11月6日、ボクが担当する歴史講座の最後の日。毎週連続10回の講座は、とてもたいへんだった。浜松市東区の歴史を10回話すためには、途轍もないほどの準備が必要だ。今までに研究したことがあるならラクであるが、そうではないのでタダでさえ大変だし、さらに毎週であるから一週間で準備しなければならない。しかし、ボクなりに誠実に取り組んだ。
最後は、「東区と戦争」である。
まず東区が刊行した『東方見聞録』で、戦争に関わりある記述を指摘する。
次に、東区内にある戦争に関わる石碑(慰霊碑、忠魂碑など)の所在と内容をすべて示し、近代日本がいかに多くの戦争をしてきたかを明らかにする。
そしてそのなかのひとつの慰霊碑をとりあげる。その慰霊碑には、一つの町の戦没者の氏名、年月日、場所が明記されている。それをとりあげながら、日中戦争からアジア太平洋戦争における戦いの軌跡を話す。そして戦死の状態から判明する事実、たとえば1944年から戦死者が急激に増えることなどを話す。
次に、東区の区域は三方原台地の東縁も入っている。そこにはたくさんの古墳があるが、その古墳の発掘調査の際、本土決戦のためにこの地方に配置された護古部隊の陣地跡があることが判明している。調査報告書には、そうした戦時下の戦争遺跡の調査結果も記されているので、それを話す。
そして浜松市が発行している『浜松市戦災史資料』には、空襲の日時、被害状況などの一覧表が掲載されているが、その東区の部分を一覧表にする。そしてそのなかで、パンプキン爆弾という原爆の模擬爆弾が、将監町に投下されていた話しをする。
『浜松市戦災史資料』の三には、1943年8月の年齢別、男女別の人口統計がある。そのうち、東区内の二つの町の統計を示し、いかに壮年期の男性が少ないか、同時に子どもの数が多い(「産めよ、殖やせよ」政策)ことを指摘する。
最後に、日本が起こした戦争というものが、いかに無謀であり、また無意味であるか。さらに兵士は自ら上官を選べない、その結果拙劣な作戦でどれほどの無駄な命を落とさざるをえなかったのかを話す。
そのレジメはほぼ完成した。あとはプレゼンテーションのスライドをつくるだけである。今回は、早々と準備が整うことになる。
戦争史は、今まで、ボクが引き受けた自治体史で何度も書いてきている。だから材料があれば、戦争の歴史的展開にそれらを位置づければよい。
解放の日は近い。
次は、憲法問題、TPP問題のレジメをつくらなければならない。とにかく勉強、勉強である。
「偽装」は、食べ物だけではない。あらゆることが「偽装」されて、ボクらの前に出されてくる。「偽装」を見破る力をつけなければならないのである。
最後は、「東区と戦争」である。
まず東区が刊行した『東方見聞録』で、戦争に関わりある記述を指摘する。
次に、東区内にある戦争に関わる石碑(慰霊碑、忠魂碑など)の所在と内容をすべて示し、近代日本がいかに多くの戦争をしてきたかを明らかにする。
そしてそのなかのひとつの慰霊碑をとりあげる。その慰霊碑には、一つの町の戦没者の氏名、年月日、場所が明記されている。それをとりあげながら、日中戦争からアジア太平洋戦争における戦いの軌跡を話す。そして戦死の状態から判明する事実、たとえば1944年から戦死者が急激に増えることなどを話す。
次に、東区の区域は三方原台地の東縁も入っている。そこにはたくさんの古墳があるが、その古墳の発掘調査の際、本土決戦のためにこの地方に配置された護古部隊の陣地跡があることが判明している。調査報告書には、そうした戦時下の戦争遺跡の調査結果も記されているので、それを話す。
そして浜松市が発行している『浜松市戦災史資料』には、空襲の日時、被害状況などの一覧表が掲載されているが、その東区の部分を一覧表にする。そしてそのなかで、パンプキン爆弾という原爆の模擬爆弾が、将監町に投下されていた話しをする。
『浜松市戦災史資料』の三には、1943年8月の年齢別、男女別の人口統計がある。そのうち、東区内の二つの町の統計を示し、いかに壮年期の男性が少ないか、同時に子どもの数が多い(「産めよ、殖やせよ」政策)ことを指摘する。
最後に、日本が起こした戦争というものが、いかに無謀であり、また無意味であるか。さらに兵士は自ら上官を選べない、その結果拙劣な作戦でどれほどの無駄な命を落とさざるをえなかったのかを話す。
そのレジメはほぼ完成した。あとはプレゼンテーションのスライドをつくるだけである。今回は、早々と準備が整うことになる。
戦争史は、今まで、ボクが引き受けた自治体史で何度も書いてきている。だから材料があれば、戦争の歴史的展開にそれらを位置づければよい。
解放の日は近い。
次は、憲法問題、TPP問題のレジメをつくらなければならない。とにかく勉強、勉強である。
「偽装」は、食べ物だけではない。あらゆることが「偽装」されて、ボクらの前に出されてくる。「偽装」を見破る力をつけなければならないのである。