グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

2012年・雪の三原山

2012年01月29日 | ツアー
週末2日間で3回、雪の三原山を歩きました。

最初は昨日の午後、報道関係者の方向けのジオパークツアー。
三原山には雪がチラついていました。

でも皆さん「歩きましょう!これぐらいの雪、平気ですよ!」ととても元気でした(^O^)
1986年溶岩流先端での一コマです。

一人ずつ溶岩の上に乗ってポーズを決めて、楽しそうでした(^O^)

しかし雪景色の中を歩くのは楽しいけれど、黒い溶岩がハッキリ見えません(^_^;)
昨日は電気自動車とジオパークの取材&撮影が目的だったので、山を歩くのは少しにしてこの場所へ…。

島内にある5台の電気自動車が連なって約1万5000年の噴火の歴史の前で停まっている風景は、なかなか圧巻でした!「過去と未来が、一緒になってる~」って感じでした(^O^)

さて一夜明けて今日は、朝7時から2回三原山に登りました。
午前中はTV取材の下見の方達と、午後は普通のツアーでした。

登山中の壁には、見事なツララができていました。


「牙みたい~」と、楽しそうなお客様(^O^)


こんな声も聞こえてくるようでしたが(^_^;)


雪景色を眺めていたら、割れ目噴火の溶岩流の黒さが違うのに気がつきました。
噴火が終わってから流れ出した、短い溶岩流だけがとりわけ黒いのです。


白い三原山にこれだけ黒い色が残っているとは思わなかったので、ちょっとビックリしました。

溶岩のガラガラ具合が激しいと、雪も隙間に落ちちゃうのでしょうか?

ところで、今日の天気予報は午後から晴れでした。
しかし午後3時の山頂からの眺めはグレーの雲に、炎のような少しオレンジがかった光が広がっていました。

「まだ陽が沈む時間ではないし、ちょっと赤くて変な感じ…」by全員。

不思議な光に時々ボ~っと見とれながら下山を始めたら、途中で雪が降り始めました。


雪は次第に強くなり、黒い溶岩が出ていたところも見る見るうちに白く染まっていきました。

さらに雪は顔に向かって吹きつけてくるし、だんだん帰りの車の運転が心配になってきました(^_^;)
「いったいどこが晴れなんじゃ~!と、天気予報を呪いながら歩いていたら…

山頂口まで帰ってきて振り向いた時に目の前に広がっていた風景は、こんなだったのです!!

一瞬夢かと思いました!

ほんとうに直前まで、ガンガン雪が降っていたんですよ。
いったいいつから青空だったの??

いつも何かしらの新鮮な驚きを用意してくれる三原山ですが、今日のこの景色はかなり強烈でした。
まるで壮大な手品みたいでした~(^O^)

(カナ)










コメント (6)
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