クリスマスの聖なる夜。Holy night:ホーリー ナイトに、ちなんで、Holly(Lの小文字が1つ多い)について少し。
アメリカ映画の中心地Holly-woodの「ホリー」はヒイラギのことです。ヒイラギはリース飾りに使ったり、今日頂いたポストカードにも赤い実とトゲトゲした葉がデザインされていました。欧米でクリスマスに飾るのは、セイヨウヒイラギ、アメリカヒイラギで、最初と次の写真は、その近縁種のシナヒイラギです。こちらは、葉には鋭いトゲがありますが、全体に丸みのある葉で、この時季に直径1センチほどの赤い実をつけます。原産地は中国で、チャイニーズ・ホリーとも呼ばれます。
シナヒイラギやアメリカヒイラギは、モチノキ科ヒイラギ属で、庭木などとして移入されたものです。マンリョウと同じような赤い実ですが、鳥たちはヒイラギの実の方がお好みで、ほとんどの実が食べられてしまいました(涙)
それで、この写真は10日程前に撮っておきました(勝!)
こちらが、本物のヒイラギです。というのは、ウソです(笑) 失礼しました、上の写真は、ヒイラギの葉の「そっくりさん」で、ヒイラギナンテンといいます。これも庭木としての移入種で、江戸中期に中国・台湾方面から渡来したそうです。春に黄色い花をたくさん房状に付け、秋に黒紫色の実になります。写真のボツボツは、これから春に向かって大きくなっていく蕾(つぼみ)の子どもです。
こちらは、ホソバヒイラギナンテン。上のヒイラギナンテンと同じく、メギ科ヒイラギナンテン属。秋に黄色い小さな花を房状にたくさん付け、次の年の2~3月に黒に近い藍色の実に熟します。こちらも中国原産で明治初期に移入されたそうです。「南天:なんてん」の近縁種だけあって、どちらも薬用にされます。
それで、次に国産の純正「ヒイラギ」を登場させるはずだったのですが・・・(汗)、写真が間に合いませんでした。(!涙!)
メンバーから「大島公園にある!」「元町の○○にある!」と情報をもらったものの時すでに遅く、時間切れでした。今度、節分までに写真を撮っておきましょう。
図鑑によると、ヒイラギは福島以西の本州・四国・九州・沖縄・台湾に分布しています。残念ながら大島には自生していないらしく、『伊豆大島の植物』総目録に記載がありません。
≪ここにヒイラギの写真が入る予定≫
(上の写真は、後から撮って入れました。お正月でも花が少し残って良い香りをさせていました。)
この国産ヒイラギは、モクセイ科モクセイ属で、11月頃香りのよい白い花を咲かせます。翌年の初夏に黒紫色の実が熟しますから、クリスマスに使うわけにはいかないですね。
「木」偏に「春」は、椿:ツバキで、「木」偏に「冬」が、柊:ヒイラギです。大島は常春(とこはる)の島と言われる椿の島なのでした!
なお、タイトル「ヒイラギ系」の「系」は、「科」や「属」のような学術的な意味は一切ありませんので、念のため(笑)
今年の私の日記担当は、今夜が最後です。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。 (なるせ)
アメリカ映画の中心地Holly-woodの「ホリー」はヒイラギのことです。ヒイラギはリース飾りに使ったり、今日頂いたポストカードにも赤い実とトゲトゲした葉がデザインされていました。欧米でクリスマスに飾るのは、セイヨウヒイラギ、アメリカヒイラギで、最初と次の写真は、その近縁種のシナヒイラギです。こちらは、葉には鋭いトゲがありますが、全体に丸みのある葉で、この時季に直径1センチほどの赤い実をつけます。原産地は中国で、チャイニーズ・ホリーとも呼ばれます。
シナヒイラギやアメリカヒイラギは、モチノキ科ヒイラギ属で、庭木などとして移入されたものです。マンリョウと同じような赤い実ですが、鳥たちはヒイラギの実の方がお好みで、ほとんどの実が食べられてしまいました(涙)
それで、この写真は10日程前に撮っておきました(勝!)
こちらが、本物のヒイラギです。というのは、ウソです(笑) 失礼しました、上の写真は、ヒイラギの葉の「そっくりさん」で、ヒイラギナンテンといいます。これも庭木としての移入種で、江戸中期に中国・台湾方面から渡来したそうです。春に黄色い花をたくさん房状に付け、秋に黒紫色の実になります。写真のボツボツは、これから春に向かって大きくなっていく蕾(つぼみ)の子どもです。
こちらは、ホソバヒイラギナンテン。上のヒイラギナンテンと同じく、メギ科ヒイラギナンテン属。秋に黄色い小さな花を房状にたくさん付け、次の年の2~3月に黒に近い藍色の実に熟します。こちらも中国原産で明治初期に移入されたそうです。「南天:なんてん」の近縁種だけあって、どちらも薬用にされます。
それで、次に国産の純正「ヒイラギ」を登場させるはずだったのですが・・・(汗)、写真が間に合いませんでした。(!涙!)
メンバーから「大島公園にある!」「元町の○○にある!」と情報をもらったものの時すでに遅く、時間切れでした。今度、節分までに写真を撮っておきましょう。
図鑑によると、ヒイラギは福島以西の本州・四国・九州・沖縄・台湾に分布しています。残念ながら大島には自生していないらしく、『伊豆大島の植物』総目録に記載がありません。
≪ここにヒイラギの写真が入る予定≫
(上の写真は、後から撮って入れました。お正月でも花が少し残って良い香りをさせていました。)
この国産ヒイラギは、モクセイ科モクセイ属で、11月頃香りのよい白い花を咲かせます。翌年の初夏に黒紫色の実が熟しますから、クリスマスに使うわけにはいかないですね。
「木」偏に「春」は、椿:ツバキで、「木」偏に「冬」が、柊:ヒイラギです。大島は常春(とこはる)の島と言われる椿の島なのでした!
なお、タイトル「ヒイラギ系」の「系」は、「科」や「属」のような学術的な意味は一切ありませんので、念のため(笑)
今年の私の日記担当は、今夜が最後です。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。 (なるせ)