浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

ブラック企業 日本郵便

2013-11-18 23:08:57 | 日記
 『朝日新聞』11月17日の記事に、「年賀はがき「自爆営業」 局員、ノルマ1万枚さばけず」があった。

 http://www.asahi.com/articles/TKY201311160403.html?ref=com_rnavi_arank

 このノルマは、毎年のことだ。

 昨年も書いたが、こんなバカな話しはない。年賀はがきは買う人は買う。郵便局員にノルマを課さなくても、販売総数はあまり変わらないだろう。

 結局、人々は、郵便局員の犠牲のもとに、金券ショップで少し安い年賀状を買うことができるということになる。ただそれだけだ。

 日本郵便の幹部はアホだ。同社の社員を苛めているのである。

 日本郵便も、立派なブラック企業である。
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理念なき市政

2013-11-18 20:10:09 | 日記
 今日ボクは、午前11時頃から午後7時頃まで浜松市役所にいた。市政について、担当者から話を聞くためだ。

 市の担当者と話していて思うことは、まず役人には二つのタイプがあるということを感じる。一つは、与えられた仕事を、余分なことをせずにとにかくこなしていくタイプ、上からの指示にロボットのように従っていても平気でいられる人。もう一つは、どんな仕事であっても、そこに自分自身の創意を組み込もうとするタイプ。どちらが多いかというと、もちろん前者。

 出世する役人にも二つのタイプがある。一つは能力はないけれども、何らかの人的つながりで役職に就くタイプ。こういうタイプは、いろいろ問いかけても、正確に対応した回答がかえってこない。要するに説明ができない。ある課から3人が説明にきたが、もっともよく説明できた人が役職ではもっとも下のランクで、説明できずにメモばかりとっていた人が課長であった。
 もうひとつのタイプは、明確に能力がある人。資料はすぐ出るし、説明もクリア。
 浜松市の管理職は、半々というところか。

 いずれにしても、今の浜松市政には、理念がない。それはなぜかというと、首長が理念を持っていないからだ。浜松市の首長は、某社の会長兼社長が推薦する者が就任する。市政の中身は、彼と彼を取り巻く人々が決定する。首長は、ただそれを実施していくだけ。

 理念なき行政に、理念を訴える。もちろん理念だけではなく、それに基づいて、具体的な政策を提示するのだ。

 そのために、ボクは昨日まで、地方自治に関する文章を書いていた。

 そういえば、『朝日新聞』の10月31日の夕刊(全国版)に、浜松・中田島海岸(県は篠原海岸と呼んでいる)の海岸浸食の記事が載った。これに関する新聞記事は、はじめてだ。メディアは、なかなかこの問題に関心を示さなかったのだが、やっと関心をもつ記者が現れたのである。
 ところが、この記事について、最近ある市議会議員が担当課に話したら、その記事を知らなかったという。浜松市には広報広聴課がある。この課は、浜松市に関する記事を当然集めているはずだ。しかし担当課の誰もこの記事を読まず、広報広聴課などからも連絡がなかったようなのだ。

 今、広報広聴課は、ゆるキャラの「家康くん」の売り込みに、市長の意向を受け、全力を傾けている。だからかもしれない。海岸浸食よりも、天然記念物のウミガメよりも、「家康くん」。それが、浜松市政なのだ。 

 
 
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