「ジョセフ・コーネル ウィーンパンの店」 東京国立近代美術館所蔵作品展

東京国立近代美術館千代田区北の丸公園3-1
「ジョセフ・コーネル ウィーンパンの店」
4/20~8/8

東京国立近代美術館の所蔵作品展でコーネルの小箱、「ウィーンパンの店」を見てきました。


コーネル、ジョゼフ「ウィーンパンの店」(1950年/紙、塗料、木、ガラス)

意外な場所で思わぬ作品に出会えるのも常設展示の醍醐味かもしれません。建築展を見終え、何気なく常設へ廻ると、まさかコーネルに出くわすとは夢にも思いませんでした。なお小箱はコーネルが「星への旅を夢想して」(東近美HPより印象)作られたと考えられているため、最近では同じく常設展内ギャラリー4の「天空の美術」に出たこともあったそうです。



中に例えばボールなどの立体があるわけではなく、いわゆる紙のコラージュの部類に入る作品のようですが、その切り取られた猫の表情が何とも可愛らしく思えました。一体、コーネルはここにどのような星空への旅を想っていたのでしょうか。

なお国内にある国立美術館(4館)ではこの作品を含め、計3点のコーネルの小箱を所蔵しているそうです。そちらも見る機会があればと思いました。

コーネル、ジョゼフ 「カシオペア#1」  国立国際美術館
コーネル、ジョゼフ 「無題(北ホテル)」 国立国際美術館

なおコーネルと言えば忘れてならないのが、現在、川村記念美術館で開催中(~7/19)の「ジョセフ・コーネル×高橋睦郎」です。



展示の様子は拙ブログでもまとめてあります。宜しければご参照下さい。

「ジョゼフ・コーネル×高橋睦郎 箱宇宙を讃えて」 川村記念美術館


(川村記念美術館での展示風景。撮影は許可をいただいています。)

また川村コーネル展が5月16日の日曜美術館(アートシーン)で紹介されます。お見逃しなきようご注意下さい。

東京国立近代美術館所蔵作品展、コーネルの「ウィーンパンの店」は8月8日まで展示されています。
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