グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

スペシャルな風景

2018年03月11日 | ツアー
一昨日、親戚で旅行にいらした皆さんと「火口・裏砂漠1日ツアー」に行って来ました。

雨の可能性を考えて雨具をお貸しし、無理せずコース変更をするつもりで宿にお迎えに行ったら、山が綺麗に見えていました。

で、相談した結果「山が見える」方に賭けて、予定通り三原山に登り、裏砂漠側に降りることに決定しました!

しかし歩き始めた途端、霧がやって来ました(^◇^;)


足元には春の風物詩(?)の、ヒキガエルの卵!!

お客様は「初めて見た!」とのことで、盛り上がりました😄

登ったときは真っ白だった溶岩流の上では…

一瞬サーっと霧が晴れて「溶岩が流れた〜」という風景を、ご覧いただくことができました。

そして溶岩ゴジラのところでも、サーっと霧が晴れました。

左から右に向かってどんどん流れる雲が躍動感があって、とてもカッコよかったです😄

「お!この調子で火口も見えるのではないか?」と期待しながら、真っ白な霧の中を火口展望所に向かいました。

しかし…

一番見えた時で、この状態でした(^◇^;)

待っていれば午後からは晴れそうだったけれど、帰りの船の時間があるので「また来ます」というお客様の言葉で、潔く退散!

霧雨と風を避けて、お茶休憩は立ったまま^^;


でも不思議なことに、晴れている時しか咲かないはずのコケリンドウの花が、1つだけ咲いていました!

今年初の、コケリンドウの花です!
頑張って咲いていてくれて、ありがとう!😄

裏砂漠に向かって歩いて行ったら、山を下った辺りで、ついに視界が開けました!

「おおお〜!」と、立ち止まって見とれる私たち。

雲の向こうに房総半島まで現れました!

見えたり見えなかったりの、思わせぶりな演出が心憎いです(笑)

裏砂漠到着。

時々霧雨が降ってくるのですが、草陰でお茶を飲んだ後、思い切って広い場所に出てみました。

仰向けで、雨雲が行き交う空を見上げ…

その後…

うつ伏せ!

これなら雨が降っても大丈夫!(この時は止んでましたが…)

「風景が違って見える」とお客様。

もちろん私もやって見ました。

うつ伏せになって見た三原山です。

主役は「噴火で飛んで来たマグマのしぶき」かな?

ちょっとだけ「噴火で吹き飛ぶマグマのしぶき」を再現。

みなさんの笑顔が素敵でした。

そしてツアー終了後、またまたスペシャルな風景が待っていてくれました!

雲に浮かんでいるような伊豆半島!(富士山もうっすら見えていました)

火口は見えなかったけれど、ワクワクするような素敵な景色に出会えた楽しいひと時でした。

ツアーにご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

(かな)

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モズのはやにえ

2018年03月10日 | 哺乳類、爬虫類、他
今月4日に自宅で見つけました。



はやにえの定番!とも言えるカナヘビです。
自宅では去年の12月22日にオオカマキリのはやにえも見つけています(記事にはしていません)
私の人生でこれが4個目のモズのはやにえです。



いつはやにえにしてのでしょうか。
だいぶ干からびています。
ガッツリ串刺しになってますねー。すごいなぁ。



なんか、もう、やられちゃった感が凄まじいポージング。
うちの周りで秋に高鳴きしていたあのメスのモズの獲物でしょう。
そのうち食べるかな?
以前のはやにえはコチラ
やっぱりそうそう見つかるものではありません。

がんま
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土砂降りの夜をぬけて

2018年03月09日 | ツアー
今日は、社員旅行のお客様をギバさんとご案内しました。

昨日の夜は雨の音で何度も目が覚めるくらいの土砂降り。
どうなる事やらひやひやしましたが、
奇跡的に雨が上がり、元気に出発できました。

樹海の入り口には、いっぱい雨が降った時にしかできない池(水たまり?)が。
下に岩盤があるのでこのように溜まるとのこと。


キョンの説明をするギバさん(左の絵はなんだかわかりますか?)


裏砂漠にどのようにスコリアが降ったか、実演するギバさん。


ガイドネタも手法も、ほんとにガイドによって違います。勉強になりました!


真っ白かと思いきや、霧も晴れ、
山側も温泉ホテル側も房総半島までもよく見えました。
よかった!(ここで記念撮影もできました!)



裏砂漠から噴気の上がっているところまで行こうか、
という矢先に雨が降ってきてしまいました。
ホテルの方にはまだ雨雲がかかっていなかったので、引き返すことに。
残念ですが、それでもよくもってくれました。

帰りは植物の説明などをじっくりしながら歩きました。
サルトリイバラの説明をしてたら、
「昔よく葉っぱを取りに行かされた」なんて声も!
前にも、「うちの田舎もこの葉で餅を包む」と教えてくださった方がいましたが、
かしゃんば文化圏がどう分布しているのか、調べてみたいものです。

樹海の中を通っていきます。


ヒサカキの表面にあるこの穴は何?と聞かれて答えられませんでした

考えたこともなかった!新鮮な目、大事ですね。

こんなコブ?がついてるのもあって、これも聞かれました。
木こぶ病?の崩れたもの??


どなたかわかる方がいらっしゃったら教えてください!!


悪天候にもかかわらず、みなさん気持ちよく歩いてくださいました。
今度はぜひ噴火口を見にまたいらしてください!
ありがとうございました(あい)
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崩壊斜面植生回復モニタリング調査報告 講演会

2018年03月08日 | 火山・ジオパーク
3月2日に行われた「崩壊斜面植生回復モニタリング調査報告会」の講演を聞きに行ってきました。(参加者は24名だったそうです)

まずは事務局の岩崎さんから「調査地の樹木は、今日どれぐらい伸びていたか?」の質問がありました。

なんと4m以上の高さになっていたようで、その高さを…

木の棒と紐を使って表現!
結局、縦では長さが足りず、横に伸ばすことに…面白かったです😄

環境省からは、調査の経過と報告がありました。
このブログでは何度か報告していますが、ちょっとおさらいを…
2013年10月 土砂災害発生
2014年11月 崩壊エリアの急傾斜地に外来種を含む植物の種子をヘリから散布。
2015年3月 モニタリング開始。

調査場所は、この辺りです。

調査は東京農工大学農学部森林保全学研究室の若原氏の協力を得て、2〜3ヶ月ごとに継続してきました。

このような装置を作って…

植物がどの程度地面を覆っているか、植物の種類や高さ、降水量や流出した土砂の量を測りデータをとってきました。(最近、土壌水分計も追加したとのこと!)

タライで受け止めた土砂や枯葉は毎回、環境省が持ち帰り、乾燥させてから泥と枯葉に分けて重さを記録しています。

乾燥後の枯葉が袋に入っていて、全員のところに回ってきました😄

続いて、東京農工大学農学部森林保全学研究室の若原妙子氏から、「大金沢斜面における土壌浸食とそのしくみ」というテーマで、以下のお話がありました。


お話の中の「地表面は同じように植物が覆っているように見えても、地面の中は違いがある」という映像が印象的でした。

PlotAは、もともと有機物が多いような土で、ヘリコプターからも種子散布されている場所。
細かい根がたくさん伸びていました。

PlotBは、少しサラサラした土で、種子をまいていない場所。
ここは、まだあまり根が伸びていないようでした。
目に見えない地下に、こんなに違いがあるとは…驚きです!

最後に「噴火跡地の緑化工」というテーマで、森林総合研究所 山地災害研究室主任研究員の小川 泰浩氏から、以下のお話がありました。


講演会には、復旧工事を担当する東京都(のジオガイドさん)、一般島民など様々な立場の人が参加していたので、色々な意見が出ました。

ヘリで散布した植物が自宅の庭に生えてきて困っているという意見。
伊豆大島の固有種の種子をとって撒くべきだという意見。
自然は大切にしたいが、速やかな安全対策が必要とされる状況では、ヘリからの種子散布は止むおえない、という意見。

それぞれの立場からの意見が、興味深かったです。

ところで、以前から疑問に思っていたことがありました。

「いつ起こるかわからない自然災害に備えて、伊豆大島産の”パイオニア植物”の種子を、大量に採って保存しておくことは可能なのだのだろうか?」という疑問です。

伊豆大島のパイオニア植物は、ハチジョウイタドリやオオバヤシャブシなど、風に飛ぶ小さな軽い種子を持った植物たちです。これらの種子は何年か、人工的に保存できるのでしょうか?

時間の制約もあり質問できなかったので、講習終了後に個人的に小川氏に聞いてみました。
結果…「保存は無理だろう。種子は1年ぐらいしかもたない」ということでした。

種子の中にはアカメガシワなど、長年土の中で眠っていて条件が整うと発芽できる「休眠種子」と言われるものもありますが、どうやらハチジョウイタドリやオオバヤシャブシはそのようなタイプではないようです。

ということは、いつ起こるかわからない災害に備えて、地元産の植物の種子を毎年採って保存し続けることは、かなり難しそうですね…。

大きな災害が起きた時、安全と、自然への配慮と、経済面とを考え合わせて何を優先して選択していくのか…答えは簡単ではなさそうです。

でも、さまざまな立場の人が意見を述べあえる場があることは、とても素敵なことです。
伊豆大島がジオパークで良かったなぁ〜としみじみ思いました😄
企画・運営された皆様、お疲れ様でした&ありがとうございました!

私は翌日のモニタリング調査現地観察会には参加できませんでしたが、伊豆大島ジオパークのFBに報告が上がっているので、興味のある方はご覧ください。
https://www.facebook.com/search/top/?q=伊豆大島ジオパーク

(かな)
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案外綺麗に撮れました。

2018年03月07日 | 海の生物
一昨日、岡田(おかた です。濁りません)の漁港で見つけました。
小型漁船の下になにものかの影があるのに気付き、出てくるのをじっと待ちました。


お、出てきたー。







水面に浮いているものを食べる・・・?


と思ったら、

食べませんでした。
姿が見えた瞬間、ツバメウオの仲間だとわかりましたがツバメウオなのかナンヨウツバメウオなのかミカヅキツバメウオなのかまでは私にはわかりませんでした。
海チームのお二人に意見を伺うとツバメウオとミカヅキツバメウオで意見が分かれました。
ネットで調べてもよくわからない・・・ここではツバメウオの仲間ということにしておきます。





風が止んで穏やかな港内ということで陸地からでもかなり綺麗に撮れたと思います。





ここに隠れていました。

がんま
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銚子ジオパーク報告・その2

2018年03月06日 | 火山・ジオパーク
大変遅くなりましたが、先月21日にガイド講習で訪れた銚子ジオパークの2日目の報告です。(長編です)

2日目はジオガイドさんに銚子ジオパークを案内してもらい、意見を言う…という、楽しいお仕事でした☺️
案内していただいた場所で感じたことを、少しずつまとめてみます。

第一卸売市場
7年前の東日本大震災で被災し、その後建て直したという新しい建物に入ると…
見学者への案内!

常に見学可能な受け入れ体制に、まずびっくりしました!

そして、大きなマグロがズラリと床に並んだ光景にも驚きました!!

魚種・漁獲量が日本一の銚子。

第一卸売市場がマグロやカツオなどの大物。


第二卸売市場が巻き網で取れるサバやイワシ。(写真なし)
第三卸売市場が、底引き網で取れる魚…と分かれていて、どこもたくさんの魚が上がっていました。

親潮と黒潮がぶつかる良い漁場があって、犬吠埼が海に突き出しているのですぐ陸揚げができるのです。
それだけでなく、その魚を鮮度を保ちながら短時間で築地まで運べます。銚子のトラックは、以前「銚トラ」と呼ばれ有名だったとか。
「築地まで2時間」の距離が有利で、漁港として栄えてきたそうです。

漁場に近いのは同じだけど、取った魚を船で本土まで運ばなければならない伊豆大島に比べて、なんと条件の良い場所なのでしょう(驚)

水揚総量は、8割が別の場所から来た船で、2割が銚子の船だそう。
でも銚子漁協には、売り上げの数%が場所代として入るので、外の船が多くても大丈夫なようです。

そして、川が海に注ぐあたりに見えるのは、黒い岩!

これは約2000万年前の溶岩で、硬い為に削られ残ったのだそうです。

硬い岩は船の座礁の原因になったり、川の出口を狭め急流になって三角波がたつので、昔からここは船の難所だったそう。

今は運河で海に出らるようになり、安全度がましたのだそうです
地形と人の暮らし、繋がってますね〜☺️

地球の丸く見える丘展望館
実は正直なところ、パンフレットを読んだだけの時は「地球が丸く見える」ということの魅力がわかりませんでした。

三原山の山頂でも、高層ビルの上の展望所でも、高いところであればどこでも「地球は丸く見える」と思ったからです。

でも、ここへきて「これはすごい!」と思いました。

何がすごいって、この場所が建物を入れても90mぐらいだということなんです!
90mって言ったら、いつも見下ろしている三原山の火口の深さの、半分しかありません!

これで周囲が360度見渡せるということは、銚子がいかに低くて平らな地面でできているか…ということだと思います。

ガイドさんは、ツアー前にこの場所に来てコースを説明し、お客様に距離感を掴んでもらっているそうです。(なるほど〜)

犬吠埼
犬吠埼灯台の前で、ガイドさんが、とても面白い演出をしてくれました。

「これ、なんの音かわかりますか?ヴォ〜」と口に手を当てて、不思議な音を聞かせてくれたのです。
「ヴォ〜ヴォ〜」はて…? どこかで聞いたような聞かないような??

正解は「霧笛」でした。
2008年3月まででなくなったけれど(今はGPS)霧が出やすい銚子では、船に合図を送る為にいつも霧笛の音がなり、ガイドさんたちはそれを聞きながら育ったそうです。
みなさんの話から、霧に包まれた町で霧笛を聞きながら暮らしている“自分”が想像できて、楽しかったです。

銚子の「霧」でひとしきり話した後、海岸に降りました。

ご覧ください、この見事なシマシマ!

これは泥と砂が交互に海底に積もり、それが地上に出て来た景色とのこと。

そして岩の表面には、大昔の生き物の存在が身近に感じられる様々なサインが残っていました

1億2000万年前のゴカイのうんちとか…


シャコっぽい生き物が這ったあととか…


様々なサインを探すのはとても面白かったですが、私は何よりガイドさんの「来るたびに違っている。ページを1枚ずつはぐように新しいものが出てくるんだよね」という言葉に「へ〜!」と思いました。

波に削られ、常に新しくなっている1億2000万年前の生き物の痕跡。
「今しか見られない景色を見ている」と思うと、ワクワクしますよね〜☺️

犬岩
2億年前の硬い岩が、波に削られ残ってできたものとのこと。

(右奥の岩が、犬に似ているので犬岩)

2億年前の地層の上に、300万年前の地層が乗っている場所がありました!

色が違っているので、なんとなく境目がわかると思います。

ここで私の頭は「?」だらけに。
だって…1億9700万年分の地層は、どこに行ってしまったのでしょう?
地球に何が起こったのでしょう?

不思議ですね〜〜〜!!!

カツラを被った1人のガイドさんから「千葉県出身の伊能忠敬は北海道の測量に志願して行きました。いったい何がしたくて行ったのでしょう?」という質問がありました。(伊能忠敬のお弟子さんが伊豆大島にも来ています)

「なんでだろ?」と考えてもさっぱりわかりません。
で、教えてもらいました。
「地球の大きさを知りたいと思ったから」なのだそうです!

地球の大きさを知りたい…なんて素敵な言葉でしょう!
「ちきゅう」っていう言葉に弱い私です(笑)

渡海神社
屏風ヶ浦の上に立つ「渡海神社」は、津波のため移動して、今の場所にあるそうです。
タブノキを主とした巨木の森が残っているのは、この辺りでは珍しいとのこと。

海食崖の上にも関わらず、この辺りは地下水が豊富で巨木も暮らしやすいようです。
それは、過去の出来事が作った地下の地形と関係があるそうです。
みんな繋がりますね〜☺️

屏風ケ浦
300万年前に海の底に積もった地層が、地上に出て来て、それを波が削って現れた約10kmも続く崖。(ガイドさんの右奥に見える崖です)

見学者用に木道ができていて、安全に見学できます。

ガイドさんは色々な年代の地層を説明してくれましたが、すでに時が経ったのでほぼ覚えていません(^◇^;)

でも崖に穴が空いていて、それには波が削った穴のほか、鳥が開けた穴や…


人間が掘った穴まであって、面白かったです。


今まではこの崖は一年に1mずつ波に削られていたけれど、波が当たらないように人が工事をしたら、こんどは植物が覆って地層が見えなくなりつつあるようで、みなさんどうしようかと悩まれているようでした。

若い火山島のジオ物語とは全然違う個性を持った銚子ジオパークの物語。
とても楽しくて「日本のジオは多様で面白い」と、ますます思いました。

さて、すべての見学が終わった後は、ガイドさんたちとの意見交換会でした。

現在の日本ジオパークのジオツアーは、有料のところもあれば無料のところもあり、金額も様々です。

私はある程度、お金をいただき、それでさらにより良いツアーを行えるように、ステップアップするべきだと考えています。
その上で「地球すごい!」と思える楽しいツアーを、365日提供できるようにして行くべきだと思っています。

…というようなお話をしました。
お客様からお金をいただくことで、お客様を中心に考えるプロ意識も芽生えるはずですし☺️

会話の中で、銚子のジオガイドの皆さんがこれまでも真剣に考え、話し合われて来たことがわかりました。
きっとこの皆で考え、自分たちにあったやり方を見つけていく過程が、ジオパークそのものなのだと思います。

銚子ジオパークのガイドの皆さんは、今後何を目指して、どう変わっていくのでしょうか?
伊豆大島ジオパークも、みんなで考え続けていかなくては…と思いました。

銚子ジオパークの皆さん、2日間ありがとうございました!
これからも互いに情報交換しつつ、楽しく学んでいけたら嬉しいです☺️

(かな)
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椿修行?

2018年03月05日 | 植物
椿修行
椿祭りは中盤になりました。椿園に今日も見学に行って来ました(あくまでも踊りのついでではありませんよ)


どどっと 桜~!


寒の大島桜です。まだ咲いていない物も有ります


たわわに実った夏みかん(カラスも手を出していないからまだ酸っぱいよ!)

あいけない 椿だ 椿!


秋咲き卜判 秋咲きとあるのですがゆっくり咲いていますね



温室の中のメインと言っても良いほどのユーシェネンシス良い香りを放っています


太郎冠者の実生とのこと 写真では分かりませんが普通の木とは違いかなり大きなものです


この実は何だと思いますか? じつは実では無く金花茶の蕾でした。でも、実と勘違いしませんか? 


私の好きな貴宝殿も花付きが多い


玉之浦から出来た“タマシリーズ”の中の一つタマグリッターズ 華やか


アベマリア 優しい色と形


怪しい色のシホウザン(紫宝山)花弁が傷んでいるのではないのです

大島公園には 1000種類以上の椿が植えられているそうですが今回撮った椿は20種見た椿は50種ぐらいでしょうか?まだ咲いていない椿も有るので先は長~い
大島公園・大島高校・椿花ガーデンに来て沢山の椿をご覧ください。 (しま)
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溶岩テラスでティータイム♡

2018年03月04日 | ツアー
昨日と今日の2日間、館山からの船に乗って来島されたご夫婦のツアーに行ってきました。

昨日の三原山は、暖かく気持ちの良い青空でした。

目の前に広がるのは、伊豆半島がぼんやりと霞んだ春らしい風景…

三原山に登った後も、同じように霞んだ状態が続きました。

冬のクリアな景色も綺麗ですが、こういう柔らかい水色も大好きです。

さらにお客様からは「あ、海が光っている!光る海が好きなんですよね〜!」という、まるでもう1人の私がいるかのような感想が…(笑)

「そうですよね〜!!!」と激しく同意したのは、言うまでもありません。

南の海に浮かぶ火山の島々が、白い雲の中に浮かんでいました。


そして房総半島は、海に溶けていました。

(写真ではわかりにくいのですが、房総半島の上に海と同じ色の雲が浮かび、さらにその上に白い雲が乗っていました)

太陽の影が、ちょうど良い具合に火口底の♡の形を整えてくれていたし、対岸には富士山!

超・爽快〜でした☺️

三原山斜面の草地には、アシタバがあちらこちらで若々しい葉を広げていました。

爽やかな緑を見ることができるのは、とても嬉しいです。

奥様は浅間山の近くで育った方で、噴火も体験されていました。

空から火山灰や穴の空いた小石が降ってきた時の様子を「これよりも少し小さな石が降ってきた」と教えてくれました。


そして旦那様は、この風景を見て…

「浅間山の鬼押し出し溶岩と違う!」とおっしゃっていました。

確かに、大島よりも粘りのある溶岩が壊れながら流れた“鬼押出し”と、火口から吹き上がった粘りの少ない溶岩が、溶岩流の上に降り積もってできたこの場所では、よ〜く見ると形が違っています。

でも「似ている」という感想は時々聞きますが、「違う」という感想はめったに聞きません。
お客様の火山に対しての鋭い観察眼に、嬉しくなった私でした☺️

裏砂漠では…

「楽しそうな写真が撮れた方が良いのではないですか?」と、ポーズをとってくれました。
(お気遣いありがとうございます☺️)

そして裏砂漠でのティータイムには…

「昨今、星空テラスが大人気。ここも“溶岩テラス”という名前で宣伝したら?」というアドバイスをいただきました!

なるほど〜!
「溶岩テラスでティータイム♡」って、かなり素敵かも!☺️☺️

…ということで、とても楽しい1日を過ごしたのでした。

そして2日目の今日は、三原山・裏砂漠以外のジオツアーに行ってきました。

椿のトンネルは、地面に落ちた椿の花で見頃を迎えていました。


あちらこちらで、オオシマザクラの花が華やかに咲き…


「春」を実感しました!


ところでお客様は、かなり時間をかけて、大島情報を調べたそうです。

「野田浜」に設置されているバディズベルとか…


牧場とか…


泉津切り通しなどは、すべてお客様からのリクエストで訪ねました。

そして私の知らないランチ情報もご存知で、逆に教えてもらいました(笑)

事前の情報収集のすごさに最初は驚いていたのですが、最近まで旅行社でお仕事をされていたと知り納得しました☺️

さらにお2人とも、ほぼ私と同じ年!
お1人は同級生でした!!

すっかり打ち解けて、最後は友人と別れる時のような気分に…(寂)

お客様との出会いと、かけがえのない2日間に感謝♡
ありがとうございました!

(かな)
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シノリガモ

2018年03月03日 | 
「波浮の港にいるよ!」との情報を得て、一昨日見に行きました。

うほー。正面顔。
かわいい女子です。
嵐を避けて避難してきたのでしょうか。

とにかく港内もものすごい風です。

バシャッ!

でももちろんへっちゃら~。



翌日(昨日)にはもう姿はなかったそうです。

がんま
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花粉と戯れて

2018年03月02日 | 植物
昨日の風はすごかったですね。
大島も春一番の風に洗われまくりました。

我が家はボロいけど、木々が守ってくれているので、
直接風はあまり当たりません。


改めてありがとうと思って近づいたら、
揺れまくるスギから花粉が出てくる瞬間が見れました!(撮れなかったけど)


スギとヒノキがお隣同士に立ってます。
ヒノキの花粉はもうちょっとあったかくなってから。


せっかくなので一枝もらって観察してみることに。


アップで撮るとこんな感じです。
きれいに並んでます!でもいまいちどこから花粉が出てきてるのかわからないなー


と思って一部分削ってみました。
この穴から出てるのかな?


花粉を最大限アップで撮ると、こんな感じ
こんな小さな粒々が、多くの人の春を憂鬱にさせてるとは!



庭にはオオバヤシャブシの雄花も落ちていました。
まだ若い感じ!風に耐え切れずに落ちたのかな。
まさに若草色に光っています!


アップで撮っても若い


こちらも持ち帰って家で観察。
あ、花粉が出てきた!


さっきとおんなじ倍率で撮ったのですが、
心なしか粒がスギ花粉より大きい感じがします。
肉眼で見てもそんな印象でした


あまりにキレイなので、窓際に飾っておきました。
そしたら翌日、つまり今朝。
なんだか昨日よりも熟しているのです。
花粉も昨日よりいっぱいでる。
本体から切り離されても後から熟成するなんてあるんでしょうか?!
あ、果実も追熟するから全然ありか
なんか、意地でも花粉を飛ばそうという意志を感じました
(あぁぁ引きの写真撮るの忘れた!)

アップで見ると、昨日とは明らかに違います


まだ花粉を飛ばしてなさそうなのと、飛ばし終わったのとの比較が見たくて、
分解してみました。


飛ばし終わったほうがくしゃくしゃでよくわからない


一粒、いやこれは二粒か、とって見るとこんな感じ
カリッとした触り心地です


若い方の花粉の房(やく)を一粒とって、
中身を出したらこんな感じ
さっきのは、これが水分が抜けて小さくなったのね、ということがわかりました。
しかしこんなに小さくなるとは!(さっきのと同じ倍率で撮りました)

(スギ花粉のほうも、穴と思ったけど、やくが開いて乾いた状態だったんだと思います)

北海道やヨーロッパでは、
オオバヤシャブシの近縁種のハンノキやシラカバが、
花粉症の原因として猛威を振るっているそうです。
調べたらオオバヤシャブシも花粉症のアレルゲンになるそう!

でも大島にこんなにオオバヤシャブシは多いのに、
ヤシャブシの花粉症の人なんて聞いたことありません。
というかあんまりひどい花粉症の人っていない気がします(そんなことない??)
空気がきれいなのと、大島の食べ物のおかげで腸内環境がいいからじゃないかな!

ともかく気候変動など色々あれど、こうして無事に季節は巡り、
春を感じられることが嬉しいです(あい)
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