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右傾化への危惧を示した新聞のコメント

2012-12-31 21:39:55 | 経営
今日12月31日の日経朝刊のコラム「核心」の欄に論説委員長である芹川洋一氏が、今回の選挙結果を中村隆英著「昭和史」を引用して2大政党の政治にコメントしている。曰く「日本の社会が平面の上に乗っていて、そのなかで、左翼から右翼まで座標軸上に位置づけられているとしたとき、その平面自体が右方に地すべりを起こしたとしよう」「ある個人この平面の原点からの距離は不変であっても、平面が右方に動いたために右よりの考え方になじんでしまう結果になる」と、相対的に右傾化していく状況を危惧している。井上寿一氏の言葉を引用して過去に2代政党に失敗した姿から説明をしている。それは「第1は景気と雇用への判断だ。有権者は、32年が『犬養景気』、今回がデフレ脱却とインフレ目標を設定する『安倍リフレ』にかけた。満州事変も尖閣も対外危機に有権者はあまり反応していない」「第2は政党が当地党略で動き、有権者に二大政党制への懐疑の念が強まっていること。第3は格差社会の問題だ。今や一億総中流がくずれ、戦前と同じように格差が拡大している」と、その危険なことに警鐘している。芹川氏は最後に「2012年に平面が右に移動したとして、その中で国を立て直していくのが13年の最大の課題だ。1931年から聞こえてくる鐘の音にも思いをはせながら、今夜の除夜の鐘を聞こう」と締めている。
このコメントには聞くべきものがある。本年から来年が21世紀を安定的に進歩していく分岐点となることを示したこのコメントは心に留めたい。
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