グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ハキリバチの葉っぱ

2011年08月12日 | 植物
カテゴリー選びに迷いました(笑)

話題の主は昆虫なのですが、今日は残念ながら虫を登場させられません(汗)

先週、バラハキリバチの葉を切るシーンを見てみたい・・・と書いて、
どこへ行けば見ることが出来るのか? 悩んでしまいました。

手がかりは、前年に作られた巣材の古い葉っぱだけ。
小さく切られていて、葉脈もハッキリせず、薄い葉であること。
身近にあるバラには、それらしき切り跡がありませんでした。

見出しの写真は、クズとノブドウの葉にあった切り跡です。
7日の日曜日、見つけた時には、思わずニンマリしていました。

近くの道沿いで見つけて、
オリーブ色になった古い葉と対比させてみたら↑、
ピッタリでした!

古い葉を調べたところ、切り取った形に2種類あるようでした。
1つは、カップのフタの部分に使われているほぼ円形のもの。
直径8ミリ~10ミリほど。
もう1つは、カップ本体を作っている楕円形のもの。
長径12ミリ~20ミリ、短径8ミリ~12ミリほど。

写真↑の左上に並んでいるのがフタに重ねられていた葉です。
5枚~8枚ほど、厳重に重ねられていました。

上の写真の左下の葉を拡大すると、
途中まで切れ込みが入っています。
どうしたのでしょう?
切り取り作業中に何かあったのでしょうか?

巣材調達の真っ最中に私が近づいてしまったのでしょうか。
ハチの存在にこちらが気付く前に、
飛び去ってしまったのかも知れません。

これ↑は、今日見つけたヤマノイモの葉です。
5日前のクズの茂みのすぐ近くにありました。

いくつかはありましたが、クズほど多くありません。
どれも、一見したところスパッと切り取られたように見え、
葉による違いは無いようです。
一生懸命に仕事に励んでいるようです。
この働き者のハキリバチのお母さんの仕事振りを一目みたいと思い、
クズの茂みの近くで少し待ってみましたが・・・
それらしき姿を見掛けることも叶いませんでした。

この他には↓、
500メートルほど離れた所のアカメガシワの葉にも・・・、

それから、庭のフジの葉も数枚が切り取られていました。

この季節、身近で活発に巣作りしていることは分かりました。
あなたも野山へ出る機会には探してみて下さい。

あと、私の場合、見ることは出来たとしても、
写真に撮れるかどうかが・・・問題です(汗)

(なるせ)



コメント
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