グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

あれから ・ ・ ・ 

2010年05月14日 | キノコ・菌・微生物
 モリアオガエルが今年もやって来て、カカカッコロコロコロッと鳴いていると書いて、もう1ヶ月近くが経ちました。
 あれから、しばらくメス1匹でしたが、1週間ほどするとメスが3匹に。最も多くオスを確認したのは5月5日で、7匹にもなりました。
 
【モリアオガエルの卵塊】

 この画像の卵塊は、産み立てなので白くて細かい泡が光っています。数日経つと、表面がラップで包まれたように膜状になり、黄色っぽく変色します。やわらかさはマシュマロのようです。今年最初に出来た卵塊から、おたまじゃくしが、ぽとっぽとっ出てきたのを見たのは約2週間後でした。おたまたちが出た後の卵塊を開いてみると、周りは食材の「おふ(麩)」のようで、中心部分はどろっとした液状でした。受精卵が中心部分に集まるのでしょうか? 水分の保たれた中心部分の卵だけ発生が進むのでしょうか?



 4月23日に「きのこの山」で登場した食べられるキノコです。

【アミガサタケ】

 
 この春は、雨が多かったせいか、このアミガサタケによく出会いました。

 裏庭や近くの農道の土手にも生えていました。

 それで、あれから、フランスの食の都リヨンに住む○○○氏に問い合わせてみたところ、あちらではトリュフに次いで珍重されているとか。クリームソースなどに、ほんの少し入れて使うものらしいのです。

フランスでは【モリーユ】


 そう聞いたら、やはり食べてみたくなりますね(笑い)。

 このキノコの仲間は生食は厳禁ですから、よく茹でて、クリーム煮にしてみました。食感は、ちょっと粉っぽい固めのマカロニといったところ。お腹の調子も体調も普通でした(笑)。

 お味の方は・・・?

 味らしい味が、分かりませんでした(汗)
 たぶん、食材としての採り頃と、調理方法がよければ・・・美味しいのでしょう。
 おフランス産と、国産では多少違うかも?




 その次の週、「山椒の花」に集まる虫を観察していた時、近くを通りかかった紅色のカミキリ。 
【ホシベニカミキリ】


 何で、目立つ赤い色なのか疑問でした。

あれから、しばらくして、この謎に関係しているらしいものに出会いました。

 「何だ、こういうことか」と単純な解答にビックリすることもあります。

【タブノキの新芽】


 ホシベニカミキリの成虫は、タブノキの樹皮を食べているそうです。

 大好きな食べ物の新芽の色にまぎれることが出来たご先祖たちが、生き残って来られたということでしょうか。

 (なるせ)
コメント
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