浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

核のゴミをモンゴルに?

2011-07-01 20:40:44 | 日記
 原子力発電により大量の核廃棄物がだされる。日本は今もってその廃棄物の処理方法が定まらない。原子力発電所にどんどん廃棄物が堆積していく。それも、きわめて長期間管理し続けなければならない。

 そこで日本の原発メーカー東芝は、その厄介な使用済み核燃料をモンゴルに押しつけようとしているそうだ。こういう反倫理的な施策をしてよいものだろうか。この施策に正義はあるのだろうか。
 


モンゴルに国際的核処分場建設を 東芝が米高官に書簡

2011年7月1日

 米原子力大手ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)を子会社に持つ東芝の佐々木則夫社長が5月中旬、米政府高官に書簡を送り、使用済み核燃料などの国際的な貯蔵・処分場をモンゴルに建設する計画を盛り込んだ新構想を推進するよう要請、水面下で対米工作を進めていることが1日、分かった。

 モンゴルでの核処分場計画は、新興国への原発輸出をにらみ、モンゴルで加工したウラン燃料の供給と使用後の処理を担う「包括的燃料サービス(CFS)」構想の一環。米国とモンゴルが主導し、日本にも参加を呼び掛けた。経済産業省が後押ししてきたが、外務省が慎重姿勢を示すなど政府内に異論もある。


http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011070101000922.html
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親和性

2011-07-01 20:25:42 | 日記
 日本人は、一つの方向が示されると、その方向に猫も杓子も進んでいくという国民性がある。

 今日、電気屋を二軒回った。我が家のエアコンが数年前から故障していて、今まではあまり家にいなかったから必要なかったのだが、最近は家で読書などをしている時間が増えたことから、買い換えのために行ったのだが、そこで驚いたことがある。

 両店とも扇風機がないのである。もとより扇風機を買うつもりはないからどうでもよいのだが(もともと私はエアコンではなく、扇風機で涼をとる派である)、しかし昨年までたくさんの扇風機が並んでいたのに。だいたい国内の大メーカーは扇風機があまり売れなくなったので製造していない。いま製造しているのは東芝、三菱、サンヨーくらいか。あとは中国製などである。

 昨年購入したのは東芝である。中国製の扇風機は、「弱」にしても弱い風がこないので、国内メーカーにした。しかし昨年は電気屋さんに大量にあった。

 節電で扇風機を!というひとつの風が生み出されると、日本全国一斉に同じように扇風機を購入し始める。これっておかしい。

 やはり日本人は「みんな一緒」が好きなのだ。振り返ってみれば、高校生などの制服も、スカートが長くなれば一斉に長くなり、短くなれば一斉に短くなる。似合う似合わないは問わず、皆同じ方向を向く。

 ここに親和性と書いたのは、何と親和性なのかというとファシズムとである。ファシズムの語源は、「束」だそうだ。日本国民、顔や性格は異なるが、一定の方向に集団で走り出すという習性があるようだ。

 





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