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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

「ウワ~!」がいっぱい。

2011年08月18日 | ツアー
昨日体験ダイビングにいらしたお客様と、裏砂漠や樹海を歩いてきました。
いつものごとくガイドが見つけたものはごくわずかで、お客様が次々に色々なものを見つけてくれました。

今日も「うわ~!スゴイ!」「なんだこりゃ~?」の連続でした(^O^)
では、今日の「ウワ~!」を紹介します。

「ウワ~、この白いの何ですか?」
 ハチジョウイボタの枝が白い綿のようなもので綺麗にくるまれていました。

「な、何でしょう??」私も初めて見る光景でした。
「何かの虫でしょうかね?これは調べるしかないですね。」

持ち帰ってジックリ調べた見たら裏側に開いた細かい穴の奥に0.5mmぐらいの小さな虫が入っているのが見えました。

(小さすぎて私のコンデジでは虫は写しきれませんでした(^_^;))
正体はイボタロウカイガラムシという虫のオスの幼虫らしく、体の保護のためにロウ物質を出しているようです。

この綿状のものをを加熱したものは“白ロウ”または“雪ロウ”と呼ばれる高級な蝋(ロウ)だとか…。

なるほど、確かに雪のような白さでした~。

「ウワ~この毛虫何ですか?」

「ヒサカキを食べるホタルガの幼虫です。」
まだ育ち盛りのようで、何匹も見かけました。
中には溶岩の上に落っこちたところを蟻に襲われているものもいました。

「ウワ~、スゴイ~!!」

裏砂漠の黒い大地と強い風に乗ってやってくる白い霧も体験しました。

「ウワ~、大変!」

これは色違いのカビが全身を綺麗に覆っていて見事(?)でした。

「ウワ~、スゲ~!」…本当にスゴイ光景でした。
脱皮中に死んでしまったアブラゼミです。

なぜ?何があってこんなことに?

正面顔がちょっと怖い(^_^;)

5年も土の中で暮らして、やっと地上に出てきたばかりだったはずなのに、無念だったことでしょう…。

「ウワ~、何だコレ?」

樹液??
ハチジョウイボタの木の上から泡が流れ落ち、木の下にたまっていました。

「一体何だろう?」

ワクワクしながら泡をかき混ぜましたが、結局何も出てきませんでした(^_^;)

「ウワ~!」はまだまだ続きます(^O^)

「ウワ~、3匹いる!」

マイマイガの仲間の幼虫と思われる毛虫が、3匹縦に並んでお尻を振っていました!

「ウワ、すげえ!」
大島にとても多い甲虫、キマワリの交尾です。

交尾シーンは初めて見ました(^^)v

「ウワ~、このカタツムリ長い~!」

確かに細くて長いですよね。貝殻部分は三角形でかさ高です。
これはニッポンマイマイというカタツムリだそうです。
国内で激減しているとか…(大島では時々見かけます)

「ウワ、目玉模様!」
目玉模様は何度も私達の前に現れました。

正体はオオトモエという蛾で、幼虫は大島にたくさんあるサルトリイバラの葉を食べて育つようです。

夏の森にはたくさんのセミが飛び回っていました。
時々人間にぶつかってくるセミ達を「セミ爆弾」と名付け、これも笑いのネタとなりました。

とっても楽しい夏のひと時でした~(^^)v

(カナ)
コメント (4)
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