グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

アサギマダラ

2015年12月21日 | 
またまた今週もアサギマダラです
この場所に通って来て思ったのは小さい幼虫は見つかるのですが
大きい子があまり居ない!蛹も少ない?私一人ではあまり捜すことができないのか?
思いもかけぬ所で蛹化しているのか?
誰かに食べられている?
鳥?虫?      などと考えがめぐります


入り口のキジョランの種  雨上がりだったので毛の部分は湿気を含んでいるようでした


葉の裏に幼虫が居るのでしゃがんでしたから観察します


小さな幼虫が回るくムシャムシャ


こんな蜘蛛いました 『君!何でここにいるの?』


この丸くあけていた子でしょうか?中身を吸って食べたのですね!


また、別の蜘蛛 『君 何食べるの?』


これも食べられて間もない


幼虫が居ますが、右下に幼虫のカスも有るのです  その上は蜘蛛


終齢のツインズ!大きくなりましたね!


この毛虫も以前からよく出会います


わ~!蛹化個体に初めて出会いました(ウキウキ)以前は殻だけでした


大きさはこのぐらい!緑のツヤツヤで金箔を散らしたようなところも有ります
 

葉に穴が開いていますが、よ~く見てください(葉をめくってみよう)
このブログでは出来ないので↓次の写真へ


幼虫と毛虫(分かりましたか?)  2匹の関係は?


下から上へ見上げてみよう  幼虫見つかった?



うちの子です。食草を替える時に糸が出ていたのでもうすぐ蛹になりそうです! まだまだ観察は続く(しま)
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島ガールツアー1日目

2015年12月20日 | ツアー
昨日~今日の2日間、島ガールツアーの皆さんと歩いて来ました。

1日目(昨日)は、裏砂漠をガッツリ歩くコース。2日目の今日は、バードウォッチングとビーチコーミング&クラフトの2つから選択してもらいました。

2日間とも本当にスバラシイお天気で、快適でした!
…で、まずは1日目のツアー報告です(長いです・笑)

スタートは昼食後に、温泉ホテル駐車場から。

島ガールに混ざっているた唯1人の男性は、「山歩みち」の木村さんです。(今回のツアーは「山歩みち×島ガール」なのです。「山歩みち」さんは、山道具のレンタルの他、フリーペーパーも作っていますhttp://www.sanpoweb.net/books/#/m14izu/1

まず最初に、大島の噴火で降り積もったシマシマの地層を観察。

島ガールの中には神津島や式根島に行ったことがある方達もいて、チョコレート色の地層の中に見つかる白い火山灰の層を手で触って確認していました。皆さんの観察ぶりに、最初から楽しい気分になりました。

椿の花の鮮やかな赤が青空に映えて、さらに楽しい気分を盛り上げてくれました。


オオムラサキシキブのつややかな紫も人気でした。
同色の上着を着ている方がいたので、並んでもらいました。

写真だと少し色が違いますが、肉眼ではかなり上着の色に近かったです。

昨日は、ふつう最後に立ち寄る樹海を、最初に歩きました。
この時期は日没が早いので、暗くなる前に森を抜けることにしたのです。

ハチジョウイヌツゲがクネクネ曲がって不思議な雰囲気を作っているこの場所も、暗くなるとお化けがでそうな感じになりますが、明るいと怖くありません(笑)

皆で「シェ~」をしたり、クネクネしたりして写真を撮りました。

森の中で「溶岩」観察中。


森の外でも「溶岩」についた「地衣類」を観察。

この他、皆さん様々なものを見つけて、写真を撮ったり観察したりして楽しまれていました。

そして…やってきました裏砂漠!

「絵になる~」と皆さん。

しかし心配なことがひとつ…。

まだ予定のコースの3分の1位しか歩いていないのに、この時点ですでに予定時間の半分以上が過ぎていたのです(^_^;

それでもやっぱりこれは、外せません。

横になって…

ジャンプして…


「みんなで噴火~!」の写真を撮ったつもりでしたが…

あんまりちゃんと写りませんでした(^_^;

しかし、ここで写真の出来にこだわるのはやめにして、急ぎ足で裏砂漠を直進!


途中で、強風地帯で根を張る、たくましいハチジョウイタドリを観察し…


地下のマグマの存在を体感できるこの場所へ。

「暖かい!」「熱い~!」と、全員で、地下のマグマから伝わってくる「熱」を体感。

更に歩いていくうちに、太陽が傾いて人や物を照らし始めました。

この「斜めからの光」が作る風景は、とても美しいです。

長い人影と海!


櫛形山山頂をめざし…


「島ガールの写真は、海でしょう!」という木村さんのかけ声で、山頂で写真を撮りました。

快適でした~。

そして帰路に山を下りながら「生まれて初めて見る風景」に出会いました。
それはちょうど太陽が、三原山の稜線に姿を隠した直後の事でした。


なんと一度完全に沈んだと思った太陽が、また昇って来たのです!
「え?」ちょっと信じがたい光景に呆然と山を見ていたら…

太陽だと思った「光」は形を変え、その正体は「噴気」だということがわかりました。
白い噴気が山の稜線に沈んだ太陽に照らされて、明るい色に輝いていました。

噴気は形を変えて、時々高く立ちのぼり、そのたびに白く輝きました。
もう神々しいほどに美しい風景でした。
(コンデジで適当に撮っただけなので、あの美しさを紹介できないのが残念です)

季節と噴気の量と風向きと時間帯が全てタイミング良く合わさったからこそ見えたであろう景色…地球って本当に美しいです。

島ガールの皆さんとの出会いと、三原山に感謝です。
皆さん、ありがとうございました!

(島ガールツアー2日目の報告は、次回に続きます~。
島ガールツアーに参加してみたい方はこちらへ!http://www.shimagirl.com

(カナ)
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ノスリ

2015年12月19日 | 

昨日の朝の撮影です。
ハイタカsp.に追われてここにとまりました。
目の色(虹彩)が薄いのでまだ若い個体です。





きょろきょろ。



あ、気付いた?
50メートルくらいは離れていたと思うんですけど。



飛んだー。



切れた!(汗)

                            がんま
コメント (2)
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大島ならではの宝物から新たなジオパークを考える」ワークショップ

2015年12月18日 | 火山・ジオパーク
今週月曜日から今日まで、毎日島内7地域での「大島ならではの宝物から新たなジオパークを考える」ワークショップが行われました。

私は昼のワークショップは参加できませんでしたが、19時~21時の時間帯には、5日間とも出席しました。

ワークショップのだいたいの流れは…
1.町長または副町長挨拶
2.「ジオパーク」について ジオパーク推進委員会事務局 臼井さん
3.「国立公園」について 環境省 服部さん
4.グループワーク

町長挨拶の中の「大島町の町の基本構想にジオパークを据えて推進していく所存です」という言葉が、とても嬉しかったです。

グループワークでは、様々な「地域のお宝」が見つかりました。しかし全ては書き切れないので…本当に簡単に、私が出席した5地域分を報告します。(あらかじめ『お宝』として地域で認識されている場所は既にマークがされていて、そこ以外の『お宝』を探しました)

12月14日(月)元町地区
元町は伊豆大島の中心地・1338年に山腹からの溶岩流で広く覆われ、その後も大火や土砂災害を体験してきた地域です。

<元町のお宝>
大島高校の椿園(椿園に来てくれたら高校生が案内できる)。空港下のYさん宅も椿がキレイ(人の暮らしの中の椿…良いですね!)。赤門とセットで高田製油所(椿油の製油所)。椿の実の買い取りの風習。元町墓地の中にある忠魂碑。若い火山島ゆえの水の苦労が忍ばれる昔の井戸の跡(ハマンカー)。海の中にも井戸がある。富士山を望める道。薬師堂。大金沢砂防ダム。第1回椿サミットの会場の椿公園(園芸種が植わっているが現在活用されていない)。薬師堂~椿の森公園までの道が復活できれば…。 登山道の6地蔵。小清水の椿の大木。 

「昔の事をよく知っている人に、出向いていって話聞くのも良いかも」という意見も出ていました(大賛成!)

12月15日(火) 泉津地区 
数10万年前の古い火山が波に削られてできた高い崖が、背後にそびえる地域。昔から水が豊富な場所だったようです。

<泉津のお宝>
水源の「フノウの滝」水1日500トン平均出ていて元町岡田まで引いている。泉津の人達は大島で最も美味しい水を飲んでいる。鉄砲場や岩陰遺跡。船で行者窟(海岸の洞窟)へ行くツアーをしてはどうか? 6月15日の行者祭。橋から見える土砂崩れの現場を災害と復興の見所に。大銀杏の木やスダジイの切り通し。スダジイの向かい側にあるイズノシマダイモンジソウも残したい。泉津診療所(レトロな古い建物)は味わいがあるから、そこでお茶が飲めたら…とのことでした。

そして泉津は、やはり日忌様伝説!
「1月24日の夜。悪代官を征伐した25人の若者の霊が帰ってくる。泉津では職員会議開いたらいけない、火も燃しちゃいけない、枝も切っちゃいけない。建前、お葬式もダメ。海見ちゃいけない。おもち25個、トベラやノビルをさして全ての穴(鍵穴や節穴)を塞ぐ。門に網を。石を玄関まで引いて帰ってくる人が通れるようにした。昔は25件しか家がなく1人ずつ若者が出て悪代官を征伐(韮山代官)。」今は簡略化され紙芝居が本になっているそう(成瀬書店で売っている)。日忌様から石の反り橋まで1月30日に歩く予定とのことです(ジオ研)。

12月16日(水)差木地・クダッチ地区 
差木地・クダッチは、過去に火口が連なって開く『割れ目噴火』がおこり、噴火でできた山や丸い穴が点在する地域です。

<差木地・クダッチのお宝>
裏砂漠が財産。潮吹き(海岸に空いた穴から海水が吹き上がる)。観音堂の犬クス800年。シクボ(側火山)に椿の木がある。23夜様。差木地の歌、踊りある。奉納の踊りを「ジネンジョ」という。大祭り4年に1回、それ以外は毎年。木星号が墜落した場所。GHQの話などでも楽しめるのでは?

「トウシキのキャンプ場まで歩いていける、探検気分のコースできるのではないか?」という話から「差木地4番地にプールがあり、トウシキにいく道がある。波がくる海沿いの道は、そこしかないのでは?」という話が出て「いつか行ってみたい」と思いました。

「差木地は柄が悪いと有名。声がでかくなる」という発言から「なぜ声が大きくなるのだろう?」という理由を皆で考えました。正解はわかりませんでしたが、面白かったです。

「パンフレットの作り方が大事。的を絞って解説してはどうか?」「現地観察会は、学校に働きかけて子ども達に参加させてはどうか?」などの意見も出ました。

12月17日(木)北の山地区
北の山は約3000年ほど前の活発な火山活動で溶岩が沢山流れ、島内では比較的平らな土地が広がる地域です。

<北の山のお宝>
北の山は歴史的に古いものではない。平らなので畑や飛行場になった。開拓で栄えたので移民も多い。畑の周囲に椿が防風林で植えられているのが、この地域の風景。溶岩流が海までながれた海岸線にサンセットパームラインという道路が走り、そこからの夕陽が最高。噴火でできた赤い丘「赤禿げ」の、赤と黒のコントラストが美しい。愛宕山の極相林、戦時中の跡もある。富士見観音(日本に帰ってきたくても来られなかったブラジル移民の人々を思い、富士山が見える場所にイペの木を植えた。現在2本しか残っていない)

宮沢賢治の掘り起こし。栽培漁業センター。泉浜にまつりごとの跡。乳が崎のアシタバは成分が違うらしい。椿油絞り体験は皆感動してくれる。昔の子どもは海で泳いだ後、湧き水のある場所で真水につかって帰った。ツルツル温泉。海岸線に溶岩樹形など、面白いものが沢山ある。ハワイ植物園は活用できないのか? 等々…。

で、今日早速、椿の防風林に囲まれたアシタバ畑を、昨日ワークショップに参加していたIさんに、見せてもらいました。

とても美しい畑…この風景はお客様に喜ばれるかも!!

12月18日(金) 岡田地区 
岡田は泉津と同じく、古い火山の残骸が波に削られて崖になり、沢から海に流れて広がったわずかなスペースに広がる港町です。

<岡田のお宝>
大島は地域毎に特色があるが、岡田は教育熱心な地域で教員も多かったそう。椿山があちこちにあり、椿の実を拾ってお金に換え、学資にしていたそうです。

ここに「日本一品格のある椿の木がある」という事で話が盛り上がりました。それはとても太くて大きいけれど「出しゃばらない椿の木」で、周囲には213本の椿が植わっている…のだそうです。この話を聞いて「ぜひ見たい」という意見が出て、近いうちに見学会が開かれることになりそうです。

正月の船祝いは岡田以外に泉津もやる。元町はやらない。祭りの後、海に落ちている『おひねり』を、子ども達が拾いに行った。無形文化財の「天古舞い」の他、250~300の歌が地域に残り歌い継がれている。他の港町の歌も歌い継がれている。(1944年から岡田に住んでいるSさんは、その歌をCDに入れ、歌に出てくる地域を訪ねているのだそうです。江差の歌をCDに入れて訪ねて行ったら「歌そのものは知らないけれど、歌詞はそのまま江差の風景」と言われたそうで、素敵なお話だなぁ…と思いました)

日の出浜では日の出が見える。手作りのおぼろ寿司、鯖寿司。サンマの一夜干しがクオリティ高い。「ナポリ祭り」など新しい動き。50年前ぐらいに海底から小判が発見された、等々…。

日忌様は岡田地区にも残り、1月24日まで葬式もできないので4日に亡くなって2回もお葬式をした話も出ていました。

5日間で出された様々な地域毎のお宝。探せばまだまだ出てくるはず…。次はこのお宝を、火山、植物。歴史、土砂災害の専門家と一緒にフィールドを歩きながら、科学的な価値を検証していくフィールドワークが2月6~8日に予定されているようです。

詳細は島の広報などに載るようですが、大島在住の方は、ぜひご参加ください。この「宝探し」きっと、かなり楽しいと思います~。

(カナ)




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伊豆半島創造研究所の皆さんと歩きました

2015年12月17日 | ツアー
今日は、伊豆半島ジオパークから「伊豆半島創造研究所」の皆さんが日帰りで来島されて、一緒に島を回りました。(伊豆半島創造研究所のHPはこちらhttp://izu-soken.com

テーマが主に『防災』だったので、まず最初に全てのベースとなる火山、三原山へ。

山頂口の駐車場からは伊豆半島がとてもキレイに見えていました。

「伊豆東部火山群がハッキリ見える!」と景色を眺める皆さん。
「さすがジオな皆さんの感想だなぁ」と感心していたら…

「すご~い。3つのジオパークが見えるんだ!」と看板と景色とを見比べ…


さらにコンパスを取り出して「大島はこの方向に動いているんだ!」とプレート移動の方向を確かめる方も…

伊豆半島ジオパークの皆さんのジオ度(?)スゴイです!

最初は三原山の麓まで歩いて溶岩を観察する予定でしたが「溶岩は伊豆半島でも見られるので、カルデラ壁の崖崩れの方を見たい」…と言うことになり…

歩き始め地点の温泉ホテル駐車場へ。
ここでの感想は…

「はぎ取りたい~!」←伊豆半島では、地層のはぎ取り標本作りを体験されていたようです。
次々に繰り出されるジオ的感想が、非常~に楽しかったです。

溶岩の森を歩いて崖崩れ現場を観察。

(崖崩れ現場の写真は撮り忘れました~)

29年前に海を目指した溶岩流の上で記念撮影。

背景に伊豆半島が、チラッと見えているところがポイントです(笑)

砂防ダムにも立ち寄って…


ホテル椿園の女将さんから、災害時の話を聞きました。

一昨年の土砂災害を免れた、安永元年の建物の中で「思い」を語ってもらいました。

「ボランティアの方達に支えられ前を向くことができた。支え合う社会が大事」
「自然は怖いけれど、見ていると癒やされる」
「皆で意見を出し合って、被害を出さないようにしたくて、語り部をやっている」など…。

屋上へ向かう途中には小さな畑ができていて、なんだかとても嬉しい気持ちになりました。


屋上からの眺め。

女将さんは「緑が回復してきて明るい気持ちになる」と語っていました。

そしてお客様の「イルミネーションみたいだ」の声に振り向くと…

生き残った椿の木々がキラキラ輝いていました。
(椿園さんには時間延長でお世話になりました。ありがとうございました)

その後、大急ぎでここと…

(雲が素敵でした!)

ここと…

(風紋がキレイでした!)

火山博物館へ15分間だけ寄って、出帆20分前に港に着きました。
めいっぱい楽しく&マジメに歩いた5時間でした。

伊豆半島ジオパークの皆さん、ありがとうございました。
またいつかゆっくり、三原山を歩きにいらしてください~。

(カナ)





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うちの青い鳥

2015年12月16日 | 

冬の鳥たちが少ないと嘆いていましたが、自宅のすぐ隣にルリビタキがやって来てくれました(嬉)
うちの敷地にも入ってくるので『うちの青い鳥』と宣言してもいいでしょう。
撮影は昨日の朝です。



同じ場所には前の冬もルリビタキが来ています。
そのときの子はメスタイプでした。
今回はこんなに綺麗なオスの成鳥です。
ひと冬いてくれると嬉しいのですがどうでしょう。



サザンカと。

                                         がんま
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楽しい2日間でした。

2015年12月15日 | ツアー
森林インストラクター先輩の荘司さん同行のクラブツーリズムツアーを2日間、現地ガイドとして案内しました。(荘司さんのお店のHPはこちらhttp://vogel2011.web.fc2.com

荘司さんは、このツアーのために先週、下見に来島。
2人で3つの巨木の森や、海岸を歩き、相談してコースを組み立てました。

昨日は三原山に登り、火口を回って裏砂漠~樹海を歩くコース。

山は1日中時々小雨がぱらつく霧に覆われた状態でしたが、皆さんちゃんと雨の装備をされていたのと、目の前の植物や溶岩でもしっかり見て楽しんでいただける方達だったので、色々観察しながら全コース歩きました。

ガクアジサイの新しい葉が今にも開きそうで「これから寒い冬が来るのに大丈夫なのだろうか?」と皆で心配したり…


少し視界が開け「砂漠」の雰囲気が出ていた裏砂漠や…


晴れた時には見ることができない影絵の世界を体験。


雨でツヤツヤの森を、歩きました。


そして今日のスタートは地層大切断面から。

海までの道は大型バスは入れないので、塩工場経由で往復2時間歩いて海岸に降りました。

海水を勢いよく噴霧して、濃縮している様子を見たあと…


森を抜け…


黒い砂の海岸へ。

ほとんど人の足跡のついていない砂浜に、私たちの足跡が刻まれていきます。

白い波と黒い砂のコントラストが美しい海岸で休憩。

波の音を聞きながらボ~ッとすると、とても幸せな気分になります。

帰りに塩工場に立ち寄り、お土産購入。

皆さん大島の海水から作られた塩を「美味しい」と絶賛されていました。

ほぼ予定通り2時間で、一周道路で待っていてくれたバスまでもどりました。


続いて、背の高い木々が連なる道を通って薬師堂へ。


落ち葉の上に、たくさんのイヌマキが芽生えていました。

これから冬が来るのに、なぜ今、これほど沢山発芽するのでしょうか?

ところで、皆で巨木を見上げていたら…


突然、神社の前の家に住む人が登場し、神社について説明をしてくれました。

人の話し声が聞かれたので、来てくれたとのこと。
残念ながら、あまり長い時間お話を聞くことはできなかったのですが、楽しい時間でした。

皆さんのリクエストで「牛乳せんべい」を買いに、椿花ガーデンさんにも立ち寄りました。

おせんべいを焼く工程を見学しました~。

最後の歩きのコースは、海岸遊歩道。
海の景色と…


海岸ならではの植物を観察。


やっぱりこの「変な形の木」は、笑いを誘っていたし…


薔薇の花のようなキノコも、キレイで注目されていました。


荘司さんの細やかな説明を、皆さん熱心に聞いていました。


そして、最後はやっぱり、この木を見に。

皆さん「こんな大きく広がった木は、見たことがない」とおっしゃっていました。
と~っても楽しい2日間でした。

ツアーにご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

なお、今回のツアーは、荘司さんのブログでも紹介されています。
ぜひご覧ください。
1日目 http://vogel2011.blog.fc2.com/blog-entry-505.html
2日目 http://vogel2011.blog.fc2.com/blog-entry-506.html

(カナ)



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横浜駅で貰ったものは?

2015年12月14日 | 
2週間前の日曜日友達と天城山に行って来ました。帰りは熱海へ泊まる人、新幹線で帰る人神奈川県内へ行く為在来線に乗るものと別れた。私は都内に行くのですが横浜駅で友達と待ち合わせの為在来線にて移動。
横浜は以前通勤で使用していた所です。しかし、その友とはお茶をするでも無くほんの10秒間(乗車号数教えて上手く会うことが出来ました)ある物の受け渡し(なんかあやしい)

これ貰いました


え!!アサギマダラの幼虫?大島にも居るよ? 
“家で飼いなさい”って事でした(ありがとう)


2週間後の今日

大きくなりましたね (分かりにくいですが倍ぐらいになってます)

いつもは虫かごに入れています

触角や尾角を可愛く動かしていますが、もしかしたら威嚇していたりして

2週間たって幼虫が大きくなり2枚の葉は食べられてしまいました。これから食べる量が増えるので山に食草を採りに行かなくてはと思っています とりあえず明日にも
これからどの様になるのか楽しみにしています(しま)


※横浜の友は10年ぐらい前に やはり幼虫を大島に持って来てくれて食草のガガイモが生えているところも教えてくれました。その後2・3年後、ガガイモは枯れてしまったようで今は姿を見ません
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銀杏の巨木と「お宝探し」のお知らせ

2015年12月13日 | 火山・ジオパーク
今日が雨の予報だったので、昨日のうちに、明日からのツアー下見を行いました。
ダイビングから陸歩きに変更したお客様と一緒に、神社から大島公園まで、東海岸沿いの道を2時間歩きました。

神社の参道から、明るい黄色が輝いて見えました。

大島には自生していないけれど、神社などによく植えられている銀杏の木です。
良く手入れされた杉林の地面に黄色い葉が散在し、普段より華やかな感じがします。

溶岩で作られた石垣の上のコケが胞子嚢を伸ばし…


白くてフワフワのテイカカズラのタネが、溶岩の穴にちょうど良い具合に刺さっていました。

ここで芽を出すことができるのでしょうか?

2年ぶりぐらいに、車道沿いの小道に入ると…


「過去にいったい何があったの?」と聞きたくなるような、ヤブニッケイの黒い幹。

なんとなく、人間の形にも見えるような…?

ウラシマソウの実や…


トベラの実などの、華やかな「赤」も楽しめました。


数10万年前の古い火山が波に削られてできた切り立った崖の上の遊歩道は、ほとんどが防風林の中を歩きますが、所々に海が望める場所があります。

昨日は、防風林のトンネルを抜けたら…


気持ちの良い青空が広がっていました!

雲の形も、い~い感じでした。

足元の枯れ葉が整然と重なっているのを見ては、2人で感心しながら遊歩道を抜け…


帰り道に「銀杏の巨木」に立ち寄りました。
ご覧ください、この勇姿。

(右下でしゃがんでいる人の大きさと、比べてみてください~)

春の桜に負けず劣らず華やかな銀杏の葉。


足元に散った葉を踏むとカサカサ音を立てるのも楽しいし…


上を見上げると空からハラリ、ハラリと黄色い葉が落ちてくるのが、やっぱり桜の散り際と似ています。


最後に両手を広げて幹の太さを計測。(黒い服なので目立ちませんが…)
「6mはありそう」との事でした。

人の手で植えられたと思われる銀杏の巨木。
いったい何年ぐらい、この地で生きてきたのでしょう?

明日から始まる地区ごとの「お宝探しワークショップ」で聞いてみたいと思います。

…と、ワークショップの話題が出たところでお知らせです。

広報大島にも掲載されていますが、明日からジオパーク推進委員会&環境省主催のワークショップが始まります。

5日間で7地区を回るスケジュールです。

島内の方は、ぜひぜひご参加ください。
もちろん他の地域のワークショップへの参加も大歓迎です。

皆で伊豆大島のお宝を探しましょう~!

(カナ)
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2015 夏の成果其の壱

2015年12月12日 | 

ドーデスカーッ!!
私の大好きな昆虫『カナブン』です。
すべて今年の夏に大島で見つけたものです。



んもうものすごっくキレイ!!
どうしてこんなにピカピカなんでしょう。
うっとりします。



特にお気に入りなのがこの赤い個体です。
カナブンの体色はほとんどが銅色(1番多い)や緑色ですが個体差があってたまにこういう赤色タイプが見つかります。
今年は1頭しか見つけられませんでした・・・



で、これが次にお気に入りの緑色タイプ。
緑色タイプにも色のバリエーションがあります。
特にこれはキレイです。
色の変化は他に濃紺色タイプのものがいて、これはすっごい憧れなんです。
いつかきっと大島で見つけてみたい!!

あ、書き忘れるところでしたがこのカナブンたちはすべて死んだ個体を集めたものです。
生きているのを捕まえて標本にする、という趣味はないので。
なので脚や触角が欠損していたりします。
展足もきちんとしていないので結構いびつです(笑)
友達にも協力してもらって集めた大切なコレクション。時々眺めてはニヤニヤしてます。

                                       がんま


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