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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

春の兆しを見つけたツアー

2012年02月16日 | ツアー
2日間、柳場と10名の方のツアーをご案内しました。
インフルエンザ後、久しぶりの山です(^O^)

しか~し、昨日の天気予報は雨。
添乗員の方は「大丈夫です。私は晴れ男なんで歩いているうちに必ず晴れます。」と自信を持っておっしゃるのですが、山に上がった時は霧で何も見えませんでした。

「晴れ男さん、お願いしますよ~。」などと言っていたら、だんだん霧が晴れて三原山が姿を見せ始めました。

すごいタイミングに、みんなビックリです。

スッキリ霧が晴れたところで記念撮影。

晴れ男の添乗員の方が、万歳しています(^^)v

溶岩の上に最初に芽を出すハチジョウイタドリの、3枚の翼つきタネを観察したり…

(飛ばないタネがまだ結構残っていました。)

オオバヤシャブシの実と、膨らみ始めた今年の雄花の蕾を眺めたり…

周囲の景色をゆっくり楽しみながら、山を登りました。

途中の壁が、キラキラ光っていました。
「なんで今日は壁が光っているのだろう?」

不思議に思って近づいたら、理由はコレでした!

小さな小さなコケの胞子に雨粒が1滴ずつ、ついていたのです!
「うわ~!超カワイイ!!」

ほんの一瞬しか見ることのできない、キラキラ輝く小さな水滴。

三原山からの、とても素敵なプレゼントでした(^O^)

冬の間、枝に沿って目立たない状態で伸びていたハチジョウキブシの蕾も、下に垂れ下がり始めました。

そろそろ花の準備を始めたようです。

これ以外にも、春の兆しがあちこちで見つかりました。
大島公園の早咲きの桜の枝先に、白い花がポツポツと開き始めていましたし…


森では、ハチジョウカンスゲが花粉がギッシリ詰まった雄花を伸ばしていました。

この光景を見ると「春が来た~!」とうれしくなるのは、大島で長く暮らしているからかもしれません。
もうすぐ、野の花の季節が始まりますね(^O^)

そうそう、今日は森でちょっと面白いものを拾いました。

サルトリイバラの葉っぱに、しっかりと固定された蜂の巣です。

たぶん葉裏に巣を作りかけたところで、葉が地面に落ちてしまったのでしょう。
蜂、ビックリしたでしょうねぇ~(^_^;)

自然の中をのんびり歩いた後は、波浮の港へ立ち寄りました。
名物のアツアツコロッケが揚がるのを待ちながら、みんなで「波浮の港」の歌を合唱(^O^)

歌ったあとのサクサクコロッケ、最高です!(^^)!

そして最後に椿油工場見学へ。

今回のツアーのテーマは“火山と椿”

椿祭りや椿トンネルなど、様々な場所で椿を楽しんでいただいた後は、“大島の人が椿をどのように利用してきたか”を見ていただきたい、と思ったので、予定外でしたが工業に立ち寄りました。

「油屋」として4代目のご主人が、椿油について熱く語ってくれました。

笑顔いっぱいの皆さんと、楽しく歩いた2日間でした。

(カナ)

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