この暑さのなか、農作業の時間と昼寝の時間を除き、本を読んでいる。
図書館で借りてきたこの本、読み始めてあまりの衝撃に、これは買わなければならないと思い始めた。『いかにして民主主義は失われていくのか』という本だ。読みながら、私は、こう本の表題を書き直した。「私たちは今、新しい世界を生きている」と。
その世界では、今までの人類が営々と築き上げてきた理性の蓄積を、こともなげに抛擲し、まったく新しい思考方法により、その理性ではなく、新たな「理性」により社会や政治が編成されていくのである。したがって、「今までの」歴史とは、断絶するしかない。
新しい思考方法とは、いうまでもなく新自由主義である。ある意味での経済至上(市場でもよい!)主義が、すべての分野をおおいつくすのだ。
読み進めていて、今、民主主義や権利を拡充しようという政治勢力は、新しい世界を生きる人々=「人的資本」に対してどのようなメッセージを発するかを考えていかなければならないのではないかと思った。
この本の副題は、「新自由主義の見えざる攻撃」である。その「攻撃」にどう対峙していくかを考える人は、読むべきだ。
但しこの本、出版社はみすず書房。以前から、よい本を高い価格で販売している書店である。いわば少数の読書家に、「どうです、高い本ですが、これを読まないとまずいんではないですか」と、ある意味脅迫的に迫ってくる。読書家は、やむをえず多額の金を払って手に入れる。
4200円+悪税。嗚呼・・・・・・!
図書館で借りてきたこの本、読み始めてあまりの衝撃に、これは買わなければならないと思い始めた。『いかにして民主主義は失われていくのか』という本だ。読みながら、私は、こう本の表題を書き直した。「私たちは今、新しい世界を生きている」と。
その世界では、今までの人類が営々と築き上げてきた理性の蓄積を、こともなげに抛擲し、まったく新しい思考方法により、その理性ではなく、新たな「理性」により社会や政治が編成されていくのである。したがって、「今までの」歴史とは、断絶するしかない。
新しい思考方法とは、いうまでもなく新自由主義である。ある意味での経済至上(市場でもよい!)主義が、すべての分野をおおいつくすのだ。
読み進めていて、今、民主主義や権利を拡充しようという政治勢力は、新しい世界を生きる人々=「人的資本」に対してどのようなメッセージを発するかを考えていかなければならないのではないかと思った。
この本の副題は、「新自由主義の見えざる攻撃」である。その「攻撃」にどう対峙していくかを考える人は、読むべきだ。
但しこの本、出版社はみすず書房。以前から、よい本を高い価格で販売している書店である。いわば少数の読書家に、「どうです、高い本ですが、これを読まないとまずいんではないですか」と、ある意味脅迫的に迫ってくる。読書家は、やむをえず多額の金を払って手に入れる。
4200円+悪税。嗚呼・・・・・・!