートがなんでまた妻に殺されねばならんのか。
しかもバラバラじゃ。

バラバラにするのは、体力気力に加えて、かなりの憎しみでもないと難しいんでないかい。
憎んでない魚をさばくのだって、けっこうしんどいぞぉ。
妻だって、社長令嬢だというではないのぉ、これがハンズでノコギリ使って切り刻むってのも凄いねぇ。

「美しい国」とは真逆じゃねぇ。
猟奇的な国にまっしぐらで、とっても怖い。
なんだかどこぞの国に似て来ておるのぉ、ってもちろんブッシュのお国じゃぁ。
米国は、中国語では「美国」と書くそうな。
美しい国、つまりは美国になっておるね、この国は…

まさかとは思うけど、安倍お坊ちゃんの狙いはこれかぁ?



泥舟から逃げ出す夕張市職員

2007年01月10日 | Weblog


夕張市職員の早期退職希望者が130人を超えたそうな。
これって、職員の約半分が退職することになるのだという。
部長・次長職は全員辞める。

課長職は32人中29人、主幹職は12人中9人、係長・主査職は76人中45人、一般職が166人中46人だそうだ。

再建計画では、今年度は定年を含む83人の削減を見込んでいたという。
でその後に、段階的に削減して、2010年度に全国最低レベルの71人以下とする計画だったそうな。

ところが、今年3月末の退職者が110人に達することがわかり、月末までにさらに40人余りが希望退職を申し出たという。
なもんだから、一部業務に支障が出そうだという。

公務員の皆々様は、我先に沈没船から逃げ出すネズミだったというわけじゃ。
そりゃ生活もあるかしらん。
とはいえ、市役所職員の皆さんにあられては、公僕(パブリック・サーバントの直訳じゃ)の意味をわかっておらんようじゃ。

いいかい、市民の皆さまの「下僕」が公務員なのじゃよ。
それが市民を見捨ててトットと逃げ出すのだという。
世間は許しても、おぢは許さんね。

黒澤明の名作「生きる」をご存知か。
志村喬(たかし)が、末期がんに侵された役場職員を熱演しておった。
余命を市民のための小さな公園づくりに奔走し、出来上がった公園で「ゴンドラの歌」をしみじみ歌うラストじゃった。

「♪いのち短し、恋せよ乙女…」ってね。
夕張市役所職員の皆々様は、この映画でも見て、公務員の何たるかを考えていただきたいもんじゃ。
まぁこの際は、市役所に残られた皆さんにエールを送ろうかねぇ。




渋谷の妹バラバラ殺人…

2007年01月09日 | Weblog


忙しい正月、慌しい正月でした。
なんだかんだ言って、「ぼんぼり」のお手伝いがあったり、ハニーのお宅にお邪魔したりでさっぱり落ち着きませなんだ。

ってことで神社にお参りにも行かんかった。
神も仏も信じないおぢだけど、それなりのケジメってことで行っておったのにねぇ。
朝一スキーには行きましたですけどね。

ところがじゃ、暴風の翌日の8日はリフトがトンと動かない。
ゴンドラも長蛇の列。
これがいやなのよ。

と思って思案投げ首しておったら、ハニーの英語の先生、ボブさんとたまたま会っちゃった。
どうやら彼も並ぶのは嫌いらしく、一緒にあっちへうろうろ、こっちへうろうろ。
結局、10時になっても千メートル地点まで登れませなんだ。

聞くところによると、暴風の翌日はリフトのあちこちが凍りついたりで、スムーズな運行が出来ないのだそうだ。
「だったら、早くから作業したら」と思うけどそうはいかんらしい。
8日は連休最終日、OGもごっちゃりやって来ておるというのにねぇ~

信用に関わるね。
これじゃぁ、世界各国から客を呼ぶなんてことできるんじゃろか?
…と思いましたです。
もっともOGに関していえば、10日とか長い人で3週間もステイするわけで関係ないかもね。

それにしてもだけど、ようやく本格的な雪でございました。
パウダーと呼ぶには、ちょいと気温が高く、重い雪なもんだから、とっとと諦めたけど、後悔はしませんでしたです。
ふかふかディープパウダーのシーズンは、これからじゃね。
今週末が楽しみじゃ。

ところで、東京渋谷の妹バラバラ殺人事件は凄いことになっておる。
なにせ、妹の両方の乳房と下腹部を切り取り、遺体をきれいに洗って、内臓は容器に入れたのだそうだ。
15分割だそうだ。

でもってその次男、妹の下着を予備校の合宿に持っていったのだという。
いやはや言葉もありませぬ。
どうにも性的に屈折したものを感じて嫌だねぇ。

殺された妹もいわゆる援助交際を感じさせるサイトに登録しておったとか。
奔放な妹と屈折した予備校生のどろどろした感じがなんともねぇ~
かつて佐川さんとかいうお人が、フランス女性を食べちゃったことがあったけど、似たりよったりの不気味さじゃ。

おぢも若いころは、「あんなことやこんなことがしたい」などと妄想し、こりゃ変態かと思ったこともあったけど、いまとなってはしみじみノーマルなのねぇ~と妙なところでホッとしとりますです。

それにしても、ホント、神も仏もない世の中でおます。




バブル!?

2007年01月08日 | Weblog


昨夜、山田地区の居酒屋ででちょいと飲もうと出かけましたです。
ところが、行く店、行く店どこも予約で満杯。
どこもかしこも正月休みのニッポン人とOG客で凄いことになっておる。
けっきょく、昨シーズン再オープンしたという、とある居酒屋へ。

この店、薪ストーブを使っておるのだけれど、横煙突がやたらに長い。
どう見ても「これじゃぁ、吸い込みが悪い」と思って見ておったら、案の定、この低気圧の影響もあって、煙が逆流。

このままだとベーコンになっちゃうんじゃないか、ってぐらい煙たかった。
傍らにいたOGとそんな話で意気投合。
聞けば、このお方は不動産屋さんだとか。

土地の話になったら、鼻息がいきなり荒い。
「この辺りの土地はまだまだ安い!!」「カナダのウィスラーと比べたらまだまだ」。
などなど世界の有名スキーリゾートと比較しだしちゃった。

そりゃ確かにここのパウダーは素晴らしい。
今シーズンはともかくね。
とはいえ、世界中からワンサカ人がやって来るとも思えない。

だけどこのお方に言わせれば、「これからは中国、マレーシアもドンドンやって来る」のだそうだ。
あの頃の「バブル紳士」の皆々様とよく似ておる。

仮にバブルだとしても、確かにまだスタート。
ウィスラー、アスペン、シャモニーと比較されてもねぇ~
ピンとこないわなぁ、、、

夕方、いつものようにババのご機嫌伺い。
気持ちだけは元気だ。
ほっとしたけど、話してる内容はますます理解不能じゃ。

ただ、先日自宅に戻ったおりに話した「中華まん」のことを覚えておって、食べたいのだという。
きょうの昼食に何食べたかも定かでないのに、中華まんは忘れない。
不思議じゃね。

来週は持参するけど、覚えているのかなぁ?
痛みを感じていないのは救いだけど、中華まんってものなんだかねぇ…


ばんえい競馬

2007年01月05日 | Weblog


開拓の歴史は、アメリカも北海道も馬とともに始まった。
農耕馬が巨木の根を掘り起こし、原始林を農耕地に変えていったそうじゃ。
まさに人馬一体の大作業じゃったことは間違いないね。

開拓史の判官・島義勇(よしたけ)は、うっそうとした森に覆われて「空も見えないほど」といわれた札幌に着任したのだという。
原始林に覆われておったんだねぇ~この街も。
いまはコンクリートジャングルじゃ。
開拓を支えたのは、馬力。
馬の力じゃね。

おぢが小学生だった昭和30年代。
そう、マンガ「三丁目の夕日」の時代じゃ。
大江戸では東京タワーが建設されておったのに、札幌ではまだ馬車が当たり前に走っておった。
春先には道路に落ちていた馬ふんが乾燥して舞い上がり、「馬ふん風」と呼ばれた。
お隣の親父は、そのホカホカの馬ふんをサボテンの肥料にしておった。
長閑じゃねぇ~

その頃通っておった小学校の近くには、蹄鉄屋というのがあった。
蹄鉄屋とは、馬の爪を削って蹄鉄を取り替える作業をする。
真っ赤に焼いた蹄鉄を馬の爪に押し当てると、嫌な匂いが周囲に立ち込めた。

馬は痛くも痒くもないが、なんか残酷なシーンにも見えた。
それでも下校途中に、その光景を30分も1時間もじーっと見ておった。
小学校があったのは今の中央区、いま区内で見られるのは観光馬車だ。

間もなく札幌市内からは馬の姿は消えたけど、農村ではまだ現役として農耕馬が活躍しておった。
ニセコ周辺ではこのころでも電気のないところがあったというし、馬は当然ながら貴重な労働力。
というわけで、札幌近郊の町や村でも、この農耕馬で「ばん馬競技」が行われておった。
祭りのメインイベントじゃ。
馬は貴重な労働力であり、友人であり、仲間だった。

そのうちばん馬は、公営ギャンブルとなった。
フランスからはペルシュロン種の馬が輸入され、どんどん力の強い馬が生産された。
ばんえい競馬は、馬を鞭で叩くけど、人間様が鞭で打たれるのとは訳が違う。
痛くはないのじゃ。
妙な動物愛護はまことに困りますです。

上記のような歴史を経たばんえい競馬は、いわば「北海道の文化」といって過言ではない。
確かに経営が成り立たないのは大問題。
経営が大甘だったのも事実。

だから無くしてしまえってのは、どうだろうじゃろか?
目先はソフトバンクに期待するしかないけどさ。




交通事故死

2007年01月04日 | Weblog


夕方、札幌ではみぞれ混じりの雨が降っておった。
1月は世間で「厳冬」ということになんだけど。
どないねってんのぉ~

変な天気じゃねぇ。
なんといってもぱふぱふパウダーがないわけで、正直、萎えちゃう。
もちろん、おかげであっちもこっちもじゃけどね…

さて、去年の交通事故死が51年ぶりに6000人台前半になったという。
6年連続の減少だそうだ。
まことにけっこう。

警察庁は「シートベルトの着用率が向上しているほか、飲酒運転取り締まりの効果もあったのではないか」と分析しているそうだ。
これはどう考えても、飲酒運転の反則金が30万円にアップしたことが理由じゃろう。

でもお役人は、そうは言いません。
もしそれが真実なら、「なんでもっと早く反則金上げなかったの?」って言われるからじゃ。

てめぇらの後手後手を隠蔽しておるってことじゃ。
酷いやり口じゃ。
北海道は277人、かつての半分に減った。

北海道の年間の交通事故の死者が500人を超えるのは当たり前田のクラッカーだった。
それがほぼ半減じゃ。
これもまことにけっこう。

だけど、警察庁がこれまでやってきたのは姑息な「ネズミ捕り」だ。
お役所にカネは入ったか知らんけど、交通事故死はあんなもんでは減るわけがない。
だいたい、ネズミ捕りでは交通警察官の士気が上がるはずがない。

こそこそ隠れてスピード測定するなんざぁ、具の骨頂じゃ。
かつてネズミ捕りにつかまったおぢは、こう毒づいた。
「てめぇらみたいなこそこそやる交通警察と、日々奮闘する刑事警察が同じ警察ってのは許さん、ハンコは押しません!!」。

まぁ、結局押したけどさ…
いまではその刑事警察もちゃんとしただらだら公務員になっちゃって、殺人事件の逮捕率は下がる一方じゃ。

どっかで、腐りきったこの国にケジメつけないとならんではないのかね。
どうじゃろ?






実は多かったOG客

2007年01月03日 | Weblog
穏やかな正月じゃねぇ~
ニセコは正月休みのニッポン人と、OG客で大賑わいじゃったそうな。
それでもOGに言わせると、ニッポンのスキー場は空いていて「エクセレント!!」だという。

確かにバブルの崩壊以降、この国のスキー人口は右肩下がりじゃ。
映画「わたしをスキーに連れって」の頃がピークじゃったかねぇ。
若ものたちは冬の間、何してんじゃろか?
雪と遊ばんでどうするの?と思っちゃう。

きのうOG客が減っていると書いたけど、ヒラフのインフォメーションセッターによると、昨シーズンよりも確実に多いのだそうだ。
とはいえ、通称アルペン坂(ヒラフスキー場のメインストリート)で見かけるOGは、明らかに少ない。
どうやらこれには理由があるそうだ。

つまり、あちこちにコンドミニアムが出来て、人の流れが変わってきたのだという。
これまでは線で動いていたOGが、面で動き出したってことのようだ。
活動範囲が広がってきたんじゃね。
だから人が少ない感じがするのかも知らんね。
飲食店があちこちに増えてきたってことも理由のようだ。

日々、変化しておるのも元気な地域の証拠。
夕張も知恵を絞って欲しいもんじゃ。

それにしても雪が少ない。
さっぱりスキーに行く気がしないよぉ。
本州からやって来たスキーヤー、スノーボーダーは「パウダーだぁ」と喜んでおるようじゃけど、ふぁっと雪が積っておっても、底がガリっとする斜面にはもう興味がありませんです。

底付きのないふあふあ斜面でないと、もう燃えないのじゃ。
贅沢になったもんじゃね。
っていうか、シーズン数回、極上のパウダーをいただくだけで大満足なのよ。

食い物と一緒で量より質ってことのようじゃ。
それよりも、ぢぢぃが美人の生娘を手込めにする感じかねぇ。
あぁ~いやらしいねぇ、ぢっちゃんはさぁ。
スケベでゴメンねぇぇぇ~

あけおめ、ことよろ

2007年01月02日 | Weblog
 
(元旦の羊蹄山を真狩村から望む。ここからの羊蹄はちょとカッコ悪い)


皆さま、明けましておめでとうございます。
ばたばたと忙しく、ブログの更新もままなりませんでした。
ごめんなさいね。

「年越し」は、初めてハニーの自宅で過ごしました。
いやぁ、どうにもこうにも緊張しちゃってもう、よれよれのへろへろでござりました。
で、たぶんハニーの母も同様の緊張だったようで、たいそう気遣っていただきましたです。

何気ない会話の中で「お刺身より寿司の方が好きなんです」などと言っちゃったもんだから、それまで生チラシの準備をしておったらしいハニー母は、急きょ握りずしに献立を変更しちゃって…
といった具合で、向こうの気遣いようも大変なもんでした。
双方、かなり気疲れしてしまいましたです。

それでも気を使っていただけ、「ヨカッタぁ」ってぇもんです。
無視されたり、シカトされたりじゃったらお先真っ暗。
たいそう見通し明るい今日このごろでございます。

年賀状は、31日ぎりぎりに書き始めて、なんとかこれで間に合うかと思っておったら、突然プリンターが故障、結局、水の泡となりましたです。
準備をチャンとせんもんだから、酷いもんです。
いつも年賀状をお届けしておる皆さまには、この場を借りてお詫びいたします。
ごめんねぇ~
今週中には、なんとか年賀状を出したいもんだなぁ、と思っとりやす。

さて、OGがわんさかわんさかやってくるはずのニセコのスキー場だけど、今シーズンはどうも様子が違うとか。
いまんとこ、昨年に比べ2割程度客が少ないのだという。
どうやら、暖冬少雪が影響しているらしい。

ぱふぱふパウダーのないニセコでは、魅力が半減ってことかねぇ。
おまけに今年はカナダの方が雪が多いのだとか。
ニセコを避けて、カナダへ行ったのかもしらんね。

前にも書いたけど、客に逃げられたカナダが指をくわえて見ているはずもなく、どうやらオーストラリアでかなりの営業活動したらしい、との話も聞かれる。
拡大路線を突き進んできた飲食店も、一服ってことのようだ。
これからがスキーシーズン本番だけに、どれほど客がやってくるか、成り行きが注目じゃね。

そこでわが雪洞じゃけど、手作りTシャツの予約入ったりはしているものの、なかなか厳しい。
だけど、雪質が悪いためと天気がいいためか、ゲレンデに向かわず散策するOGがけっこういる。
こうした散策組がちょこちょことやってくるらしい。
期待が膨らむのぉ~

営業活動は、フライヤー(チラシのことだって)をあちこちに配ったり、旅行代理店関係者にお店に来ていただいただいたりと、それなりにしておるようです。
来ていただいた方からは、とってもいい反応が返ってくるのですが、なかなか客が来ない。
けっこういい場所だとと思っていたけれど、人の流れからは外れておって、ちょと辛いようじゃ。

今後は営業活動にガンガン力を入れて、口コミでの広がりを待つってことしかない。
だけど3月の20日ごろにはOGはぱったりと居なくなるというから、短期決戦には違いない。
雪洞代表を務めるハニーも2キロは痩せたというし、あれこれ忙しいのじゃ。

ゆったりのんびりの正月にはなりませぬ。
シクシク…