真ん中より向こう側の細い蕊にしかピントが合っていないが、それでも近寄ってアップで撮ると花の状態がよく判る。蕊の形や並び方が、同じ仲間のシラヒゲソウとよく似ている。
余談ながら、こういう湿地では、木道が設置してあるにも拘わらず、対象となる花の周囲が踏み荒らされているのを時々見かける。近くに寄って見たい気持ちも判らない訳ではないが、マナーが守られないのは残念である。なお、これは狭い木道の上から手持ちで撮ったものなので、念のため。
もうそろそろウメバチソウやホソバリンドウが咲いている頃かと思い、名古屋市近郊の森林公園植物園の湿地に散歩を兼ねて出掛けてみた。このウメバチソウは、2週間前に載せた岐阜県のひるがの高原の湿地で咲いていたウメバチソウに比べて、花弁がやや小さく蕊も緑色が濃く少し違うように見える。咲き初めなのかとも思ったが、どの株も同じようだったので、どうもそうでもないようだ。平地の湿地で咲いているので、環境の違いによる個体変異なのかどうか判らないが、咲く場所によって花に多少の違いがあるのかもしれない。