おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「ぼんぼり」営業終了

2007年03月12日 | Weblog
今日の北海道は真冬に逆戻り。
すんなり春になるとは思っておらんかったけど、それでも驚きましたです。
羊蹄山麓は猛吹雪、30~40センチの積雪があったそうな。

OGスキー客向けお土産店・雪洞(ぼんぼり)も先週で今シーズンの営業を終えました。
どうやらOGも3月10日前後を最後にぱたりと姿を消してしまったとのこと。
代わりに雪不足の本州からのスキー客が目立ってきているという。

そのぼんぼりだけど、今シーズンの売り上げは散々だった。
利益が出るどころか、いきなりの赤字じゃそうな。
お店にやって来たOGは口々に「いい店だ」「ステキな店ね」と褒めていく。
だから来たお客のほとんどが何がしかを買い求めていく。

だけどもどうにも客が来ない。
いわゆるメインストリートから一本入った通りだからか、人通りがいきなり少なくなるのよ。
冬の売り上げ全道一という近くのコンビニは、レジに客が大行列というのにねぇ…
フライヤー(チラシ)もオーストラリア人向け旅行代理店やあちこちの飲食店やらに配布したけど、告知がいまいちだったのでしょうね。

おぢも週末は顔を出したのだけれど、お客が来るとこれが実に楽しい。
あれこれ商品の説明をしてあげるのだけれど、「へぇ~」「ふ~ん」という表情を見てるだけでも楽しい。
中でも楽しかったのが子どもたち。

まるで昔の駄菓子屋の風情でした。
けん玉やコマなどがドンドコ売れましたです。
親もここは安全、安心な店と思ったのか、子どもたちに小銭を手渡して長々と遊んでいきました。

この店を一番楽しんでおったのはハニーでした。
ぼんぼりが大好きなのだという。
ある経済人はこう言っておった。
「おもしろい仕事をするか、おもしろく仕事をするか。その2つしか成功の道はない」

こりゃ、来シーズンのぼんぼり、成功するかもしらんね。
しないかもしらんけど…

習慣ってのは…

2007年03月11日 | Weblog
この週末も母親の残したあれやこれやの片づけ作業に追われました。
札幌で処分するとたいそう面倒なものは、真狩村の処分場に運びました。
ハニーはまだ村民ゆえ、カンベンしてね。

なにせ真狩村は今月いっぱい大型ゴミの処理が無料なのよ。
わずかばかりの処理費用をケチったわけじゃなく、札幌のような面倒な手続きがないのがよろしかったわけ。
待ち時間がないってのも魅力でした。

ゴミ処理のあとニセコ町のサクランボさんを訪ねました。
ちょうど昼食に出かけるとのことで、ご一緒いたしました。
アメリカ人の経営する倶知安町の「覚」でピザをいただく予定でしたが、あいにくお休み。

でもって、同町の中華料理店「広華」へ。
ここは東山プリンスホテルに勤めておった方が始めたという。
おぢは海鮮ラーメンをいただいたけど、これが美味じゃった。

スキー場界隈にもあれやこれや美味しいお店が続々できておるけれど、OG客とは無縁な場所でも良いお店がどんどこできておる。
食べもの屋さんのレベルが上がってきておって、まことに結構。

マチを活性化させるのは「よそ者、若者、ばか者」というけれど、羊蹄周辺ではとりわけよそ者が元気なようじゃ。

日曜のきょうは午後2時過ぎに札幌へ。
市内に入って、ふと気づくとババの病院へ向かっておりました。
ちょっとショック。
この10年というもの、日曜夕方はババのご機嫌伺いをしておったわけで…
胸がしくっと痛みましたです。

お里がしれるワイ!!

2007年03月09日 | Weblog

昨夜、ローカルTVニュースの企画もので、箸の持ち方について特集しておった。
街角で箸を持ってもらう企画だが、これがひどいことになっておる。
まともに持てないニッポン人がこんなにいるとは…。

その番組では、妙な持ち方をしておる娘と母親が街頭で取材を受けておった。
で母はインタビューに答えて「幼稚園のころに躾ようとしたんですが、ダメでした」と悪びれた風もない。
もすこし恥ずかしげな返事をしてもいいと思うんだけど、アッケラカンじゃった。
母親のあんたと父親が、ちゃんと躾をせんかったから、こうなったのに…

ヒラフスキー場界隈の居酒屋では、OG客が当たり前のように箸を使う。
中にはニッポンのにーちゃん、ねーちゃんのように怪しげな持ち方をしておる方もいるが、総じてちゃんとしておる。
だいたいあの辺りで、OGに「箸の使い方がうまいですね」などと聞いてはいけません。
西洋人だって普通に箸を使う時代なのじゃ。

考えてみれば、オーストラリアにも中華料理の店や韓国料理、それにわがニッポン料理店があるわけで、外人が箸を上手に使ったところで、もはや驚くには値しないのじゃ。
箸はナイフやフォーク並みに世界で認知されつつあるのよ。
良いことだね。

ところでその番組で安倍晋三の食事風景を放送しておった。
いやはや、これがとってもひどい、まるでなってない。
一国の総理が箸をまともに持てないトホホ状態なのじゃ。
箸もまともに持てんニッポン人がだ、何が“美しい国”じゃ。
笑わせてはいけません!!

親の顔が見たいと思ったが、安倍晋太郎じゃん。
ぢいは岸伸介。
どんな教育してしてたんだか。
お里が知れるとはこのことじゃぁぁぁぁ。

それなりに役者が揃ったね

2007年03月08日 | Weblog

サル山のボス争いが面白いことになってきておる。
世間では「東京都知事選」と呼ばれております。

現職の石原都知事は、「閉経した女が生きているのは地球の害だ」、知的障害者には「人格があるのかね?」、水俣病患者には「IQが低い人たちでしょう」とのたまっておる。

おまけに高級料亭などで7年間に1200万円も飲み食いした挙句に、この行為を「私的流用」と判断されて返還要求されておるそうだ。

一方、元官僚で宮城県知事だった浅野氏は、3期12年も宮城県知事をやって「借金を増やした 」「福祉日本一にすると言ったけど、終わってみれば、宮城県は47都道府県中、40位以下の “福祉下位県”」じゃったそうな。

いずれにしても、面白いねぇ。
おぢが密かに心配しておった田中真紀子の出馬がなかっただけめっけもんじゃ。

で、争点はと言うと、どうやら東京オリンピックだそうだ。
ところが、この可能性はないという。

スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏によれば、「08年の北京五輪のあと、12年のロンドン大会を挟んだ8年後に同じアジアで開催されることは慣例でありえない。そんなことは関係者の間では常識です。」しかも、「2016年は5大陸でまだ開催されていない南米が隠れた大本命。」だとか。

何が争点なんでしょうかねぇ~
よく判りませんですぅ。

とにもかくにもホッとしておるのが民主党。
この政党、もう賞味期限切れかねぇ。
いまこの国に必要なのは政権交代だと思うけど、無理じゃろねぇ…


生まれてから死ぬまでの戸籍

2007年03月07日 | Weblog

きょうはババの郵便物を転送していただくため、郵便局へ。
でもって、ババの銀行口座はどうなるのか、どうするべきか、銀行にご相談に行きましたです。

すでにババの口座は、取引停止なのだそうです。
銀行はなんでババが亡くなったことを知ってんだろか?
不思議です。
で、あれこれ手続きをお教えいただきました。

もっとも大事なのは、ババが生まれてから死ぬまでの戸籍だそうです。
つまりは、祖父と祖母が結婚し、ババを出産した時の戸籍。
続いて、ババが結婚し、おぢを生んだ時の戸籍。
そして亡くなった現在の戸籍。

これが全てないと、ダメなのだそうです。
ようは遺産をだれが相続するかを確定しないと、口座の解約も出来ないのです。
正直、100へぇでした。

まぁ、お金持ちの家なら、生前からしっかり対策をしているでしょうし、知識もあるのでしょうがね。
遺産とは無縁なおぢは、「ふ~ん」「へぇ~」と新鮮な驚きでした。

でもって、区役所に赴いたけど、これがどうにも不親切。
結局、この手続きだけで1時間かかりました。
ようするに、遺産相続にかかわる戸籍謄本の請求に関して、どこにも説明がないのです。
札幌市は!!

それでも、さすがに昔のように見下したような対応はありませんでした。
あたり前ですがね。
もう少し、サービス業の自覚は欲しいです。

夕方、ジムでたっぷり汗をかきました。
身体をいじめていると、あれやこれや、なんだかんだを忘れます。
心も少し回復です。

あすはご当地のプラごみ回収日。
20袋はあるかなぁ。
ババは捨てることのできない世代でした。
良いのか、悪いのか…



きょうからブログ復活です

2007年03月06日 | Weblog



きのうは、初七日。
数少ない親族は、多くが病に倒れておって、遺骨を前にハニーとふたりっきりの法要でおました。
こういうことにはさっぱり無知なおぢゆえ、法要でいいんだべか?
間違っていましたら、ご指摘くださいね。

お寺さんが帰られてから、仏壇を買い求めに出かけました。
数万円のものから百万円まで、しかも宗派によってごまんとあるのです。
しかもいまはセール中とか。
なんでこの時季セールなのか、よく判りませんがね。

ババの居場所は、畳の部屋のない比羅夫の小屋に決めたため、「モダン仏壇」と呼ばれる近代的な?仏壇にいたしました。
代々東本願寺の檀家でござりますが、「死んだら羊蹄山に灰を撒いてね」と言っておったババゆえ、納得してくれると思いますです。

その後は、遺品の整理などに追われました。
処分に困った介護用の電動ベッドは、ハニーがボランティアしている自閉症の施設で使っていただくことになりました。
ババは以前、大学の医学部に解剖用に献体を申し込んでいたこともあり、こうした施設で使っていただくのも供養でしょう。
施設側にとっても、「願ってもない申し出」だったようで、おぢもちょっとばかり嬉しかったです。

あすは、銀行、郵便局、そして部屋の片付けとしんどい一日になります。
ババが亡くなってからというもの、とにかく忙しく、疲れが溜まる一方です。
喪失感はあるものの、悲しみにひたる余裕もない日々がまだしばらく続きそうです。