グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

秋色の不思議

2017年11月12日 | ツアー
昨日体験ダイビングに参加されたお客様と、三原山の半日ツアーに行ってきました。
伊豆大島が初めてなのでまずは火口を目指すことになり…

出発地点でガイドも一緒に記念撮影!

後ろ向きなのは、奥様が「顔が映るのは恥ずかしい」とおっしゃったからですが、これはこれでナカナカ良いかも☺️

三原山に向かって進んで行くと山全体が太陽の光で輝いて、なんだか豪華な気分になりました。


ススキがモサモサ揺れる登山道を登り…


人の背丈ほどの百合の実に注目し…(こんなに大きなユリは見たことがないそうです)


火口を見下ろして「こういう風景初めて見ました。満足です!」と言っていただきました!


三原山も嬉しいのか“歓迎のノロシ(噴気です)”も勢いよく上がっていました☺️


視界もクリアで、南の島々がクッキリ見渡せました。


「ちょうどこの方角に住んでいます(静岡在住)」とお客様。

東伊豆の集落まで見渡せるぐらいよく見えました〜☺️

下りは道のない西側斜面を自由に歩きました。
ご主人は、離れたところにある溶岩を探索しに横移動。

この景色、素敵ですよね〜☺️

おふたりは御神火様にお祈りもしてくれていました。

山に敬意を表してもらったような気持ちになり、うれしかったです☺️
仲の良いご夫婦と、秋の三原山を堪能した素敵な時間でした。(感謝)

ところで、今日の三原神社から見た風景です。

落葉樹が葉を落とし、ススキがまだホワホワの白い冠毛をつけて、秋らしい色が目の前に広がっていました。

緑はイヌツゲやヒサカキなどの常緑樹、薄黄色がススキ、赤茶がイタドリと考えてほぼ間違えないと思います。

ちょっと拡大…31年前の溶岩流(黒い部分)の上には、植物が点在していますが、写真の左下の方が白い部分(ススキ)が多いです。

画面奥の高まり(外輪山)の下ギリギリまでが66年前に流れた溶岩地帯ですが、ここは緑の常緑樹と薄黄色のススキに別れています。

同じ年代に流れた溶岩の上で、こうやって植物の生え方に違いができてくるのは、一体ナゼなのでしょうか?

風当たりの違い?
微地形の差?
偶然の積み重ね?

わからないことだらけです。

で、最後に一句。

「秋色や 不思議楽しき 三原山」☺️

(カナ)





コメント
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