閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

坂折棚田 (2)

2007-10-27 | 農村風景

棚田では大きな機械が使えないために農作業は殆ど人力に頼ることになり、労働力の高齢化もあって、最近ではどこの棚田も昔のまま維持していくことが非常に困難になってきているという。各地の棚田で休耕田が増えていくのは実に惜しいことであるが、残念ながら、日本の美しい景観が次第に姿を消していくのも、時代の流れで止むを得ない側面があるのかもしれない。しかし、何とか残していって欲しいものである。
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坂折棚田 (1)

2007-10-27 | 農村風景

趣きが花や虫から急に風景に跳んでしまったが、イナゴの写真の後なので、典型的な農村らしい風景として棚田の写真を載せておくことにする。「日本の棚田百選」に選ばれている岐阜県恵那市の坂折棚田である。田んぼの稲と畦の景観が、綺麗な模様のようになっているのが印象的であった。先月末の稲刈り前の風景である。
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イナゴ

2007-10-27 | 昆虫

田んぼの近くの山道で、愛嬌のある顔をしてこちらを見ていたので何気なく撮ったが、たぶんコバネイナゴだと思う。もしかしたら違うのかもしれないが、農薬の影響なのか、最近の水田にはイナゴがあまりいないと聞く。都会にいた人は知らないかもしれないが、終戦後の食料不足の頃には、田舎では貴重な蛋白源としてイナゴを佃煮にして食べた時代もあった。そんな昔の食糧難の頃を知っているのは、もう還暦をとっくに過ぎた人たちだけであろう。
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