グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

シロカモメ

2012年02月25日 | 
先月21日のブログでとっても遠かったシロカモメを近くで見ることができたのでご紹介します。
撮影は今週の火曜日と木曜日です。
こんなに近くでじっくり観察できたのは初めてなのでうれしくてついついたくさん撮ってしまいました。
お付き合いください。

とにかく。

白い!
白すぎる!!
手前に写っているのはウミネコ、右にいるのはセグロカモメかオオセグロカモメです。






せっせと羽繕いをしていると、

「ちょっとそこどいて~」





セグロカモメかオオセグロカモメがやって来てシロカモメは飛んで行ってしまいました(涙)
ここまでは火曜日の朝の撮影です。

ここからは同日午後。
同じ場所にいってみるとまたシロカモメがいました。

大切な翼のお手入れに余念がありません。


お友達(?)に話しかけられても知らん顔です(笑)


両翼を広げて~。
あ、この子は朝の子とは違いますね。








ぶるぶる~。






ばさばさ~。

このあと飛んで少し移動しました。

ここ。
後ろにいるのはウミネコです。




この子は写真を撮っている私に気を遣ってたくさん羽を広げてくれました。
ありがと。


と、ここまで美しいシロカモメを堪能して頂きましたが(私だけ!?)実は今までのシロカモメは全部まだ本当のシロカモメではないのです。
いや・・・本当のってのは違うか・・・シロカモメには違いないんだし。

鳥は種類によっては生まれたときに生えてくる羽から大人の羽に変わるまで数年を要するものがいるのです。
その間の羽色はかなり変化があるものもいます。
鳥の世界では完全な大人の羽になってもうそれ以上羽の色に大きな変化が起こらなくなった鳥を成鳥としています(もちろん人間が勝手にそうしてるだけです)
まだ羽色のハッキリしない若鳥を見て「あぁー、図鑑に載っているような綺麗な成鳥を見てみたいなぁー」と思うこともしばしばです。

カモメ類がまさにそういう種類の鳥なのです。
今までご覧頂いたシロカモメはまだまだ完全な大人の羽になっていない若鳥なのです。
若いシロカモメはここ伊豆大島では毎冬になると必ずと言っていいほど見ることができますが成鳥はもっと北へ行かなければ出会うことはないだろうなーと思っていました。

『思っていました』ですよ?

それが・・・

いました!!





真っ白な風切羽(これは若鳥も共通)と淡いグレーの背中。
クチバシもちゃんと黄色くなって赤点もあります。
まさか大島でシロカモメ成鳥を見ることがあろうとは。

自分の翼でどこへでも自由に飛んでいくことが出来る鳥たち。
こういう出会いがあるから鳥見はやめられません!!


シロカモメは他にも若鳥が3羽いました。
これが木曜日の出来事です。

シロカモメ祭り、また開催できたらいいです(笑)


                    がんま
コメント
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