nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

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説明から利用へ

2019-05-04 19:49:38 | Weblog



介護サービスの説明と利用では計画の通りの利用が行われないこともあるが、それはサービスの事業所だけに起因することはなく、介護支援専門員と利用者家族それとサービス関係者の3者がそれぞれ係る。

介護支援専門員が狙う効果を挙げるには介護に係る関係者が介護支援専門員の狙いを理解したか、サービス関係者は介護支援専門員のいうことをそそのまま受け取っても実際のサービスを提供する人にそのまま伝わり、介護等がその通りの形で行われるか、いくつもの段階をえて実施される。
この段階のどこかで行き違いが生じると当初の計画は崩れる。
介護支援専門員はこのような構図をもった計画であることを承知しておきたい。

介護支援専門員が作成し関係者の間の会議で合意したサービス計画は医師の処方箋と同じ意味をもつ。この計画に利用者の状態に対応した中身がなければ実施する理由はないので、まずは利用者の状態を正確に把握していることが前提になる。次にサービスの組み合わせと情報の均等化を図ってはじめて介護支援専門員の計画に関係者からの実施に向けた意見を聴取し、さらなる関係者の間の調整と協力を構築してから利用者へのサービス提供となる。

サービスの計画への利用者の理解が介護の提供の前提でもあり、利用者の選択を促す方法も工夫を凝らしたい。
多くの利用者は自分の状態は自分で承知していると思った方がいい。利用者が自分のことを決められないのは、こちら支援する側からの説明の仕方が利用者の状態にあってないことに起因する。今以上に利用者を信頼していい、こちらが信頼を寄せると利用者からも意向が沿ってくる。そのために介護支援専門員の思っている計画を医療者に決定してもらうために2つの案を示すのも方法だ。
プライドを持っている利用者なら介護支援専門員の提示した計画だか自分で決めたと満足、納得してもらえる。自分できめたことは押しつけられたという感じにならないから、利用者の積極的な姿勢が期待できる。
そうでない人でも同じだ。我々が持っている以上に利用者は自分のことはわかっているし、それを説明することでさらに自覚的に自分のことを知る。
介護の計画を実行するには利用者の意欲が欠かせない。
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