グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

夏の鳥たち

2010年05月01日 | 
今日から5月ですね。
木々が若葉を伸ばし島中が緑であふれつつあります。
少し風が強かったですが『風薫る』という言葉がぴったりな見事な晴天になりました。

今の時期は南の地で冬を過した鳥たちがもっと北へ旅する途中で伊豆大島を中継していきます。
オオルリのように大島で繁殖する鳥もいますが、ほとんどは通過組です。



ここ最近のそんな鳥たちをご紹介します。



まずはキビタキ。



まさに黄ビタキでしょう?
この黄色と黒と白の3色はオスです。

このオスは今朝の撮影で素晴らしいさえずりを聴かせてくれました。
初めて聴きましたよ!
キビタキのさえずり!
まさか大島で聴くことができるなんて思ってもいませんでした。
途中でコジュケイの鳴き真似を入れていました。




続いてオオルリ。







このオスは自分のさえずりはせずにいろんな鳥の鳴き真似をしていました。
「一体何が鳴いているのだろう?」と樹の上を探すと彼がいました。





アマツバメ。



今朝の牧場にたくさんいました。
う~ん・・・200~300羽くらい?
もっといたかも!



調布-大島の定期便 ドルニエ228と。
まさかぶつからないでしょう!?




ゴイサギ。



目が赤いのは徹夜で飛んできたからです。

・・・ウソです。
年中こんな目です。



と、以上が今日の撮影です。





サンショウクイ。



声は以前に聴いたことがありますが姿を見るのは初めてです。
こちらはメス。



こっちの白黒ハッキリしているほうがオスです。



なんてつぶらな目をしているんでしょう。
騙されちゃいそうです(笑)

「ピリリー、ピリリー」と盛んに鳴いていました。
この鳴き声が「山椒を食べて辛い!」と言っているかのようなのでサンショウクイと名がついたそうです。
(昨日の成瀬と山椒つながり?)



イモムシ、ゲットーーー!!






隣のメスにプレゼントするかと思いきや、自分で食べてました・・・







オオルリのメスです。



この子、額になんか青い羽が生えているように見えるんですけど?




コサメビタキ。



わー!!
春の渡りの途中で出会えるなんて!!
去年の秋にはエゾビタキやサメビタキに混じって少しだけ見ることができました。
今回はイヤっていうほど見ましたよ~(笑)



とにかくかわいい。





正面顔~。







伸び~。







むんっ。







イモムシ、ゲットーーー!



しかしエゾビタキ、サメビタキには会えず。




以上、最後のコサメビタキ以外が一昨日、最後は昨日の撮影です。







こっちでもイモムシ、ゲットーーー!



って、誰!?



アチコチから聴こえてくる「チョビチョビビー」という鳴き声からどうもセンダイムシクイらしいですが・・・
だとしたら初めての出会いです。うれしー。



どう?



センダイムシクイ?






っぽくないですかー?
間違っていたらご指摘お願いします。





ツツドリ。



なんか挙動不審でした。




以上が昨日の撮影です。




さて、最後にご紹介するのは・・・



サシバです。



獲物を掴んでいます。
マムシかも!?





4月25日の撮影です。
このときは3羽でいて、盛んに鳴き交わしていました。

もしかしたら大島で子育てしてくれるかもしれません。




私が見つけられないだけで、もっともっとたくさんの鳥たちが大島を通過していっていることでしょう。

鳥たちは一体どんな目で大島を見ているのでしょうか?
快適に過すことができているでしょうか?





今日出会った鳥たち(声のみを含む)
ウミウ、オオミズナギドリ、ウミネコ、ゴイサギ、チュウサギ、ダイサギ、トビ、ハヤブサ、コジュケイ、キジ、カラスバト、キジバト、ツツドリ、アマツバメ、イワツバメ、コシアカツバメ、ツバメ、サンショウクイ、ヒヨドリ、モズ、イソヒヨドリ、アカハラ、ウグイス、セッカ、センダイムシクイ、イイジマムシクイ、キビタキ、オオルリ、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス



      がんま
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする