グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

蔓性植物

2009年12月28日 | 植物
樹木に絡み付いている蔦(ツタ)・蔓(カズラ)などと呼ばれているツル性植物があります。

小学校1年生で観察する朝顔はおなじみですよね。もっと大きくなる物に葛なんかは木々一面を覆って木が枯れてしまったりもするそうで困りものだそうです。太陽の取り合いはすさまじい物ですね。

木々達は太陽を求め大空に向かって成長していくわけですが、自立しないツル植物は幾つかのパターンによって空に向かいます。

朝顔などは蔓本体がくるくる巻き付いていきます。植物により右巻きと左巻きの違いがあります。
                         
               これはフジヅル長年かかってこんなに食い込んで居ます。木にとっては迷惑ですね


ツルはまっすぐだけど脇の蔓の先が巻き付く物



ツルはまっすぐで途中で楔を打つように他の木に食い込む物、ブロックの塀にも食い込んでいるのを見ます。
                     


バラやサルトリイバラなどはトゲを持っていて他の植物にひっかける。トゲの向きに注目、トゲは下向きに付いていて風などで枝が飛ばされたりすると他の枝に引っかかり上にあがれます(これはアイデア!)



◎サルトリイバラ(山帰来)=大島の物はとげが少なかったり無い物も多く有ります。
先日の松本清張の2時間ドラマにも出ていました。『火と汐』
サルは捕れません、私はよく引っかかりますので シマトリイバラに改名してもらいましょうか? (しま)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする