浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

当然の対応

2011-07-26 20:24:33 | 日記
  新潟県知事が、新潟県内にある原発の再稼働はありえないと言っているという。これはNHKの報道だが、当然の対応だ。放射能汚染が全国に拡大している中、福島原発事故の原因がほとんどわからない(東電などは想定を越えた津波が襲ったから、で済まそうとしているようだが、実際は大地震により配管などが破断した可能性が強いという指摘もある)状態で稼働させるなんてありえない。当然即現在稼働している原発を停止すべきである。


新潟知事“原発再稼働は困難”

7月26日 16時41分
新潟県の泉田裕彦知事は、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の定期検査中の原発の運転再開について、政府が実施する方針の「ストレステスト」と呼ばれる追加的な安全確認を行っても、福島第一原子力発電所の事故原因が解明されないかぎり再開は難しいという考えを示しました。

これは26日、新潟県の泉田知事が全国知事会を代表して海江田経済産業大臣を訪れたあと、記者団に対して述べたものです。この中で泉田知事は、政府が実施する方針のストレステストについて、「福島第一原発の事故を考慮に入れず、既存の知識の範囲内でテストを行っても意味がない」と述べました。そのうえで泉田知事は「やらないよりやったほうがいいという程度で、原発の事故の検証なしに運転を再開することはありえない」と述べ、定期検査中の原発の再稼働にあたっては、ストレステストでは不十分で、福島第一原発の事故の検証が欠かせないという認識を示しました。一方、泉田知事は、全国知事会を代表して海江田大臣に対して▽福島第一原発の事故を早期に収束させることや、▽事故に関する情報開示を徹底し、的確に説明することなどを要望しました。
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瀬戸内寂聴『寂聴古寺巡礼』(平凡社)

2011-07-26 14:48:55 | 日記
 午後になって雨が強くなった。窓を雨が打つ。図書館に本を返しにいこうと思っていたが、しばし雨が小降りになるまで待とうと思う。

 その間に、この『寂聴古寺巡礼』を読んだ。1994年刊行で、今は新潮文庫に入っているようだ。


 ここに紹介されているのは、京都、奈良、近江にある古寺で、行ったことがあるところがほとんどである。だから読んでいて、その寺の雰囲気が思いだされるのだ。

 京都や奈良の寺はいつも混んでいるが、石山寺を除いて近江の寺は参詣人をみることは少ない。人混みの中に古寺を訪ねることは好きではない。だから近江に行く。

 私は三井寺や延暦寺など近江の古寺が好きである。寂聴さんも近江の古寺を訪れている。寂聴さんのこの本は学ぶところが多い。

 古寺やそこにおさめられている仏像などの描写もさることながら、その寺院にまつわる歴史や文学に対する深い造詣をもった記述に感服する。

 熾烈な人生を生きてきた寂聴さんならではの見方と、それらの知識とが織り込まれ、今一度巡礼に向かいたくなる。

 この本を読むと、五木寛之の『古寺巡礼』はいけない。一冊だけ購入したが、古寺を訪問してそこで感じたことだけを書く。その記述は、寂聴さんのように歴史や古典文学についての知識を持たないで書いているので、きわめて表面的なのだ。

 京都や奈良、近江の古寺を訪ねる時、事前・事後にこの本を読むとよい。

 雨音がしなくなった。今から図書館に行こう。
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