浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

冊子

2017-10-02 21:50:45 | その他
 以前から、地域の歴史に関する冊子を発行したいので見て欲しいといわれていた。今日午後、その郷土史家の家を訪問した。

 彼は地域で歴史を学ぶ会を主宰している人。専門的に歴史を学んだわけではない。最初はみずからのルーツを調べ始め、それから天竜川の河川敷にあった今はなき村の歴史を調べていた。以前はそれを冊子にしたいと語っていたが、今日は賀茂真淵と交流があった地域の国学者が詠んだ和歌を小冊子として刊行したいという。

 関心を持つ領域がどんどん広がっている。学問というものは、そういうものだ。いろいろ調べていると、今度はこれ、次はそれ・・・というように関心が広がっていく。

 若いうちから、こういうことをしていけば、日本の学問水準があがるだろう。しかし残念ながら年齢を重ねないと、そういう関心が湧いてこないというのが、日本の特徴だ。

 冊子は、私が生きた証としてつくりたい、と言っていた。まだまだそういうことを考える年齢ではないのにと思いながら、話を聞いた。

 帰ろうとしたら雨が降ってきた。

 しばらく畑に行っていないので行きたかったのに、と思いながら帰宅。それでもと思いながらカッパを着て畑に。ナスを収穫して終わり。

 夜になって、雨がひどくなっている。
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「説得せよ、さもなくば破滅あるのみ」

2017-10-02 21:29:21 | その他
 毎日がとても忙しい。昨日まで、ずっと静岡や富士に行っていた。ということは畑にも行っていないし、読みたい本も読んでいないということだ。

 こうなると欲求不満となる。

 今日家で一本書き上げたので、机の上にあった岩波文庫の『クリオの顔』をぱらぱらと読んでみた。ずっと前に読んだ本で、少し前に書庫の中で見つけたので持ってきていたものだ。

 書いた人は、E・H・ノーマンという人。歴史家で、また外交官でもある。1957年に自殺した。この『クリオの顔』と題する歴史随想集には、歴史を学ぶ者の心得みたいなものが書かれている。

 なるほど、と思われることばがたくさんあって、この本にはいっぱい赤線が引かれている。私は何度も読んでいる。そのひとつが、表題の「説得せよ、さもなくば破滅あるのみ」である。これは「説得か暴力か」と題した文のなかに記されていた。

 これもそのひとつ。

 自由の歴史がたどる道はけっしてまっすぐな一本道ではなく、むしろ曲がりくねった道であって、ときには袋小路にはいりこみ、そこからまた苦しい廻り道しなければならないのであります。

 現実のなかに希望がなくなったとき、こうした古典を読むと、栄養になることばがたくさんあることを発見する。

 袋小路や苦しい廻り道にあるからこそ、説得することが必要なのだ。
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立憲民主党結成か

2017-10-02 12:13:48 | その他
 民進党のリベラル勢力が、政党を結成するとのこと。これは当然のこと。時間がないので、早く態勢をととのえ、選挙戦の準備を行うことが大切だ。

 http://buzzap.jp/news/20171002-constitutional-democratic-party/
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「希望の党」から「失望の党」へ

2017-10-02 07:00:52 | その他
 今日の『中日新聞』に「希望の党、200人規模擁立へ 民進リベラル系は新党検討」という記事がある。その一部。

新党「希望の党」(代表・小池百合子東京都知事)は、衆院選(10日公示―22日投開票)に200人規模の公認候補を擁立する方向で調整に入った。半数以上は民進党出身者が占めるとみられる。

 民進党には、みずからの政治意思をもたず、ただ議員になりたいだけのひとが多かったかということなのだろう。そういう議員は、当選し議員であり続けるために、政党政派を渡り歩く。

 すでに「希望の党」が「維新」と組んだり、実質小池の独裁政党であることが判明したりして、少し陰りが見えてきている。「都民ファ〇スト」も烏合の衆であってそれぞれがどういう政治意思をもっているかわからない寄せ集めで、「議員にでもなってみるか」という方々が、一時的な「小池旋風」によって都議会への吸収されていったが、彼らはいずれバラバラになっていくだろう。

 「希望の党」も同じ。選挙に勝利するために集まった政治意思のない方々、彼らの本性は所詮「流れ者」。「希望の党」は一時的な旋風に過ぎない。きっと失速して「失望の党」になる。

 腰を落ち着けて、みずからの政治意思を確固として保持していけば、国民は必ず振り向くだろう。手をつなぐリベラル勢力の方にこそ、未来はある。
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リベラル勢力の結集へ

2017-10-02 06:53:45 | その他
 民進党内には、前原、細野など、民進党ではなく、極右政党や自民党に属していてもおかしくない輩が多かった。そうした輩が極右政党「希望の党」に合流し、これまた極右政党たる「維新」とも協力するという。

 そして民進党内のリベラル勢力は、民進党の粛清クーデターによって排除されたが、しかし排除されても、リベラルという政治理念は消えない。そのリベラル勢力が新党を結成するという。これで、民進党は分裂し、ある意味で選挙目当てに混じり合っていた者たちが、それぞれに別れていく。いいんじゃないか。粛清クーデターで排除されたメンバーも坐視するのではなく、闘い始めたと言うことだ。

 『毎日新聞』記事。

枝野氏ら新党結成へ 党名「民主党」を検討
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