グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

最速ジオガイドと&火口の雪

2012年02月02日 | 火山・ジオパーク
今日は、日経新聞の取材の案内で山に登りました。
日帰りで時間がなかったため、山頂口から登り始め火口を見て帰ってくるまで2時間弱という、今までで最速の案内でした。

山は少し雪が残るものの、青空が出て気持ちの良い天気でしたよ~。
こんな景色で快適でした!

でも上り坂も早足で歩きながらずっとしゃべり続けたため、かなり息が切れました。
ハアハア、ゼイゼイ言いながらしゃべり続け…(^_^;)

黒い溶岩の上の雪はかなり溶けていたけれど、まだ所々に残っていました。
で、こんなクイズができちゃいます。

「この写真の中の白い部分は何でしょう?」
どれが噴気でどれが雪だかわかりますか?

「フンキとユキ」色も同じだし「キ」も同じだ~!
ええと…(^_^;)

今日の取材のテーマは「ジオパークと椿」だったので、下山しながら椿祭り会場へ立ち寄りました。
ヤブツバキは花弁に黒いシミがついているものが多いのですが、これは綺麗(^。^)

しかしまだ圧倒的に蕾のほうが多いです。
(花の背後にグチャ~っとあるのが蕾)

記者の方は、コンデジでサクサク写真を撮りながら取材を続けていきます。


「あ、ここいっぱい咲いてる!」
スゴイ密集してて華やかですね。

野生種のヤブツバキは満開の時でもここまでではありません。
さすが人間が手を加えた鑑賞用の花。

記者の方は5時間弱の間に、ご自分でレンタカーを借り、町長にインタビューし、三原山の火口を歩いて往復し、桜株と椿園と神社も歩いて無事離島されました。(スゴイ~)
数日後の日経新聞に、伊豆大島のジオパークと椿の魅力がどのように登場するのか、楽しみですね。

ところで、港の近くで記者の方と別れたとたんに、目の前に白いものが舞い始めました。
“雪”です!平地に雪が降るなんて、大島では珍しい…。

急に「そうだ!火口の雪を見に行こう!」と思い立ちました。
火口と言っても山の上ではありません。

自宅から車で1分の、昔の火口です。
大粒の雪がどんどん降ってきました。

ここは昔の火口の丸い地形が「野球場」として使われている場所です。
最近できた「伊豆大島ジオパークわくわく探検ガイド」という冊子に「火口の縁まで打球が飛ぶと、ホームランです。」という一文があり、それがとても気に入っています(^。^)

自宅から車で1分の場所に火口がある…さすが火山の島だわ~。
でも実はコレって、自宅が火口になっちゃうかもしれない場所に住んでるってことでもあるのですけど(^_^;)

どんどん白い色に変わっていく“火口野球場”をしばらくぼーっと眺めたあと車に乗ろうとしたら、まだタネを飛ばしていないフワフワのススキに雪が降り積もっていました。

「お!なかなか綺麗!」

花のようですね!

「綺麗~!」

もっとアップにしたくなりました(笑)

きっとアッというまに溶けてしまうであろう、ひと時の姿。
はかなくて、だからなおさら可愛く見えます。

ということで、最後は火口から雪に目移りした(笑)今日の日記でした。
この日記のカテゴリーって「火山・ジオパーク」じゃなくて「今日の大島」かなぁ…ぶつぶつ…。

(カナ)






コメント
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