要介護状態高齢者の終期での歯科診療は疼痛の除去とあると訪問歯科医学会での発言があり、さらに義歯は不要だと告げることもあるという。最後の歯科治療はケアがやりやすいようにするとも。そこで議論されるのは誰が最後と判定するのか、だ。
嚥下が難しいときに食事に工夫をする。それは細かく砕く、ペースト状にしたりとろみをつけたりと。ペースト状のものでも若干の固形物があるものとないものと解釈がことなる。これを分類しコード化すると解釈の違いがなく、病院、施設での伝達が容易になると、これも日本訪問歯科医学会での発表。
日本訪問歯科医学会で言われたことに、ミキサー食もとろみ食も口腔環境が良好でないと、それは丸飲み込食にすぎない、これから咀嚼に注目した歯科診療に、との指摘は感銘する。
咀嚼せずそのまま飲み込んだら食べる楽しみが欠落、状態悪化を誘引するかもしれない。
咀嚼せずそのまま飲み込んだら食べる楽しみが欠落、状態悪化を誘引するかもしれない。
日本訪問歯科医学会での発言で、名前で呼ぶとか、治療を嫌がったら無理に治療をしないといった発言から、歯科医師にとって訪問診療はまだ慣れていないような感じを受けた。介護支援専門員にとってこれらはすでに履行していること、こんなことを会話するから歯科医師と話ができると思う。
日本訪問歯科医学会のシンポジウム1では認知症患者への訪問診療がテーマだった。報告で参考になったのは診療を在宅完結にこだわらずいつでも外来に切り替えること、決まった方針にこだわらずに状態や本人の意向に応じて治療方針を変えることなど、居宅介護支援でも同じだという思いを強くした。
昨日行われた日本訪問歯科医学会に行ってきた。テーマは認知症と摂食嚥下障害を取り上げていた。時に認知症を患っている人への訪問歯科診療では本当に苦労している姿が報告された。同時に歯科医にとっても医科・介護の協力者のかかわりが求められる。
竜崎伸也と伊丹俊太郎のショートストーリー。収録されている「懲戒」では選挙違反もみ消しにかかわった刑事の処分で右往左往していることに「捜査をすることだ。(略)警察なんだから、まずそれが先決だろう。捜査員の処分など、二の次だ」居宅介護支援でも悩んだら本分を貫くことで悩みは解消する。
住宅改修の事業者を登録制にしようとする保険者があるが、介護保険上の規制や手続き履行に先立ち、建築業として求められている、建築労災に加入、一括丸投げの禁止そして産業廃棄物の適切な処理を最低の条件にしたい。
在宅での介護支援で居宅介護支援事業所は100%に近く制度として位置づけられるが、住宅改修の利用は必ずしも利用されない。住宅改修の中身の理解と同時に住宅改修は居宅介護支援事業と収支構造が違うことをお互いに理解したい。
運営基準などで守られている介護事業に対して基準がない住宅改修、そのため売上の構造が違うことを論じるかと思いきや、介護保険の住宅改修申請の話をテーマとした会合で、いまこの議論をする住宅改修をどう付き合うか、と思う。
「超高齢社会における住まいのあり方」シンポジウム
「超高齢社会における住まいのあり方」シンポジウム