グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

箱根ジオパーク・パネルディスカッションに参加しました。

2012年02月07日 | 火山・ジオパーク
昨日、箱根ジオパーク推進協議会主催のパネルディスカッションに参加し、伊豆大島のガイドの状況などを話してきました。テーマは「地域振興・観光・教育の面からジオパークを考える」

基調講演は、産業総合研究所の加藤碵一氏(大島のパネルディスカッションでもお話しいただきました。)の、
「ジオパークから見る観光振興について。」

加藤氏は海外のジオパークも歩かれていて、その話も講演の中に織り込まれていました。

ヨーロッパのあるジオパークでは、45度傾いた壁にめり込んだ恐竜の足跡の前に
「恐竜が45度の壁を登ったわけではありません。地殻変動で45度傾きました。」という看板があるとか。

な、なんて見事な看板でしょう!
楽しくて、ユーモアがあって、わかりやすい!

恐竜が歩いているシーンも想像できるうえ、地殻変動の凄さも感じることができちゃう!こんな看板がアチこちにあったらきっと「ジオパークって面白い!」と思う子どもたち(大人も)が増えることでしょう。
「お手本にしたい看板だ~」って思いました(^O^)

日本でも各地で、ジオパークをテーマにした商品開発が行われているようです。
島原半島では普通のおむすびに「ジ・オむすび」と売っている、糸魚川では24種類の「ジオ丼」がある、などなど…。

う~ん、楽しそう。
大島も工夫すれば色々できそうですよね。

さて、基調講演の後は4地域からパネラーが出て、それぞれの地域の取り組みを報告しました。

秩父ジオパークの宮城氏は、秩父に多いカエデを利用した、メープルシロップのお菓子の商品開発について。
下仁田ジオパークの古久保氏は、今まで地道に続けられてきた下仁田自然学校の活動について。

(下仁田自然学校は運営委員17人、後援会員580人で、年間スケジュールを立てて計画的に子どもたちの教育活動や生涯学習などに、13年前から取り組んできたそうです。人口は大島と同じ8000人強の小さなジオパークです。大島も頑張らなければ。)

今回の講演会は一般公開はせずジオパーク関係者の方達のみを対象としたものだったようですが、ずいぶんたくさんの方達が参加されていました。

きっと皆さんのパワーで、楽しい箱根ジオパークが作られていくことでしょう。
いつかまた、“ご近所のジオパーク”同士で情報交換の機会をもてたら良いですね。

あ、そうそう、下仁田ジオパークの方から、こんなお菓子をいただきました。

ただのドラ焼きじゃないんだそうです。
“あんこ”が“地層”になっているのだそうです!

すご~く楽しみにして持ち帰り、ワクワクしながら半分に割ってみたところ…
あれ??

栗が一個、ポツンと…。
これだと土石流と共に流れてきた岩って感じですが?

これが地層なのでしょうか?
それとも、あんこが地層のどら焼きは別にあるのでしょうか?
あるいは、古久保さんのユーモアだったのでしょうか??

うう、すごく気になる~(^_^;)
こんど下仁田ジオパークの方達と話す機会があったら、絶対にこの「どら焼きの謎」を突き止めなければ!(^O^)

(カナ)
コメント (6)
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