グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

自然エネルギー

2012年02月24日 | 歴史・文化
昨日はウグイスの話題が出ていましたね。
丁度いま、島の南部の梅林は満開を迎えています。

梅林の下草には、
アシタバが新芽を元気に伸ばしていました。

きのう昼過ぎまで嵐でしたが、
今日は風も弱く、穏やかで暖かな一日になりました。

少し離れたお宅の屋根に太陽熱温水器を見かけて、
1枚頂戴しました。

たしか、20年ほど前、
この温水器↑の販売営業所が元町にありました。

以前、他のお宅で伺った話では、
夏は太陽熱温水器で温めたお湯だけで、お風呂に入れるとのことでした。
化石燃料やバイオマス燃料を使って沸かす必要がないというのは、
お日様に感謝ですね!

太陽熱でそのまま水を温める温水器はとても
熱効率の良い装置だそうです。

大島は周囲を海で囲まれていますから、
潮風が常に通り過ぎます。
そのため金属製品はサビやすいので注意が必要です。
この温水器はサビに強いステンレス製だったはずです。
価格は忘れてしまいましたが(汗)、
20年くらい使えたら、元が取れたのではないでしょうか?

こちら↑は太陽光発電のためのパネル。
最近は、ソーラーパネルを乗せている屋根も見かけるようになりました。

これ↑は、電気自動車の利用実験ために設置されています。

普段、電気を便利に使っていても、
電気を作ることは考えていませんでした(汗)

太陽光パネルは、電気的な特性が異なる2種類の半導体を上手に組み合わせ、
吸収した光エネルギーを電位差に変える。この電位差によって電子は回路に押し出され、電気が流れる・・・

と、説明を読んでも、???
温水器のように単純でないと分かる程度(恥)

地上に届く太陽光エネルギーは、
1m×1m(1平方m)当たり1キロワット。
現在市販されているパネルは、
この太陽光エネルギーの10~15%を電力に変えるそうです。

ですから、ここのように地価の高い場所で発電すると
高価な電気になりますね。
と、とにかく、電気は貴重なものなので、
大切に使いましょう!

こちら↑の風車は、
都立大島高校の風力発電風車で、都道沿いにあります。

小型に見えますが、直径は1.5メートルくらいでしょうか?

どの位の発電量で、何に使っているのでしょう?

  設置機械:AIRDOLPHIN GTO Z-1000-250
       ゼファー株式会社製 4基

  発電性能:定格出力 1基当たり1.1kW(風速12.5m/s)

  電力活用:系統連系(変電室に接続し校内消費。
            風力発電では都立高校初)


東京電力と技術協議・契約手続きを経て、昨年8月2日から
稼動しているそうです。
詳しくは、都立大島高校のホームページをご覧下さい。

風があれば夜も働いてくれるわけですね。
頼もしいです!

ただ、大きな風車による風力発電には、
いろいろ問題もあるようです。

先週18日の願法の写真を拝借しました。
(やっぱり、きれいな画像だなあ)
かなり大きな風車が並んでいます。

たぶん、この辺りだと思います。東伊豆町と
河津町との町境の保安林に風力発電施設の建設計画があるそうで、
保安林指定の解除を農水大臣が同意したと静岡県が発表しました。
地元の市民団体は危機感を募らせています。

自然豊かな保安林を切り開いて造るとは・・・
「自然エネルギー」と呼べないじゃん!

対岸のことと思っていてはいけないかも。

(なるせ)
コメント
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